先月は「水溶性ビタミン」をご紹介しましたが、今月は「脂溶性ビタミン」について ご紹介していきます!!脂溶性ビタミンは、ビタミン A・K・D・E の4種類があります。 特徴その①⇒油になじむ!! 脂溶性ビタミンは、油になじむ性質があります。体内では油の中に溶け て存在しており、油を使って調理すると吸収力がアップします。水に溶け ないので、水洗いしても流れ出る心配はありません。 特徴その②⇒熱に強い!! ビタミンは熱にそれほど強くないのですが、それでも脂溶性ビタミンは熱による損 失が少ないのが特徴です。 特徴その③⇒体内に貯蔵される!!過剰症に注意!! 水溶性ビタミンは摂りすぎても排泄されます。しかし、脂溶性ビタ ミンは摂取後体内に貯蔵されるため、過剰症になる場合がありま す。過剰症になると、貯蔵できなくなったビタミンが必要としない器 官に流れ出し、体に不調を及ぼします。(中には、過剰症が起こ りにくい物もあります。) ビタミン A (レバー・うなぎ・緑黄 色野菜・バター・卵等) ビタミン D (魚介類・卵類・ きのこ類) ビタミン E (ナッツ類・魚介類・ アボカド) ビタミン K (納豆・小松菜・ほうれん草・ 緑黄色野菜) 働き:皮膚や粘膜の健康維持・視機能の改善・動脈硬化予防 欠乏症:視機能低下・夜盲症・免疫力低下・成長障害 過剰症:肝臓肥大・頭痛・吐き気・皮膚の角質化・疲労感 働き:歯や骨を丈夫にする・免疫力向上・糖尿病予防 欠乏症:骨粗鬆症・骨軟化症・くる病・動脈硬化 過剰症:高カルシム血症・倦怠感・食欲不振・下痢・臓器障害 働き:老化を防ぐ・生活習慣病の予防や改善・血流改善 欠乏症:溶血性貧血・皮膚抵抗力低下・神経障害・不妊や流産 過剰症:軽度の肝障害・下痢・吐き気・筋力低下 働き:骨の健康を保つ効果・血液の凝固、止血作用 欠乏症: 怪我や内出血時に血液凝固しにくくなる・骨が脆くなる (※腸内細菌から作られる為、臓器障害でない限り欠乏しない) 過剰症:症状の研究報告がなく、過剰症は起こりにくい。 出典・参考資料:江崎グリコ(Web ページ) ・栄養管理.com(Web ページ) ・ビタミネ(Web ページ)
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