iPS 細胞の開発・製造の のリーディン ングカンパニー CDI 社 米国国 国立眼科研 研究所と加 加齢黄斑変 変性の治療に関する共 共同研究開 開発契約を を締結 ― iPS 細胞 胞由来の網膜 膜色素上皮 皮細胞の開発 発・提供 ― 2016 6 年 6 月 23 日 セ セルラー・ダイナ ナミクス・インタ ターナショナル ル 富士フイル ルム株式会社((社長:助野 健児)の子会社 健 社で、iPS 細胞 胞の開発・製造 造のリーディン ングカンパニーである米国 国 C Cellular Dynam mics International, Inc.(セルラ ラー・ダイナミクス・インター ーナショナル、以 以下 CDI 社)は は、このたび、米国国立眼科 科 ※11 ※2 研 研究所(Nationa al Eye Institutee、以下 NEI) と、他家 iPS 細胞由来の網 網膜色素上皮細 細胞 を用いた た加齢黄斑変 変性の治療に関 関 す する共同研究 開発契約を締 締結しました。 た契約に基づ づき、CDI 社は、 、免疫拒絶を起 起こしにくい HLA H タイプ※3 の他家 の iPS 細胞 胞由来の網膜 膜色素上皮細胞 胞 今回締結した と と、細胞の培養 養・冷凍保存用 用培地の開発・・提供を行いま ます。 変性は、加齢に に伴って、目の の網膜の中心部 部分の黄斑部にある網膜色 色素上皮細胞が が死亡・減少す する疾患で、視 視 加齢黄斑変 力 力が低下し、進 進行すると失明 明に至ります。患者は世界で で約3 千万人と と推定され、完 完治する治療法 法が確立されて ておらずアンメ メ ッ ットメディカルニ ニーズが高い い疾患です。 同研究開発契約 約は、さらなる治 治療の普及を を見据えた、他 他家 iPS 細胞由 由来の網膜色 色素上皮細胞を を用いた治療に に 今回の共同 関 関するものです す。 <今回の共 共同研究開発契 契約の概要> ※4 ・CDI 社は は、GMP に準 準拠して製造さ された、免疫拒 拒絶を起こしに にくい HLA タイ イプ(最大 5 種類 類)の他家 iPS 細胞由来網膜 膜 色素上皮 皮細胞と、細胞 胞の培養・冷凍保 保存用培地の の開発・提供を行 行います。 ・CDI 社は は、他家 iPS 細胞由来網膜色 細 色素上皮細胞 胞を提供します す。また、富士フ フイルムが写真 真フィルムの研 研究開発・製造 造 などで培 培ってきた技術 術やノウハウを を応用して開発 発した、生体適合 合性に優れさまざまな形状 状に加工できる細胞外マトリッ ッ ※ ※5 クス「リコ コンビナントペプ プチド(RCP)」 も提供します す。 ・NEI は、CDI 社から提 提供を受けた、細胞、培地と細 細胞外マトリッ ックスを用いて て、移植用の組 組織培養を行う うとともに、培養 養 冷凍保存試験と と動物モデルで での有効性試 試験を行います す。 組織の冷 ・CDI 社と と NEI は、細胞 胞移植の効率向 向上に寄与す する「RCP」を他家 iPS 細胞由 由来の網膜色素 素上皮細胞と共 共に移植し、移 移 植した細 細胞への血管新 新生による有効 効性と安全性も も確認していき きます。 尚、CDI 社は は、これまでに に NEI と共同で で進めてきた自 自家 iPS 細胞由 由来の網膜色素 素上皮細胞の の開発に関して て、2017 年 1 月 よ より、NEI が、C CDI 社が提供する細胞を用 用いて臨床試験 験を開始する計 計画です。 CDI 社は、医 医薬品の新薬開 開発における創薬スクリーニ ニングや毒性 性試験に用いる る創薬支援用の の iPS 細胞など どを、世界中の の 多くの大手製薬 多 薬企業や先端 端研究機関など どに対して供給 給してきました た。現在、治療用 用細胞の開発 発を加速させて ており、2016 年 末 末までに、免疫 疫拒絶を起こし しにくい 12 種類 類※6 の HLA タイプの タ iPS 細胞バンクを樹 細 樹立する計画で です。さらに、こ これまでに培っ っ た たiPS細胞に関 関する知見・ノ ノウハウを活か かして、加齢黄 黄斑変性、パー ーキンソン病、心 心疾患などの領域での細胞 胞治療への取り り 組 組みを進めて ています。今後 後も、アカデミア アや研究機関な などとも連携し した研究開発を を行い、さらな なる事業拡大を を図っていきま ま す す。 ※1 米国の保健福 ※ 福祉省公衆衛生 生局に所属する、医 医学研究の拠点 点機関である国立 立衛生研究所(Nattional Institutes o of Health)の下部 部組織。 ※ 網膜の外側 ※2 側の細胞で、細胞内に入る余分な光を吸収し、散乱 乱を防ぐ機能など どを持つ。 ※3 HLA(Human Leukocyte Antigen=ヒト白血球抗原)は、ほぼすべての細胞と体液に分布していて、組織適合性抗原(ヒトの免疫に関わる重要な 分子)として働いている。造血幹細胞移植や臓器移植では、自分のHLAのタイプに合わないものはすべて異物と認識して攻撃を始めてしまう ため、免疫拒絶反応を抑制する必要から HLA の適合性が重要視される。 ※4 Good Manufacturing Practice。品質の良い医薬品、医療用具などを供給するための製造管理および品質管理を定めたもの。※5 ヒトⅠ型コラ ーゲンをモデルとし、遺伝子工学技術を用いて酵母細胞に産生させた、動物由来成分を含まない人工タンパク質。マウスモデルの実験で、 生体移植後に血管の新生・導入を顕著に向上させること、移植した細胞の生存率を大幅に高めることが確認されています。 ※6 NEI との共同研究開発で用いる 5 種類に 7 種類を追加。米国人口の 50%をカバーできる。 【報道関係】 【その他】 本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。 コーポレートコミュニケーション部 TEL 03-6271-2000 再生医療事業推進室 TEL 03-6271-3030
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