基 礎 を 大 切 に 、収 量 増 や 省 力 化 に 取 り 組 む 。 そ し て 元 料 理

●石川さんは知人と協力し、
とら豆のPR動画を制作。父清孝さん・母ツヤ子さん
との作業風景や、
とら豆料理のほか、妻ひとみさんと3人のお子さんも出演し
とら豆の魅力を伝えました。
この動画は国際マメ年ホームページの動画コー
ナー
(http://www.iyp2016.org/resources/videos)
に掲載されました。
学んだ後 、旭 川のフレンチレスト
の道へ進みました﹂。専門 学 校で
たかったので、両 親に頼んで料 理
ばつの年に、
とら豆が発芽不良で
を重 視し行っています 。
﹁以前 干
か ら 続 けて き た 基 本 的 な 技 術
トコーンの4年輪作を、祖父の代
さん
おさむ
基 礎 を 大 切に、収 量 増 や 省 力 化に取り 組 む 。
そ し て 元 料 理 人 の視 点 も 生 か し 、
農 産 物の新 た な 魅 力 を 伝 え る 。
いし か わ
ランで2年 働 き 、厨 房 も 任 され
半 分 廃 耕 することになり 、悔し
石川 修
2016年は国際マメ年。豆類
ました。
です 。とら豆は食 味の良い高 級
に励む人がいました。石川修さん
で、
生産のかたわら豆のPR活動
とら豆を特産とする訓子府町
識や、段 取 り をいかに良 く する
仕 事 を 見て 自 分 か ら 覚 え る 意
厳しい職人の世界でしたが、
人の
えていき ま す 。
﹁ 料 理の仕 事 は
り、両 親の下 で 一から農 業 を 覚
その一方で、
高品質・高収量を
営農してきました。
失 敗 を 糧に作 物 観 察 を 大 切に
種深度に気を付けています﹂と、
土壌 水 分や天候 を 十 分 鑑み、播
職人の世界で得た心得は
農業にも生きている。
の消 費 拡 大 を 図 り、世 界 各 地で
豆ですが、支 柱が必 要など栽 培
かという 大 切さを理 解できたの
くて 涙 が 出 ま した 。そ れ 以 来 、
その後
には手がかかります。また、
煮豆
が農 業でも 役に立 ち ました﹂と
歳の 時 に 地 元 に 帰
イベントが開催されます。
以 外 の 調 理 法 が 知 ら れて お ら
振り 返 り ます 。
とら豆で
農林水産大臣賞を受賞。
ず、
知名度が今ひとつ⋮そんなと
ら豆の現 状を打 開しようという
のが目的です。
石 川さんは、高 校 卒 業 後にそ
のまま就 農せず、料 理の世界へ。
で 料 理の腕 をふるい、豆 料 理 を
種いも 、秋 ま き 小 麦 、
ビート、
目 指し、資 材 試 験や株 間 試 験な
ブースでふるまいました。
http://www.hokuren.or.jp/greenweb/recipe
﹁ 元々家 を 継 ぐ 約 束 をしていま
どさ ま ざ ま な 試 験 を 行い、その
元々、若 手 農 家や女 性で組 織
大さじ1
そして豆 類・春 小 麦・加工スイー
結果を公開してきました。
した﹁ビストロKUNNEPPU﹂
大さじ2
したが、一 度 違 う 世 界 を 見てみ
その姿勢はだんだんと実り 始
という 取 り 組 みを 行い、過 去に
も 地 場の食 材 を 使 用 した 食 事
ク ン ネ ッ プ
年に全 道てん菜 共 励
会で優 秀 賞を受 賞 。そして平 成
会 イベント を 開 催 。いま は 自 治
体や地 元 団 体 と協 力し、豆の料
者にも 喜ばれる結 果になればい
150g
(乾燥約70g)
ゆでたとら豆
め、平 成
年には、全 国豆類 経 営 改 善 共
励会︵小豆・いんげん・落花生等の
理 教 室で 新 た な 豆の魅 力 を 伝
えています。
部︶
で、農 林 水 産 大 臣 賞 を 受 賞
しました。
﹁ 豆への注 目 を きっか け にし
て、地 元 農 業が盛 り 上がるのが
一番﹂と話す石川さん。
﹁今して
その受 賞が、新たな縁 を もた
いですね。そのためには、ま ずは
豆のアピールをすることで
地域と農業を盛り上げる。
らしま す 。
﹁ 雑 穀 輸 入 協 議 会の
良い作物を頑張って作らないと﹂
いる活 動が、
お客さまにも、生 産
方 と知 り 合 う 機 会 が あ り 、
FO
と、畑では農業者の顔に戻り、真
● GReen TABLE レシピ
1人分
フ ー デッ ク ス ジャ パ ン
ODEX JAPAN
︵国際食品・
材料(2人分)
だし汁
作り方
①長ねぎはぶつ切りにし、
フライパンで焦げ色がつくまで焼く。小揚げもフライパ
②レモンは皮の表面の黄色い部分だけ薄くむいてせん切りにし、汁をしぼる。
ンで焼いて短冊切りにする。
③ボウルに②のレモン汁とAを入れて混ぜ、
ゆでたとら豆と①を加えてあえる。
④器に盛って②のレモンの皮を散らす。
14
15
22
とら豆のレモンしょうゆあえ
【訓子府町】
剣に未来を見据えます。
レモンの酸味がさわやかです
●女竹を園芸用結束バンドでまとめる
省力化の工夫も。
ホクレン広報誌「GReen」
でご紹介したレシピが検索できます。
約176kcal
大さじ2
A
2枚
みりん
1/2個
レモン
しょうゆ
1/2 本
小揚げ
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飲料展︶
に参 加しました﹂。そこ
●平成27年・28年と2年参加したFOODEX
JAPANでは豆のファンと出会い、決意を新たに。
長ねぎ
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