無機化学 第二回 レポート 提出期限 6月21日(火)13:00 6505 に提出 *解答は,配布した解答用紙に書くこと.解答欄が不足する場合には,各自用意した別紙に記述し て添付してもよい. *メールなどで添付する場合には,1)解答用紙をスキャンして pdf か jpeg 形式で送信 2)解答 用紙を写真にとって送信 3)各自で適当なワードプロセッサーで解答を記述し,ファイルをメー ルに添付 などでも構わない. *他人の解答を写さない. 1 以下の問いに答えよ. 異核二原子分子の分子軌道は一般的に等核二原子分子に比べて複雑であるが,原子番号が近い原 子どうしからなる分子では,等核の場合と同じようにして分子軌道を構成することができる.下の 図は,炭素原子,酸素原子の原子軌道と一酸化炭素 CO の分子軌道を(a~j)の関係を近似的に表した エネルギー準位図である.この図をもとに,問いに答えよ. 問1 原子 A と B のどちらが酸素か,記号で答えよ.また,その理由も記せ. 問2 上図の分子軌道に,電子を異なるスピン状態に対して↑,↓を書き入れることで一酸化炭素の 基底状態での電子配置を解答用紙の準位図に記せ. 問3 電子配置から,一酸化炭素に電子を一つ加えた CO-の安定性を論ぜよ. 問4 軌道 a~j のうち,結合性,反結合性を問わず,すべてのπ軌道を選び,記号で答えよ. 問5 基底状態の一酸化炭素は磁性を持つか,持たないか,理由とともに答えよ 問6 一酸化炭素を記述するのにあえて価標を用いて書いた時,どのような共鳴式が書けるか.ま た,寄与率がもっとも大きいと考えられるのはどれか. 2 次の反応が進行するかどうかを理由とともに説明せよ.進行する場合には,反応式も併せて記せ. (1) BBr3 と BF3NMe3 との反応 (2) 酸性水溶液中における BCl3 と過剰の NaCl との反応 合計 8 点 1 番 6/2=3 点 2 番(1)2 点 (2)3 点 ------------------------------------------------------------------------------------- なお,3 回めのレポート課題は以下のとおりである.(7 点) 第 3 回無機化学レポート課題 (課題1) N(SiMe3)3 中の N の混成軌道と,N(SiMe3)3 の分子形を考察せよ. (3 点) (課題2) 正四面体錯体と平面正方形錯体における,d 軌道の分裂様式を,結晶場理論で説明せよ.(4点) (注意事項) (1)レポート用紙,ルーズリーフ用紙,コピー用紙など(用紙種類問わない,A4 サイズで提出) (2)枚数制限無し (3)1 枚目の最初に,学籍番号,氏名,提出日を記載 (4)手書き,ワープロ問わない.(PC 作成の場合のみ,メールへの添付による提出でも良い) (5)メールの場合,必ず返信をするので,返信がない場合は問い合わせること. メールアドレス:iwamotok(ここに@を入 れてください)u-shizuoka-ken.ac.jp (6)他人のものをコピーしない. 提出期限は講義で d 軌道の分裂を扱った一週間後.
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