新 規 事 業 採 択 時 評 価 項 目 調 書

様式ー2 番号 -
新 規 事 業 採 択 時 評 価 項 目 調 書
事
業
名
農業競争力強化基盤整備事業(農地整備事業) 本郷地区
事
業
場
所
長門市 油谷向津具下 地内
事
業
主
体
山口県
財源・負担割合
事業方法
● 国庫補助
11
○ 単独
● 国 55 % ● 県 25、30 % ● 市町 10、12.5 % ● その他 5、7.5 %
1
事業期間
事
平成28年度~平成33年度
総事業費
(内用地補償費)
642
(
22
百万円
百万円)
業
事業目的
本地区は、農地は未整備であり、耕区1枚の面積は20a程度と狭小であることから、農業機械
の大型化への阻害要因となっている。また、農業用の耕作道路が狭小であり、耕作道路に接して
いない農地があるほか、用排水路も未整備であるため、生産性がに悪く、営農に支障をきたして
いるため、区画整理による基盤の整備が急務となっている。
このため、ほ場を大区画化し用排水路の整備による阻害要因の除去が可能な「農地整備事業
(経営体育成型)」を導入することにより、生産性の向上、土地利用率の向上を図るとともに、
収益性の高い安定した農業経営を展開し、持続可能な経営構造を確立する。
事業内容
○区画整理工 A=25.0ha 用水路工 L=4,850m
排水路工 L=3,060m
農道
L=5,070m
暗渠排水 A=25.0ha
○鳥獣被害防止施設 L=3.1km
概
要
社会的評価
県では、「やまぐち農林水産業活力創出行動計画」を策定し、「生産基盤の整備と資源の保
全・有効活用」の中に「生産基盤の整備」を位置づけ、区画整理や排水対策による水田高機能化
を推進することとしている。
(1)
社
会
当地区の
社会経済情勢
経
2
本地区は、長門市西部に位置し、小規模の個人農家が多数を占め、水稲を中心とした自己完結
型の営農が行われている。
ほ場や農道、用排水路等は未整備であり生産性が悪く、高齢化した農家では労力不足等から生
産性の上がる作物の導入に至っておらず生産意欲が低下しており、農家一戸当たりの耕作面積も
小さく農業機械の過剰投資などコストの増大、米価の下落等農業を取り巻く情勢が厳しいなど、
将来の農地管理、営農継続に危機感を募らせている。
済
評
状
価
況
の
視
必要性
本地区の農業競争力を強化するためには、担い手への農地集積・集約化や農業の高付加価値等
を推進することにより、農業の構造改革を図ることが不可欠である。
適時性
高齢化が進む本地区において、農用地を集積し、土地利用の拡大を図り安定的な経営を出来る
環境を整備することが中心経営体の確保・育成するうえで急務となっている。また、現在の農業
情勢に対応するためにも、地域の農業競争力強化が喫緊の課題である。
点
【地元の推進体制等の状況】
長門市においては、経営体育成基盤整備 推進調整協議会を設立しており、事業実施に向けた
支援等を行っている。
事業計画の熟
度、地元の推進
体制等の状況及
び地元の意向
【地元の意向】
○早期整備
【総費用総便益比の算定】
区分
(2)
総便益
(B)
主な項目
業
費用対効果
分析
258,561 千円
②営農経費節減効果
717,954 千円
③維持管理費節減効果
-40,888 千円
④災害防止効果
0 千円
⑤耕作放棄防止効果
0 千円
⑧国産農産物安定供給効果
総便益(①+②+③+④+⑤+⑥+⑦+⑧)
投
総費用
(C)
資
果
0 千円
86,423 千円
1,045,228 千円
①当該事業による費用
530,138 千円
②その他費用
243,369 千円 関連事業費+資産価額+再整備費
総費用(①+②)
773,507 千円
総費用総便益比(B/C)
効
23,178 千円
⑦地籍確定効果
の
備 考
①作物生産効果
⑥農業労働環境改善効果
事
数値
1.35
【費用対効果分析手法】
○土地改良の効果算定マニュアル【改訂】(平成26年9月:農林水産省農村振興局)
2
評
【+ 要因】
価
○農地の持つ多面的機能の保全
貨幣価値化
困難な便益
の
視
【- 要因】
○生態系への影響
点
(3)
コスト縮減
コ替
ス案
ト等
縮の
減可
・能
代 性 代 替 案
【コスト縮減の検討状況】
○埋蔵文化財発掘調査について、区画整理の整地工において、基盤切盛計画により調査対象面積
を必要最小限とした。
【代替案の検討状況】
○生産基盤の整備及びその他支援事業を行うことにより経営体を育成し、地域農業の振興を図る
事業は本事業のみである。
【環境への影響事項:動植物、地形・地質、歴史文化、景観等の状況】
○事業実施による濁水の流出により、水生生物への影響が考えられる。
○水路のコンクリート化・用排水の分離により、生息環境が減少する。
○水路整備に伴い、小動物の移動疎外・経路の分断される。
(4)
環境への影響と対策
(5)
地域の立地特性
【環境への配慮】
○沈砂池等の土砂流出防止対策を行う。
○排水路の一部に現場打桝や水路の段差による深みを利用し、水生生物の生息環境を確保する。
○水路の整備に伴い簡易スロープ等の整備により、小動物の移動疎外・経路の確保を行う。
○農業振興地域
○過疎地域
○特定農山村地域