漁業近代化資金融通法施行規則案の概要について

平成28年6月
水
産
庁
漁業近代化資金融通法施行規則案の概要について
Ⅰ
背景
先の通常国会において成立した「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進
を図るための関係法律の整備に関する法律(平成28年法律第47号)」により、漁業近代
化資金融通法(昭和44年法律第52号。以下「法」という。)の一部が改正された。
当該改正において省令で定めることとされた事項を、新たに漁業近代化資金融通法施
行規則を制定することにより定めることとする。
Ⅱ
省令の概要
1 農林水産大臣の承認に係る資金の借受者
改正後の法第2条第3項第1号においては、農林水産省令で定める漁業者等に対して
農林中央金庫が貸し付ける資金については、農林水産大臣が同号の法定上限超過の承認
(以下単に「承認」という。)を行うこととされているところ、当該農林水産省令で定
める漁業者等として、次の者を定めることとする。
①
法第2条第1項第6号から第9号までに掲げる者のうち、都道府県の区域を超える
区域を地区とするもの
②
法第2条第1項第10号に掲げる者のうち、都道府県の区域を超える区域における水
産業の振興を目的とするもの
2 承認をする都道府県知事
改正後の法第2条第3項第1号においては、農林水産大臣が承認を行う資金以外の資
金については、農林水産省令で定める都道府県知事が承認を行うこととされているとこ
ろ、当該農林水産省令で定める都道府県知事として、当該資金を借り入れる漁業者等の
住所地を管轄する都道府県知事(ただし、当該資金の貸付けについての利子補給契約に
係る事務を他の都道府県が行っている場合にあっては、当該都道府県の知事とする。)
を定めることとする。
Ⅲ
今後のスケジュール(予定)
公
布
平成28年7月
施
行
平成29年4月1日