暑熱順化

心身ともに健康になろう!
大泉桜学園西保健室
(7~9 年生)
保
健
だ
よ
り
平 成 28 年 6 月 10 日
◎◎暑熱順化◎◎
6 月に入り、段々と夏が近付いてきました。これから暑くなっていくと、熱中症になる人が増えます。
5 月の保健だよりでは、熱中症予防として、水分補給や薄着にすることが大切だとお伝えしました。熱
中症を予防するためには、他にも「暑熱順化(しょねつじゅんか)」があります。
☆暑熱順化とは☆
暑さに体を慣らし、夏の暑さに耐えられる体をつくることを言います。
☆暑熱順化していない時としている時☆
暑熱順化していない
暑熱順化している
皮膚の血流が増加しにくい
皮膚の血流が増加しやすい
汗のかき始めが遅い
汗のかき始めが早くなる
汗の量が多くない
汗の量が多い
体温が上がりやすい
体温が上がりにくい
水分補給で回復しにくい
水分補給で回復しやすい
熱中症になりやすい
熱中症になりにくい
☆暑熱順化するためには☆
暑熱順化は、「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日 30 分
程度の運動(ウォーキングなど)を継続することで獲得できます。
しかし、運動してすぐに獲得できるものではなく、2 週間程度で完成すると
言われています。そのため、毎日ウォーキングしたり、自転車をこいだり
して、積極的に汗をかく習慣を身に付けましょう。
夏が来る前に暑熱順化していれば、熱中症にかかりにくくなります。
今の時期から、汗をかく機会を増やしていれば、夏の暑さに負けない体を
準備できますよ。
◎◎正しい手洗いを覚えましょう◎◎
6 月の保健委員会取り組みは、「食中毒予防」です。前回の委員会で、食中毒予防のためには何を
すべきだろう?と話し合いました。食中毒を予防するためには、手洗いや食材・調理器具の洗浄、加
熱などが重要となってきます。正しい手洗いは、食中毒だけでなく風邪を予防する上でも効果的。い
つも正しい手洗いを心掛け、健康に過ごしましょう。
☆正しい手洗いの手順☆
①流水で手を洗う
②両手を洗うのに十分な量の石けんをつける
③手のひら、指の腹面を洗う
④手の甲、指の背を洗う
⑤指の間、指の付け根を洗う
⑥親指と親指の付け根のふくらんだ部分を洗う
⑦指先を洗う
⑧手首を洗う(内側・側面・外側)
⑨石けんを十分な流水でよく洗い流す
⑩手を拭く
⑪アルコールによる消毒
※②~⑨までの手順を繰り返し2度洗いすると、さらに効果的です!
◎◎歯の構造について知ろう◎◎
☆エナメル質:歯の表面をおおう、人体で最も硬い部分
☆象牙質:歯を形作る硬い組織
☆歯髄:中に血管や神経が通っている
☆セメント質:歯と骨を結び付けている
☆歯槽骨:歯を支える骨
6 月の保健目標は「虫歯をなくそう」です。虫歯を
放置していると、エナメル質、象牙質、歯髄の順に穴
があき、痛みが増加します。虫歯にならないように丁
寧なブラッシングを心掛けましょう。
実習生の吉村です。5 月 16 日から 6 月 10 日までの 4 週間、お世話になりました。
この4週間、怪我をして・具合が悪くて・相談事があって…いろいろな子たちに出会いました。
実習が始まって、最初はぎこちなく問診や手当をしていましたが、徐々に慣れ、「先生、治っ
たよ!」と笑顔で報告してくれる姿にいつも喜びを感じていました。4週間を通し、養護教諭
になって、みなさんの心身の健康を支えていきたいと改めて思いました。
ありがとうございました!!