インドネシア:1~4 月 石炭大手生産量 前年度同期比 11%減 2016 年 6 月 9 日掲載 6 月 7 日付けの地元報道によると、石炭鉱業事業契約(PKP2B)を保有する大手石炭会社での、1~4 月石 炭生産量は 8,663 万トン(前年度同期比 11%減)と減少。輸出の減少と 2015 年度からの在庫が影響した。 エネルギー・鉱物資源省(MEMR)によると、1~4 月の輸出向け販売量は 6,809 万トン(前年度同期比 14% 減)、国内向け販売量は 2,454 万トン(前年度同期比 34%増)。 インドネシア石炭鉱業協会(ICMA)幹部は、2016 年度はインドや中国への輸出増加が見込まれ、輸出は 回復に向かうとの楽観的な見方を示した。また国内需要は 2018 年度からの複数の石炭火力発電所の稼働 開始により、増加するとした。 ICMA の調査では、石炭火力発電所の建設計画が順調に進めば、2020 年度には発電事業向けの国内石 炭消費量は1億 7,750 万トン(2015 年度実績 7,080 万トンの約 2.5 倍)と見込まれている。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
© Copyright 2025 ExpyDoc