インドネシア:Wison 社 南 Sumatra 州 石炭ガス化プロジェクトを延期 2016 年 6 月 2 日掲載 5 月 10 日付けの地元報道によると、中国の EPC(設計・調達・建設契約)会社 Wison Engineering 社は、 南 Sumatra 州 Muara Enim の石炭起源の石油化学プロジェクトを、石油価格が回復するまで、延期する。 Wison Engineering 社幹部は、状況は変化しており、事前調査(FS)の修正を主張すると、プロジェクト に期待される経済規模に到達することは難しく、当該プロジェクトは保留するとした。また、世界中の石 炭起源の石油化学プロジェクトは、現在の石油安によって延期されていると付け加え、同社は、石油業界 の回復を待っている状態であり、石油価格が立ち直り次第、プロジェクトは再開するとした。 Wison Engineering 社は Lion Power Energy 社と、30 億 USD プロジェクト(石炭 400 万トン/年を原料と して、オレフィン 30 万トン/年とガソリン 60 万トン/年を製造)にて連携している。また、ガソリン製品の取引 先は、国有石油・ガス企業 Pertamina 社となる。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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