大型貨物自動車の視野確保の徹底について 大阪府警察本部交通部 本年に入り交通事故の発生件数、死者数、負傷者数はいずれも前年に比べ減少傾 向で推移しているものの、事業用貨物自動車の関連する交通事故はやや増加傾向に あります。 特に、交差点の右左折時における横断歩行者や自転車と衝突した事故では、助手 席側のガラスにカーテン等を取り付けていたことで、運転席からの視野を阻害して いたことが原因と思われる事故が発生しています。 道路交通法では、「車両の運転者は、運転者の視野を妨げるような積載をして車 両を運転してはならない」旨規定されており、また、道路運送車両の保安基準にお いても自動車の前面ガラス及び側面ガラスについて「運転者の視野を妨げないもの でなければならない」、「定められた標章等以外のものが装着、貼付、塗装、刻印 されていてはならない」旨規定されており、安全上、運転者の視野を確保すること は非常に重要です。 これからの時期は陽射しが強まり、運転席、助手席に設置したカーテンを閉めて 走行する車両が見受けられますが、大変危険であることから、大阪府警察において は夏季の期間中、この違反取締りを重点的に実施することとしています。 つきましては、前面ガラスはもとより、運転席や助手席ガラス、助手席ドアの安 全窓についても、視野を阻害するものを設置したり、貼り付けたりしないよう、自 社運転者への指導を徹底されるようお願いします。 プロドライバーなら 事故は防げたはず ! 大型車が交差点を右左折する際、運転者の見落としによる 横断歩行者、自転車との重大事故が多発しています。 左側の死角が大きいことを 自覚しましょう。 助手席窓 からの視野 特に大型車では、 助手席窓や安全窓から の目視がとても大切です。 安全窓 からの視野 アンダーミラー からの視野 死角 死角 下のように、運転者の視野を阻害するようなものを置いたり、 取り付けて運転する行為は違反です。 大阪府警察ではこれらに対する取締りを強化しています。 カーテン テレビ 安全窓への フィルム貼付 棚 交差点 大 目と目を合わせて 阪 府 警 事故防止 察
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