平成28年度6月補正予算(案)の主な事業 徳 島 県 (単位:千円) 1 安全・安心対策の推進 (迅速な被災地復興への支援) (1) 130,778 熊本地震救援対策費 平成28年4月に発生した熊本地震の被災地を支援するため、現地への職員派 遣や支援物資の供給を行う。 (2) 被災者に対する公的住宅の提供等 29,600 熊本地震の被災者を受け入れるため、生活資金支援や公的住宅の修繕等を実施 するとともに、県立高等学校等に転入する被災児童生徒の就学に要する経費やN PO等による被災者受入・交流事業を支援する。 (強靱で安全な県土づくりの加速) (3) とくしま住まいの強靱化支援事業 25,000 熊本地震を教訓に、県民の助かる命を助けるため、耐震シェルターの設置につ いて、支援制度の対象を全世帯に拡大するなどの制度拡充を行い、導入の加速化 を図る。 また、耐震診断から工事まで「ワンストップ」で申請できる制度の浸透を図る ため、専門相談員による戸別訪問や診断員と施工者のマッチングサポートなど、 住宅所有者はもとより、施工者等に対する普及啓発を実施する。 (4) 50,000 避難所緊急安全診断事業 南海トラフ巨大地震をはじめとする災害に備えるため、市町村が実施する避難 所の安全性についての緊急調査を支援する。 (5) 県立学校等避難所強化・充実事業 173,935 南海トラフ巨大地震をはじめとする災害に備えるため、県立学校体育館の天井 材落下防止対策及び簡易トイレの整備等を実施するとともに、徳島県立産業観光 交流センター(アスティとくしま)の照明制御システム改修及び非常用発電機の オーバーホールを実施し、避難所の機能強化を行う。 (6) 33,600 備蓄物資緊急整備事業 南海トラフ巨大地震をはじめとする災害に備えるため、市町村が単独で備蓄す ることが困難なアレルギー対応食料をはじめ簡易トイレ等の備蓄の強化を図る。 (7) 「徳島県消防団応援の店」推進事業 2,500 消防団員の確保及び加入を促進するため、消防団員を対象に特典や割引等の各 種サービスを提供する「消防団応援の店」の仕組みを構築する。 (8) 災害時における緊急交通路確保事業 70,000 南海トラフ巨大地震をはじめとする災害の発生時において、早期に緊急交通路 を確保し、迅速な救出・救助活動を展開するため、主要交差点における信号機の 停電対策や倒壊対策を更に進める。 -1- (9) 18,377 生活基盤施設耐震化事業 将来にわたり持続可能で、災害時において安全で良質な水道水を供給するため、 水道施設の耐震化対策を支援する。 (10) 高速道路ネットワーク用地先行取得事業 1,000,000 国土交通省施行の四国横断自動車道(新直轄区間)及び阿南安芸自動車道(桑 野・福井道路)の整備促進を図るため、国からの受託契約に基づき、必要な用地 を先行取得する。 (安全・安心な地域医療・介護の充実) (11) 地域医療介護総合確保基金積立金 630,000 高齢化の一層の進行に備え、地域における医療・介護サービス提供体制を総合 的に確保するため、「医療介護総合確保促進法に基づく県計画」を策定し、計画 実行のための事業費として、国から交付される「医療介護提供体制改革推進交付 金」を基金に積み立てる。 (12) 地域医療介護総合確保基金事業 182,159 「地域医療介護総合確保基金」を活用し、高齢者が可能な限り住み慣れた地域 で安心して暮らせる地域包括ケアシステムの構築に向けた体制を充実・強化する ため、地域の実情に応じた「地域密着型サービス」の拠点整備及び介護人材の確 保対策に関する事業を支援する。 (切れ目のない感染症対策) (13) 抗インフルエンザウイルス薬備蓄事業 85,642 新型インフルエンザの発生時に県民の安全を確保するため、抗インフルエンザ ウイルス薬の更新を行い、国の定めた目標総数を切れ目なく備蓄する。 (自治体における情報セキュリティの確保) (14) 「進化するとくしま教育」情報ネットワーク整備事業 48,433 学校における情報セキュリティの強化を図るため、校務処理系ネットワークと インターネット接続系ネットワークを分離するとともに、無線(Wi-Fi)環 境と教員一人1台のタブレットを整備することにより、アクティブラーニングな ど新たな教育活動や、災害時における学校の地域防災拠点機能を充実する。 -2- 2 経済・雇用対策の推進 (徳島の強みを活かした成長産業の強化) (15) とくしま新未来雇用創造プロジェクト 371,642 徳島ならではの雇用を創造し、「ひと」と「しごと」の好循環を通じた「とく しま回帰」を加速化するため、「新成長戦略産業分野(新素材関連、健康・医療 関連、地域資源関連)」に挑戦する本県のものづくり企業等にターゲットを絞っ て総合的・体系的に支援する。 うち LED関連企業雇用拡大推進事業 (10,299) LED関連企業における雇用拡大を推進するため、LEDバレイ構想推進コー ディネータ等を配置し、技術交流フォーラムや技術研修講座、製品ブランド化な ど総合的な支援を実施する。 うち 高機能素材関連企業雇用拡大推進事業 (11,999) 高機能素材(CFRP、CNF等)関連企業における雇用拡大を推進するため、 高機能素材コーディネータ等を配置し、新用途開発に向けた産学官研究会の開催 や技術研修による人材育成等を実施する。 うち 新市場開拓チャレンジ支援事業 (73,983) 新成長戦略産業分野における企業の生産活動の活性化による雇用の拡大を図る ため、企業が有する新技術・新製品等を積極的に発信し、国内展示会等の戦略的 な活用による市場開拓を促進するとともに、海外での新市場開拓を推進する。 うち 求職者技能習得支援事業 (32,241) 新成長戦略産業分野における企業の人材確保を推進するため、座学研修や企業 での就業体験を通じた人材育成を実施する。 (TPP発効を見据えた「もうかる農林水産業」の飛躍) (16) 75,000 次世代園芸モデル整備事業 園芸作物の高付加価値化や生産性の向上に取り組み、競争力を高めた生産体制 を確立するため、低コスト耐候性ハウスや複合環境制御装置等の生産技術高度化 施設の整備を支援する。 (17) 409,000 産地パワーアップ事業 地域農業の収益力を強化するため、地域の営農戦略として定めた「産地パワー アップ計画」に基づき、計画の実現に必要な農業施設の整備や農業機械のリース、 競争力のある果樹品種への転換を促進し、意欲のある農業者等の高収益な作目・ 栽培体系への転換を支援する。 (18) 県産材生産・供給システム推進事業 70,808 県産材の生産力の強化や安定供給の確保を図るため、用途別の需要に的確に対 応できる木材のサプライチェーンを構築するとともに、低コストで効率的な木材 生産を行うための林内路網整備や伐採・搬出等を支援する。 -3- (19) 競争力強化に向けた革新的技術開発推進事業 21,427 TPP等に対応した競争力の強化を図るため、農作物の高度な生産管理や鮮度 保持技術を組み合わせた革新的技術体系の実証研究等を行う。 (20) 755 外食産業等と連携した6次化産品創出事業 TPP発効を見据え、生産者と外食産業等が連携し6次化商品を開発し、輸入 品に対抗できる競争力の強化を図るため、徳島県産れんこん需要拡大協議会、加 工業者、外食産業等が連携し、れんこんパウダーやペースト等を使った新商品の 開発を支援する。 3 大胆素敵とくしまの実現 (「地方創生応援税制」を活用した地方創生の展開) (21) ふるさと徳島地方創生応援事業 15,000 地方創生に向けた徳島ならではの取組みを一層加速するため、企業から頂いた 寄附金を活用し、「『vs東京』発信」の新たな展開や地方創生につながる「人材 育成」などの事業を実施する。 (「おもてなしの国徳島」魅力向上の推進) (22) 徳島まるごと海外発信・観光誘客事業 10,000 東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムに「ジャパンブルー・藍色」 が採用されたことを追い風に、外国人旅行者の本県への更なる誘客を図るため、 文化発信に合わせた国内外での観光PRや旅行業者との商談会等を実施する。 (障がい者スポーツの推進) (23) 11,000 障がい者スポーツ振興事業 徳島県障がい者スポーツ協会(仮称)を設立し、障がい者スポーツを推進する 体制を整備するとともに、障がい者が日常的にスポーツを楽しむ環境を整備する ため、地域において障がい者のスポーツ参加促進に関する実践研究を行う。 (次世代へ繋ぐ豊かな環境づくり) (24) 新たな「環境活動連携拠点」整備事業 95,000 COP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)の歴史的合意を受け、 「脱炭素社会」に向けた道筋を早期に本格化し、県民総ぐるみの環境教育・学習 や普及啓発の充実強化を図るため、「環境首都・新次元とくしま」のプラット フォームとなる拠点を整備する。 (交通基盤の整備による魅力あふれる「まち」の創生) (25) 高速道路ネットワーク用地先行取得事業【再掲】 1,000,000 国土交通省施行の四国横断自動車道(新直轄区間)及び阿南安芸自動車道(桑 野・福井道路)の整備促進を図るため、国からの受託契約に基づき、必要な用地 を先行取得する。 -4-
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