水俣市の紹介 水俣市は、九州の南西部、熊本県の南端に位置し、南は鹿児島県との県境にあり、三方を 深い山に囲まれ、もう一方は九州山地を源流とした豊かな川がリアス式の美しい不知火海へ 流れ込んでいます。面積163.29平方キロメートルのうち75%は山林ですが、平地の 少ない反面、海・山・川の豊かな自然環境に恵まれています。 市街地から車で20分も行くと、海の「湯の児温泉」、山の「湯の鶴温泉」と2つの温泉が あり、海の幸・山の幸が存分に味わえます。他にも、日本さくら名所百選に選ばれている湯 の児チェリーライン、白砂ビーチの湯の児海水浴場、春と秋のエコパーク水俣のバラ園、中 尾山公園のコスモス園など、自然の魅力に溢れています。 また、環境に対する住民の意識も高く、日本で初めて「環境モデル都市づくり宣言」を行 い、住民主体による資源ごみの高度分別収集(21分別)や環境ISOへの取り組み等を行 っており、環境NPOから日本で唯一の「環境首都」の称号を与えられました。 <湯の児温泉> <湯の鶴温泉> <湯の児海水浴場> <水俣市街地の様子> 活動地の紹介 久木野地域は、昭和31年に水俣市と合併した旧久木野村で、市内中心部から車で約30 分のところにあります。国有林をはじめ分収造林組合で管理している造林地など高原地帯に 農地や森林が広がる、豊かな自然環境に恵まれた地域です。 久木野、古里、大川、越小場の4つの地区から成り、人口841人、405世帯(H28.1.1 現在)で、水俣市の人口25,826人に占める割合は3.3%でありますが、面積は38. 57平方キロメートルで23.6%を占めています。また、高齢化率は52.7%と市平均 の35.5%と比べて高く、若者の都市部への流出に歯止めがかからず、地域の担い手不足 は深刻な課題となっています。 地域の拠点施設となっている、久木野ふるさとセンター「愛林館」は、水俣市から委託を 受けた地元の久木野地域振興会が管理・運営を行っており、むらおこしのための様々な取り組 みを行っています。 寒川地区に広がる棚田は日本棚田百選にも選ばれており、その見事な石積みは、人々の知 恵が随所に見受けられ、自然の利にかなった造形美によって四季を通じて訪れる人々を楽し ませてくれます。また、寒川水源は熊本県の名水百選にも選ばれ、地元婦人会の人たちが運 営する「寒川水源亭」ではそうめん流しが有名で、毎年夏になると多くの観光客が訪れます。 また、越小場、大川、久木野地区には村の生活全てを展示物として見立てた「村まるごと 生活博物館」があり、豊富な自然環境や伝統文化等の地域資源を活用した交流事業を行って います。 <久木野地域> <寒川水源亭> <寒川水源> <寒川地区の棚田>
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