6月 平成28年6月2日 NHK広報局 会長定例記者会見要旨 Q.28年度第1期末の営業業績(見込み)について A. (籾井会長)4月と5月の2か月間の営業業績は、契約総数の 増加は前年度実績を3万7千件上回る16万3千件で、28年度の 年間計画50万件に対し32.6%の進捗となる見込み。衛星契約の 増加は15万2千件で、年間計画63万件に対し24.1%の進捗と なる見込み。訪問要員体制を整備してきた効果などが、好調なスター トにつながったものと考えている。引き続き年間計画の達成と、経 営計画で掲げた29年度末『支払率80%』、『衛星契約割合』は1 年前倒しで今年度中の『50%』達成に向けて、全力で取り組んで いく。 (詳細は報道資料参照) Q.4K・8Kスーパーハイビジョン試験放送のPRについて A.(会長)モデルや俳優として活躍するディーン フジオカさんに NHKの4K・8K試験放送のPR役となるナビゲーターを務めて いただくことになった。新しい放送メディアの誕生にあたり、フレッ シュな魅力のあるディーンさんに出演をお願いした。スーパーハイ ビジョンをPRするNHKのロゴも決まり、超高精細映像によって 極めて細い線も鮮明に見えるようイメージした。試験放送は8月1 日から始め、実用放送に向けて4K・8Kを受信できる機器の開発 などが進められる。試験放送ではリオ五輪の開会式・閉会式や、競 泳、陸上などの一部の競技を8Kで生中継するほか、自然科学、美 術、歴史、音楽などの放送を予定している。具体的な放送計画は決 まったらお知らせする。試験放送を受信できるテレビはまだ市販さ れていないため、全国のNHKの放送局やパブリックビューイング などで、高精細で迫力ある映像をご視聴いただきたい。 (報道資料参 照) Q.「技研公開2016」を終えて A. (森永技師長)5月26日から29日までの4日間、NHK放送 技術研究所で「技研公開2016」を開催し、2万人を超える方々 に来場いただいた。 「スーパーハイビジョン」、 「インターネット活用 技術」、「立体テレビ」などをテーマに、27項目を展示した。注目 を集めたのは、薄さ1mmで130インチの「シート型の大画面8 Kディスプレー」で、ご家庭でスーパーハイビジョンをお楽しみい ただくための、薄くて軽いディスプレーの実用化へ向けた研究の成 果をご覧いただいた。スポーツ競技を分かりやすく伝えるため、ボー ルを複数のカメラで撮影し、軌跡をリアルタイムにCGで表示する デモや、8Kの技術を応用して品質が向上した立体テレビなども展 示した。ご来場された方からは「シート型ディスプレーの薄さに驚 いた」、「立体テレビや触れるテレビなどから、新しいテレビの楽し み方を体験できた」などの感想をいただいた。 Q.管理職人事(5月31日内示)の考え方について A. (会長)関連子会社を含めたNHKグループの経営改革が喫緊の 課題であり一つのポイントだ。経営の実態を把握するうえで、グルー プのうち7社に中堅の職員を7人、派遣する。各社に配置する常勤 監査役と共に関連企業について考え、認識を新たにしてもらう。関 連団体をよくわかった人が本体に戻り、また次の人が行くことで、 NHKとの一体化を進めていきたい。もう一つは女性の登用だ。今 回の人事で女性管理職の比率が7%を超える。 (以上)
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