主な発表課題(要旨)(pdfファイル:147KB)

(参考)
平成27年度 群馬県農林水産業関係機関成果発表会における
主な発表課題
【農業分科会】 全16課題
○
リンゴ新品種「紅鶴(仮称)」の育成
観光販売が主力である本県のリンゴ生産において、紅葉シーズンの始まる 10 月上中旬に適熟
となる県育成オリジナル品種の育成が望まれていた。そこで、10 月上中旬に収穫でき、食味が
良く、着色の良い新品種「紅鶴(仮称)」を育成したので、育成の経過と特性について紹介する。
○
多段接ぎ木ナスの青枯病の発病抑制効果
ナス青枯病の抵抗性台木「台太郎」を中間台木とした多段接ぎ木は、慣行接ぎ木に対して青枯
病の発病が抑制された。半身萎凋病の抵抗性台木と併せて接ぎ木することで、半身萎凋病と青枯
病の混発圃場でも導入が可能である。また慣行接ぎ木と比較して、多段接ぎ木の収量及び品質は
同等であった。
○
キャベツの根こぶ病防除に用いる微粒剤・粉剤を均一に散布できる新型ロータリーソワーの
開発
近年、キャベツ栽培における根こぶ病防除薬剤の剤型の変化に伴い、より散布精度の高いロー
タリーソワ-の開発が求められてきた。そこで、微粒剤及び粉剤に対応した薬剤調量機能と高い
散布精度を備えた新型ロータリーソワーを松山株式会社と共同開発した。
○ 関係機関の連携による集落営農組合の法人化及び法人支援 ~前橋市の事例~
平成19年度の品目横断的経営安定対策の導入に伴い、前橋市では47の集落営農組合が設立
された。これらに対して、前橋市担い手育成総合支援協議会のプロジェクトとして関係機関が連
携して法人化及び法人化後の運営支援を行い一定の成果を上げたので、これまでの経過と今後の
課題について報告する。
【蚕業分科会】 全5課題
○
遺伝子組換えカイコの農家飼育に向けた取り組み
蛍光や超極細など今までにない特徴を持ったシルクを生産する遺伝子組換えカイコが開発され
たことで、より付加価値の高い繭と生糸の生産が期待できる。そこで、このカイコを農家蚕室で
飼育可能とすることを目的として、養蚕農家に近い環境と方法での飼育試験を開始したので報告
する。
【水産分科会】 全15課題
○
神流川におけるアユ冷水病の伝播経路の解明 ~アユ冷水病の感染源は?~
県内では冷水病の保菌検査で陰性を確認したアユの放流用種苗と”おとり”用種苗を扱ってい
るが、アユの冷水病は未だに河川で発生している。そこで、感染源として疑われているアユを含
めた河川生息魚の保菌状況を通年調査したので報告する。
○
ワカサギの放射性物質に関する調査
2011 年の福島第一原発事故以降、ワカサギの持ち帰り自粛が続いていた赤城大沼と榛名湖で
は、今シーズンの釣り解禁当初から自粛要請が解除された。そこで、ワカサギの定期的な安全検
査の結果と、主に赤城大沼における放射性物質に関する調査について報告する。
【畜産分科会】 全15課題
○
雌選別精液の深部注入によるホルスタイン種経産牛の受胎率向上
雌選別精液を用いたホルスタイン種経産牛への人工授精において、子宮角深部に精液を注入す
ることで、通常精液を用いた人工授精と同等の受胎率が得られたので報告する。
○
温暖化と獣害軽減に対応した飼料作物生産の新たな省力的多収栽培技術
近年の温暖化や獣害に対応するため、イタリアンライグラスとスーダン型ソルガム新品種を組
合わせた年3回刈りの多収栽培と省力的収穫体系による中山間地農家向け飼料生産技術を検討し
たので報告する。
【林業分科会】 全14課題
○
わたらせ森林組合における地域材加工センターの取組について
桐生みどり地域の森林資源の有効活用を目的として、地域と連携した林業の活性化から、当地
域の観光・農業への振興に繋げる木材利用の促進を図るため、わたらせ森林組合における地域材
加工センターの取組について紹介する。
○
効率的なカラマツ苗の増殖について
カラマツは、結実周期が一定でなく、スギやヒノキのように効果的な着花促進方法が開発さ
れていないため、安定的な種子の確保が難しい樹種である。そこで、得られた種苗を有効に活
用するため、さし木による増殖方法について検討したので報告する。