薬 生 安 発 0531 第 1 号 平 成 28 年 5 月 31 日 日本製薬団体連合会 安全性委員会委員長 殿 厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長 「使用上の注意」の改訂について 医薬品の品質、有効性及び安全性に関する情報の収集、調査、検討等を踏まえ、医 薬品の「使用上の注意」の改訂が必要と考えますので、下記のとおり必要な措置を講 ずるよう関係業者に対し周知徹底方お願い申し上げます。 記 別紙1及び2のとおり、速やかに添付文書を改訂し、医薬関係者等への情報提供 等の必要な措置を講ずること。 また、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭 和 35 年法律第 145 号)第 52 条の2第1項に規定する届出が必要な医薬品の添付文 書を改訂する場合については、独立行政法人医薬品医療機器総合機構宛て同項の規 定に基づく届出を行うこと。 別紙1 113 抗てんかん剤 【医薬品名】レベチラセタム 【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。 [副作用]の「重大な副作用」の項に 「急性腎不全: 急性腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認 められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」 を追記する。 別紙2 399 他に分類されない代謝性医薬品 【医薬品名】アレンドロン酸ナトリウム水和物 イバンドロン酸ナトリウム水和物 エチドロン酸二ナトリウム ゾレドロン酸水和物 パミドロン酸二ナトリウム水和物 ミノドロン酸水和物 リセドロン酸ナトリウム水和物 【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。 [重要な基本的注意]の項に 「ビスホスホネート系薬剤を使用している患者において、外耳道骨壊死が 発現したとの報告がある。これらの報告では、耳の感染や外傷に関連し て発現した症例も認められることから、外耳炎、耳漏、耳痛等の症状が 続く場合には、耳鼻咽喉科を受診するよう指導すること。」 を追記し、[副作用]の「重大な副作用」の項に 「外耳道骨壊死: 外耳道骨壊死があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が 認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。」 を追記する。 写 薬生安発 0531 第2号 平成 28 年5月 31 日 各都道府県衛生主管部(局)長 殿 厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長 ( 公 印 省 略 ) クロルヘキシジングルコン酸塩を含有する外皮用殺菌消毒剤に係る 「使用上の注意」の改訂について クロルヘキシジングルコン酸塩を含有する溶液を、侵襲的手技前の皮膚消毒に伴い、 溶液の状態で長時間皮膚と接触させたことにより、化学熱傷が認められた症例が国内外 で報告されております。 今般、クロルヘキシジングルコン酸塩を含有する外皮用殺菌消毒剤について添付文書 の使用上の注意を改訂することとしましたので、下記事項について、貴管下関係業者等 に対して周知方よろしくお願いします。 記 1. クロルヘキシジングルコン酸塩を含有する医療用医薬品たる外皮用殺菌消毒 剤のうち液剤について、できるだけ速やかに添付文書の使用上の注意の「適用上の 注意」の項に、以下のように記載すること。 溶液の状態で長時間皮膚と接触させた場合に皮膚化学熱傷を起こしたとの報告 があるので、注意すること。 2. クロルヘキシジングルコン酸塩を含有する一般用医薬品又は医薬部外品たる外 皮用殺菌消毒剤のうち液剤(ただし、「手指に乾燥するまで擦り込む」等、使用時 に薬液を乾燥させる旨が用法及び用量に記載されているものは除く。)について、 できるだけ速やかに添付文書の使用上の注意の「用法及び用量に関連する注意」の 項に、以下のように記載すること。 やけどのような痛みを伴う炎症をおこすことがあるので、溶液の状態で長時間皮 膚と接触させないこと 3. なお、クロルヘキシジングルコン酸塩を含有する医療用医薬品たる外皮用殺菌消 毒剤のうち液剤以外のものについて、長時間皮膚と溶液の状態で接触させる恐れが あり、同様の注意喚起を必要と判断する理由がある場合は、その理由を付して独立 行政法人医薬品医療機器総合機構安全第二部に相談すること。 写 薬 生 安 発 0531 第 3 号 平 成 28 年 5 月 31 日 日本製薬団体連合会 安全性委員会委員長 殿 厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長 「使用上の注意」の改訂について 医薬品の品質、有効性及び安全性に関する情報の収集、調査、検討等を踏まえ、医 薬品の「使用上の注意」の改訂が必要と考えますので、下記のとおり必要な措置を講 ずるよう関係業者に対し周知徹底方お願い申し上げます。 記 別紙のとおり、できるだけ早い時期に添付文書を改訂し、医薬関係者等への情報 提供等の必要な措置を講ずること。 また、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭 和 35 年法律第 145 号)第 52 条の2第1項に規定する届出が必要な医薬品の添付文 書を改訂する場合については、独立行政法人医薬品医療機器総合機構宛て同項の規 定に基づく届出を行うこと。 別紙 117 精神神経用剤 【医薬品名】ピモジド 【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。 [禁忌]の項の「チトクロム P450(CYP3A4)を阻害する薬剤(HIV プロテアー ゼ阻害剤、アゾール系抗真菌剤、テラプレビル、クラリスロマイシン、エリ スロマイシン、キヌプリスチン・ダルホプリスチン、アプレピタント、ホス アプレピタント)、パロキセチン、フルボキサミン、セルトラリン、エスシタ ロプラムを投与中の患者」の記載を 「HIV プロテアーゼ阻害剤、アゾール系抗真菌剤、テラプレビル、クラリス ロマイシン、エリスロマイシン、キヌプリスチン・ダルホプリスチン、 アプレピタント、ホスアプレピタント、パロキセチン、フルボキサミン、 セルトラリン、エスシタロプラムを投与中の患者」 と改める。
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