情報提供資料Ｑ. Ａ. Vol.34 ITバブルとは何ですか？ 2016年2⽉12⽇ 1990年代後半から2000年にかけ、⽶国を中⼼に IT関連企業の⼈気が⾼まり、株価が急騰したことの総称です。マイクロソフトのWindows95の発売や、ブラウザ・ソフトのネットスケープが新規公開を果たした1995年が、インターネット株ブームが始まった年とされています。その後、インテルなどに代表されるハードウェア業界の競争などを背景にインターネット関連投資が過熱し、⾰新的な技術やサービスを提供するIT関連企業に注⽬が集まりました。こうした環境下、1998年から1999年にかけては、ベンチャーの創業資⾦や株式への投資資⾦の調達が容易であったことなどを受け、IT関連企業の株価は急速に上昇しました。その後も、将来⾒込まれる収益を期待して過度な投資が⾏われたことから、IT関連企業の株価は⾼騰し、バブルへと発展していきました。 2000年春以降、IT関連企業の収益に改善の兆しがみられなかったことから、IT関連企業に対する期待は急速に縮⼩したほか、FRB（⽶連邦準備制度理事会）の利上げ*などが重なったことから、株価は急速に下落していきました。 *2000年5⽉に、政策⾦利（FFレート）6.5%となり、1991年1⽉以来の⾼⽔準に。⽶国ITセクターの株価指数およびEPSの推移期間：1995年〜2015年ＩＴバブル 600 Ｗｉｎｄｏｗｓ（ポイント） 800 （⽶ドル）イノベーションの創出の着実な進展やITの進化や社会への浸透を背景に、⽶国ITセクターの業績は、近年、堅調な伸びに 12 9 発売 95 株価指数（左軸） 400 6 200 3 100 0 EPS（右軸） 0 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 （年）（注1）グラフの株価指数は各年末値。1995年12⽉を100として指数化。EPS（1株当たり利益）は年間EPSを使⽤。（注2） MSCI USA情報技術（配当込み、⽶ドルベース）（出所）Bloomberg、FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 ■当資料は、情報提供を⽬的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、⽣命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。 ■当資料に基づいて取られた投資⾏動の結果については、当社は責任を負いません。 ■当資料の内容は作成基準⽇現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。 ■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。■当資料は当社が信頼性が⾼いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。