九州地整の平成28年度事業評価監視委員会開く

九州地整の平成28年度事業評価監視委員会開く
九州地方整備局の平成28年度第1回事業評価監視委員会
九州地方整備局の平成28年度事業評価監視委員会(吉武哲信委員長=九州工業大学教授)
が20日、福岡市の福岡第二合同庁舎で開かれ、「城原川ダム事業(佐賀県)」の再評価につ
いて審議し、対応方針(原案)のとおり城原川ダム建設事業の「事業継続」を承認した。ま
た、再評価事業の①本明川直轄河川改修事業(長崎県)
、②本明川総合水系環境整備事業(長
崎県)
、③本明川ダム建設事業(長崎県)について報告が行われた。
城原川ダム事業は、
「関係地方公共団体からなる検討の場」を設置し、検討の場の情報公開
やパブリックコメントの実施、学識経験者、関係住民、関係地方公共団体長から意見を聴く
など検討を進めてきた。その結果、
「城原川ダム案」は総合的な評価結果として最も有利な案
であり、事業評価監視委員会でも検証に係る進め方、検討内容にも不備がなく、評価結果に
ついても「妥当」であると判断した。
城原川ダム事業の検証対象ダムは、建設地が佐賀県神埼市で、洪水調節を目的とする「流
水型ダム」
。ダム形式は重力式コンクリートダムで、堤高約60m、堤頂長約330m、総貯
水量約3,550千m3、有効貯水量約3,500千m3。工期は建設事業着手から完了ま
で13年間を見込む。総事業費は約485億円で、平成29年度以降の残事業費が約439
億円となっている。