32 サイバー攻撃対策

32 サ イ バ ー 攻 撃 対 策
サイ バー攻 撃に対 す る諸 対 策 の 推 進
インターネットが国民生活や社会経済活動に不可
欠な社会基盤として定着する中で、サイバー犯罪が
多発しています。さらには重要インフラの基幹シス
テムを機能不全に陥れ、社会機能を麻痺させるサイ
バーテロや、情報通信技術を用いて政府機関や先端
技術を有する企業などから機密情報を窃取するサイ
バーインテリジェンスなどのサイバー攻撃が世界的
規模で頻発するなど、サイバー空間における脅威は
深 刻 化し てい ま す。
このような情勢を踏まえ、警察はサイバー攻撃に
よる被害の未然防止・拡大防止等に向けた諸対策を
進 め てい ます 。
■サイバー攻撃の実態解明
警察 で は 、 違 法行 為 に 対 す る 捜 査を 行 う と とも に 、 サ イ バ ー 攻撃 を 受 け た コン ピ ュー タ や
不 正プ ログ ラ ムを 解析 す るな ど して 、攻 撃 者や 手口 に 係る 実 態解 明を 進 めて いま す 。
■官民連携の推進による被害の未然防止
● 重 要 イ ンフ ラ事業 者等との 連携
サイバー攻撃による被害の未然防止及び発生時の被
害拡大防止のため、重要インフラ事業者等と「長崎県
サイバーテロ対策連絡協議会」を設置し、個別訪問や
定 期 会 議 の 開 催 等 を 通 じて
◆サイバーテロの脅威や情報セキュリティに関
する情報交換
◆ 民 間 有 識 者 に よ る講 演
◆ 参 加 事 業 者 間 の 意見 交 換 や 情 報 共 有
等を進めています。
【サイバーテロ対策連絡協議会】
● 先 端 技術を 有 する 事業者等との 連携
警察では、情報窃取の標的となるおそれの高
い 先 端 技 術 を 有 す る 事 業 者 等 と の 間 で 、「 サ イ
バーインテリジェンス情報共有ネットワーク」
を構築しています。このネットワークを通じて
事業者等から提供された情報を集約するととも
にこれらの情報を総合的に分析し、分析結果に
基 づく 注意 喚 起を 行っ て いま す 。
【情報窃取の代表的な手口】
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