平成 28 年度 スキルアップ研修 退院調整看護師育成コース(3 日間) わが国の看護をめぐる環境は、急速な少子高齢化の進展、診療報酬の改定に伴い、大きく変化せざる をえない状況となり、今後、「入院中(通院中)から治療後のことも一緒に考え、必要なケアを早めに 取り入れ、在宅で過ごすためには何が必要か、何が困ることになるのか」という退院支援・調整は益々 重要になってくる。 そこで、退院支援・調整に必要な知識と技術の向上を図り、実践に活かす研修を行う。 1.研修目標:退院調整看護師の役割を理解し、患者の個別性を考慮した在宅ケアへの移行支援・調整が できる。 2.研修内容:別紙参照 3.開催期間:平成 28 年 7 月 29 日(金) ・8 月 1 日(月) ・2 日(火) 18 時間(3 日間) 4.開催時間:10:00~16:30(10:00~11:50・12:40~16:30) ※1日目 9:40~ オリエンテーション 5.会場: ナースプラザ福岡 6.定員: 80 名 (1 日目のみ公開研修。公開研修については、定員 300 名とする) 7.受講資格:1)自施設において退院支援・調整を担う看護師として活動している者、またはその 任に着く予定の者 2)全日程を受講できる者 8.受講証明書の発行:全日程を受講した者に会長名で発行する。 9.受講料: 会 員 12,000 円 非会員 24,000 円 研 修 内 テーマ/ねらい 看護職ができる 退院支援・調整 1 日目 ・退院支援・調整の基礎知 識と看護の役割につい 7/29 て学ぶ (金) 内 容 容 講 師 1.退院支援・調整が求められる背景 近畿大学医学部付属 2.退院支援・調整を担う看護職の役割 病院 3.院内における退院支援・調整プロセス 難病患者在宅医療支 (教育・体制つくり・診療報酬) 4.退院支援・調整の実際 援センター 在宅看護専門看護師 ・患者に応じた移行支援を体系化する 河野 政子 ・外来患者への在宅療養支援 ・地域とのネットワーク構築 <公開研修> 退院支援システムの 構築と課題 1.在宅療養における制度の理解と支援体制の 理解 ・地域包括支援事業 2 日目 ・退院支援に必要な制度や 具体的な社会資源の活 8/1 用方法が理解できる (月) 独立行政法人 国立 病院機構 沖縄病院 看護師長 ・訪問看護事業 土井晴代 2.病院と地域をつなぐ看護連携 ・在宅療養移行期の患者・家族の問題と看護 の役割 ・ジェネラリストナース・管理者・地域連携 福岡赤十字訪問看護 ステーション 管理者 室の協働と役割分担 退院支援・調整を 実践するために 1.グループワーク(演習) ・事例を用いて、退院支援・調整、在宅療養 支援を考える 井手 麻利子 独立行政法人 国立 病院機構 沖縄病院 看護師長 土井晴代 ・患者・家族が必要として いる退院支援の方向性 3 日目 8/2 を導き出し、入院時から ファシリテーター 退院後の生活を視野に 福岡赤十字訪問看護 入れた有効な退院計画 ステーション を立案できる 管理者 (火) 井手 麻利子 遠賀中間医師会 在宅総合支援センタ ー 部長 新田 壽子
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