Title Author(s) Citation Issue Date URL 中国革命史研究( Abstract_要旨 ) 藤井, 高美 Kyoto University (京都大学) 1966-03-23 http://hdl.handle.net/2433/211749 Right Type Textversion Thesis or Dissertation none Kyoto University 【17 】 藤 氏) 高 たか 美 い 学 博 士 井 ふじ み 学 位 の 種 類 法 学 位 記 番 号 論 学位授与の 日付 昭 和 41 年 3 月 23 日 学位授与の要件 学 位 規 則 第 5 条 第 2 項 該 当 学位論 文題 目 中国革 命 史研究 論 文調 査委員 教 授 猪 木 正 道 法 (主 博 第 13 号 査) 論 文 内 教 授 立 川文 彦 容 の 要 教 授 勝 田吉 太 郎 旨 この論文は, 13章か らなる361貢の論文であって, 第一次国共合作の成立 か ら, 抗 日民族統一戦線の結 成 にいたる期間の中国共産党史を対象 としている。 第 1章 序言は, 問題の提起であって, 中国共産党が革命の指導権を奪取す るため, 国民党 に接近 し, これ と合作, 対立, 抗争, 分裂 しなが ら成長 してゆ く過程を追及 し, その間に党路線がいかに 変 化 し た か, 毛沢東の革命理論がどのよ うに して形成 されたかを明 らかにす るとともに, 中国共産党 とソ連共産党 および コミンテルンとの関係を分析 して, 中国共産党が開拓 した独 自の戦略 ・ 戦術 とエネルギ- の源泉を 探求するとい う本論文の意図が示 されている。 第2 章 第一次国共合作の成立, 第 3 茸 代 における国共関係, 第 6 章 冷戦争, 第 8 葺 5 ・ 30 事件 と省港罷工, 第 4 章 北伐の進展に対処せ るモスコーの指導 とその反応, 第 7 章 農村革命根拠地の樹立 に関す る一考察, 第 9 章 国際派 と毛沢東, 第 11章 北伐, 第 5 章 抗 日民族統一戦線の先声, 第 12 章 武漢政府時 第二次国内革 李立三路線に関す る一考察, 第 10章 抗 日民族統一戦線 に関す る一考察は, 第 1 葦 に提起 された問題を, 史料によって丹念にあとづけた ものである。 第 13章 結言 は, 本論文の研究 にも とづ 蕃, 中 ソ対立 の必然性 に言及 してい る。 論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨 中国共産党史の研究は少 くないが, 本論文のよ うに, 第一次国共合作の成立か ら, 抗 日民族統一戦線の 結成 までを, 豊富な史料 にもとづ き, 体 系的に叙述 した ものは, まだ現れていない。 本論文の特徴は, 明 確な問題意識 の下 に, 中国共産党が コミンテル ンの指導を脱 して, 独 自の革命理論および戦略 ・ 戦術を創 出 してゆ く過程を明 らかに した ところに存 している。 本論文の学問的価値 は高 く評価 され るべ きものであ り, 法学博士 の学位論文 として価値 あるものと認める。 - 37 -
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