「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)・重点プロジェクトの

「御 同 朋 の 社 会 を め ざ す 運 動 」(実 践 運 動 ) ・ 重 点 プ ロ ジ ェ ク ト の
さ ら な る 推 進 <2016(平 成 28)年 度 >に つ い て
1 .「 御 同 朋 の 社 会 を め ざ す 運 動 」( 実 践 運 動 ) に つ い て
「 御 同 朋 の 社 会 を め ざ す 運 動 」(実 践 運 動 )は 、基 幹 運 動( 門 信 徒 会 運 動・同 朋
運 動 ) の 成 果 を 踏 ま え 、『 宗 制 』 前 文 に あ る 「 あ ら ゆ る 人 々 に 阿 弥 陀 如 来 の 智 慧
と 慈 悲 を 伝 え 、も っ て 自 他 共 に 心 豊 か に 生 き る こ と の で き る 社 会 の 実 現 に 貢 献 す
る」ことを目的とした活動として、宗門全体において推進されている。
2015( 平 成 27) 年 3 月 13 日 に は 『「 御 同 朋 の 社 会 を め ざ す 運 動 」( 実 践 運 動 )
総 合 基 本 計 画・重 点 プ ロ ジ ェ ク ト 』の 内 容 を 刷 新 し 策 定 し た 。本 来 総 合 基 本 計 画
に つ い て は 、た び た び 内 容 を 変 更 す る 性 格 の も の で は な い が 、重 点 プ ロ ジ ェ ク ト
推 進 期 間 の 最 終 年 度 で あ っ た こ と や 、専 如 門 主 の 法 統 継 承 、並 び に「 伝 灯 奉 告 法
要 に つ い て の 消 息 」の 発 布 を 受 け 、そ の 内 容 を 見 直 す こ と と な っ た 。こ の 総 合 基
本 計 画 で は 、各 方 面 か ら の 意 見 を 踏 ま え 、当 初 十 分 に 周 知 で き て い な か っ た「 実
践 運 動 」 と 「 重 点 プ ロ ジ ェ ク ト 」 の 関 係 性 を 明 確 に 整 理 し た 。 ま た 、「 総 合 テ ー
マ」
(そっとつながる ホッがつたわる
~ 結 ぶ 絆 か ら 、広 が る ご 縁 へ ~ )に つ
いての見直しを行い、実践運動の趣旨を簡潔に表す「スローガン」として改め、
「結ぶ絆から、広がるご縁へ」へと集約したのである。
重 点 プ ロ ジ ェ ク ト 推 進 室 で は 、浄 土 真 宗 本 願 寺 派 総 合 研 究 所 の 協 力 の も と 、冊
子 『 ご え ん 』 を こ れ ま で に 2 冊 刊 行 し た 。 ま た 、 2014(平 成 26)年 度 に は 有 楽 町
朝 日 ホ ー ル (東 京 )を 会 場 と し て 『 シ ン ポ ジ ウ ム ご 縁 ~ 結 ぶ 絆 か ら 、 広 が る ご 縁
へ~』を開催したことは、運動推進の大きな力となった。
教 区 、組 、教 化 団 体 、一 般 寺 院 や 個 人 な ど 各 活 動 主 体 の 取 り 組 み に つ い て 、重
点 プ ロ ジ ェ ク ト 推 進 室 で は そ の 情 報 を 収 集 し 、実 践 事 例 を「 本 願 寺 ホ ー ム ペ ー ジ 」
上 に お い て 継 続 的 に 紹 介 し て お り 、 す で に 100 事 例 以 上 を 掲 載 し て い る 。 2015
( 平 成 27)年 1 月 、掲 載 事 例 が 一 定 の 数 に 達 し た こ と か ら 、『 実 践 事 例 集 』を 発
行し、集約した情報を発信した。
2.重点プロジェクトについて
重 点 プ ロ ジ ェ ク ト は 教 区・組・教 化 団 体 を は じ め と す る 活 動 主 体 が 、社 会 へ の
具 体 的 な 貢 献 の た め 、特 に 傾 注 す べ き 実 践 目 標 を 、年 限 を 定 め て 実 践 す る も の で
あ る 。2012(平 成 24)年 度 か ら 2014(平 成 26)年 度 に 亘 っ た 前 期 の 重 点 プ ロ ジ ェ ク
ト 推 進 期 間 が 終 了 し 、新 た に 2015(平 成 27)年 度 か ら 2017(平 成 29)年 度 ま で の 3
か年に亘る推進期間を設定し推進している。
尚 、前 期 推 進 期 間 が 終 了 し た こ と を 受 け 、特 筆 す べ き 活 動 に 対 し 奨 励 の 一 環 と
し て 新 し く「 重 点 プ ロ ジ ェ ク ト 大 賞 」並 び に「 実 践 活 動 奨 励 賞 」を 設 け て 表 彰 し 、
『 本 願 寺 新 報 』「 本 願 寺 ホ ー ム ペ ー ジ 」 な ど で 紹 介 し た 。 受 賞 し た 団 体 に は 賞 状
と 特 別 助 成 金 を 交 付 し 、今 後 の 活 動 へ の 支 援 と す る 。ま た こ の 顕 彰 を 周 知 し 、積
極 的 な 活 動 を 奨 励 す る こ と に よ り 、各 活 動 主 体 が「 実 践 目 標 」の 達 成 に 向 け 、意
欲的に取り組めるようにしたい。
3.2016(平成28)年度の取り組み
本 年 度 は 、「 御 同 朋 の 社 会 を め ざ す 運 動 」 中 央 委 員 会 ・ 教 区 委 員 会 ・ 組 委 員 会
の 各 委 員 が 新 た に 選 出 さ れ 、ま た 教 区 会 議 員 並 び に 組 長 と い う 地 方 に お け る 要 職
者 が 改 選 さ れ る た め 、改 め て 実 践 運 動 に お け る 理 念 の 周 知 と 、一 層 の 活 動 推 進 に
努める必要がある。
また、宗派における実践運動の一環として、宗門総合振興計画と連動しつつ、
山積する現代社会の課題への対応として、シンポジウムの開催や冊子『ごえん』
の発刊を予定している。
尚 、 地 方 に お け る 活 動 推 進 に 資 す る た め 、「 教 区 ・ 特 区 実 践 運 動 推 進 助 成 金 」「 組 実
践運動推進費」の交付、並びに中央委員会や公聴会の意見を反映し設定した「講師派
遣制度」や「組重点プロジェクト推進助成金」などの経済的支援を行っており、 本年
度もこれらの支援を継続することにより、地方における運動推進の一助としてい
る。
以
上