教育分野ODAについての JNNEからの4つの提言 教育協力NGOネットワーク(JNNE) 1 提言1:基礎教育援助の割合を増やす 2国間援助に占める基礎教育援助額の割合 日本 DAC平均 基礎教育 0.5% 2.1% 経済インフラ 45.0% 16.0% <日本> <DAC平均> その他 社会セクター その他 社会セクター 人道援助 基礎教育 生産セクター 人道援助 基礎教育 経済セクター 生産セクター 経済セクター 2 出所:OECD/DACデータベース 2012 教育に対する直接援助の大半を奨学金や生徒帰属費用に 支出しているドナー上位4カ国 3 提言2:中所得国から不就学児童、教育の男女格差が大きい 脆弱国、低所得国への配分を 教育援助の地域配分 <日本を除くG7諸国平均> <日本> 低所得国 30% 中所得国 55% 中所得国 70% 注:「分類不能」は除外してある 出所:OECD/DACデータベース 2011 提言3:技術協力と財政支援をミックス 財政支援:相手国政府の教育予算を補てん 経常経費支援 – 途上国の教育予算の7~9割が教員給与 – 2015年までに112カ国で、合計540万人の新規教 員の雇用、配置が必要 – 授業料も貧困児童(特に女子)の就学を阻害 日本のキメの細かい技術協力の効果向上のため にも経常経費支援を 提言4:教育のためのグロ-バルパ-トナ-シップ GPE基金にもっと配分を EFA目標達成のための 国際的な支援プログラム GPE基金への拠出表明額(2011-2014) 400 352 350 300 財政支援を重視 100万ドル 低所得国を優先的に支援 278 250 200 167 150 援助効果パリ宣言を基礎教育 分野で具現化 100 65 50 22 21 19 5.4 日 本 ド ン ラ ア イ ル ドイ ツ 米 国 ス ラ フ ン ラ オ ン ダ ア リ ー ス トラ オ 5年間で35億ドルの 一部をGPE基金に 英 国 0 6 世界一大きな授業 目的:教育協力への世論を高め、教育支援の額を増やすと同時に、 支援の質を高める 2003年参加者: 641人 2013年参加者:5万7,322人 ・参加者数は2003年から約100倍に ・教育協力や国際協力、ODAの使途に関心を持った市民が増加 ・一方、日本のODAはピークの1997年から半減、世界第5位に ・教育分野ODAの配分を高等教育から基礎教育へ、中所得国か ら不就学児童、教育の男女格差が大きい脆弱国、低所得国へ 市民の声を政策に反映してください
© Copyright 2024 ExpyDoc