近畿ブロック知事会 新たな子育て支援についての提言 提言1 子育て支援制度の見直しにあたっては、「国と地方の協議の場」 などを通じ、地方と十分な協議を行い、意見を反映すること。 ★地域主権の理念に逆行 提言2 (補足) ◆ 「国と地方の協議に関する法律(案)」の成立を待つまでも なく、地方だけでなく、事業者や利用者の意見を反映すること。 全国一律の現金給付は、国の責任で実施。地域でニーズが異 なる現物給付は、地方の責任と創意工夫により提供できる仕 組みとするとともに、必要かつ十分な財源については、恒久的・ 安定的なものとした上で、税財源移譲等により措置すること。 ★国と地方の役割分担が 不明確 ★特別会計の 見直し議論に逆行 (補足) ◆ 全国一律の制度は国が実施し、保育サービスなど地域に より実情が異なるサービスは地方が実施するという国と地方 の役割分担を明確にすること。 ◆ 「子ども・子育て勘定(仮称)」を設け、財源を一本化した上 で、必要な費用を各市町村に包括的に交付するとしているが、 新たな特別会計設置の必要性等について十分に検証するこ と。 ◆ 新システム開始までの間は、「安心こども基金」等により、 必要な財源を確保すること。 提言3 義務付け・枠付けなどの問題点の改善を図るとともに、新たな システムの構築にあたっては、地方の意見を反映した権限移譲 などを行うこと。 ★基準に合理的根拠なし (補足) ◆ 保育所や家庭的保育事業(保育ママ)などの面積基準等 に象徴される国による義務付け・枠付けについて、国が「従 うべき基準」として縛るのではなく、地方が地域の実情に応 じて主体的に決定できる仕組みにすること。 ◆ 国が引き続き「従うべき基準」とする場合は、その合理的 根拠を明らかにすること。
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