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白川文字学の室リニューアルに係る業務委託仕様書
Ⅰ
委託業務内容
へや
「白川文字学の室」をリニューアルするための展示業務を委託する。
Ⅱ
Ⅲ
委託期間
契約締結の日から10月11日(火)まで
委託費
9,800千円(税込)を上限とする。
Ⅳ 企画提案に際しての留意事項
1 展示内容について
(1)白川文字学の室全体のリニューアルコンセプトを「国内唯一の白川文字学の発信
拠点」とする。
(2)現在の備品、展示物をできるだけ活用する。
○現在の備品
・展示ケース(ガラス付) 4台
・展示棚(ガラス付)
1台
・書棚
1台
(3)展示構成は以下の3つのゾーンとする。
A導入ゾーン
① 「白川静博士とは」
B研究ゾーン
② 「白川静博士の研究の足あと1」(「文字の変遷」ゾーン)
③ 「白川静博士の研究の足あと2」
(基礎研究から功績の集大成「字統」「字訓」
「字通」へ)
④ 「白川静博士の研究の足あと3」(「万葉集」「詩経」の比較研究)
⑤ 「白川静博士の研究発信」(文字講話、書籍)
⑥ 「書斎」の復元
C関連ゾーン
⑦ 「博士と関わりのある人々」
A 導入ゾーン
① 「白川静博士とは」
○「白川文字学の室」の入口にもなるため、入りやすい空間を演出すること。
○博士の人物像が分かる展示にすること。
○福井県との繋がりが分かる展示にすること。(幼少期~青年期)
B 研究ゾーン
② 「白川静博士の研究の足あと 1」(「文字の変遷」ゾーン)
○文字の変遷が分かるようにする。
○甲骨文字・金文に関しては特に白川静博士の研究対象であるため、強調したも
のとすること。
・拓本資料40点程度を効果的に展示すること。
③ 「白川静博士の研究の足あと 2」
(基礎研究から功績の集大成「字統」「字訓」「字通」へ)
○「説文解字」から始まる文字研究の基礎について分かる展示にすること。
○研究の手段・方法について身近に触れることができるように工夫すること。
○「字統」「字訓」「字通」について三部作の違いが分かる展示にすること。
④ 「白川静博士の研究の足あと 3」(「万葉集」「詩経」の比較研究)
○「万葉集」「詩経」の比較研究が分かる展示にすること。
⑤ 「白川静博士の研究発信」(文字講話、書籍)
○「文字講話」の臨場感を味わえる空間にすること。
・
「文字講話」に使用した模造紙19枚(110cm×80cm)を効果的に展
示すること。
○書籍編集について(苦労話やコラム)
⑥ 「書斎」の復元
○復元書斎については、白川文字学を理解し、写真等を参考にした上で、自らの書
斎を「書庫」と称した、白川静博士の書斎を忠実に再現すること。
・机等の遺愛品に直接加工をしないこと。
・入室者が書斎の中に入れるようにすること。(臨場感を体感)
※書斎の写真、レイアウト図、展示資料(書籍、原稿、遺愛品)リスト等につ
いては現地説明会にて配布
C 関連ゾーン
⑦ 「博士と関わりのある人々」
○博士の研究が多方向に発信されていることを印象付ける内容にすること。
(4)それぞれの展示ゾーンについてのキャプションを設置すること。
(5)安全性に配慮した展示とすること。
(6)長期間の保存に耐える展示とすること。
(7)メンテナンスが容易な展示とすること。
(8)展示物の追加・更新、入替が容易な展示とすること。
(9)復元書斎を監視できる受付を設置すること。(来場者の対応を兼ねる)
(10)展示パネル、キャプション等以外の展示資料は原則、県で用意する。
(11)展示資料リストは現地説明会で配布する。
3 その他
(1)白川文字学の室リニューアルに係るフィルムの使用料等は業者が請け負うものと
する。
(2)受託者は、成果物の著作権(著作権法第27条及び第28条に規定する権利を含
む。)を福井県立図書館に無償で譲渡するものとし、著作者人格権を行使しないも
のとする。
(3)必要書類が不足している資料、提出期限に遅れた資料は一切受け付けない。
(4)提出された書類は返却しない。
(5)企画提案に関する経費は、全額提案者負担とする。
(6)書類の内容に虚偽の記載がある場合には、失格とする。