日本薬剤師研修センター 研修認定2単位 特定非営利活動法人 名古屋臨床薬剤師研究会 NCP 第36回 オープンセミナー 日 時: 2016年5月22日(日曜日) 場 所: 大垣研修センター (ドラッグユタカ 研修センター) 13:45 - 17:00 〒503-0015 岐阜県大垣市林町十丁目1339番地1 参加費: 3,000 円 (学生:無 料) TEL.0584-83-7330 定員: 100 名 “かかりつけ薬剤師”としての活動が求められる昨今、臨床薬剤師として薬の知識のみならず、患者さまに適切な 助言をするうえでも必要な臨床検査値について知ること。複数の医療機関から処方される薬に対して適切な服薬指導 をするうえで必要な薬物動態を知ることは新しい医療制度に対応していくうえで大切なことと企画いたしました。 是非この機会をお見逃しなくご参加下さい。 ~セミナー運営委員より ■講演1 13:45-15:15 『臨床検査値を読む -病態の把握と薬物療法の最適化-』 講師 :名城大学薬学部実務実習部門 准教授 黒野 俊介 先生 近年、 「かかりつけ薬剤師」としての活動や在宅薬剤管理指導業務において、患者から様々な情報を集取し、薬物治療の効 果や副作用の発現などについて判断することが求められています。そのため、薬剤師には患者から情報を引き出すためのコ ミュニケーション能力やバイタルサインを読み解くフィジカルアセスメント能力の他に臨床検査値を判読する能力が求め られます。中でも臨床検査値は患者の状態を客観的かつ経時的に把握するための貴重な情報の一つです。最近では院外処方 せんに臨床検査値を表示する病院も増えてきました。薬物療法の専門家である薬剤師には、その検査項目において、基準値 からの逸脱の原因は病気なのか、それとも薬剤の影響なのかを判断し、処方内容のチェックや服薬指導に活かすことが必要 です。本講演では、各種検査項目の特徴や病態を把握するための臨床検査値の読み方について概説します。 ■講演2 15:30-17:00 『添付文書から考える医薬品の体内動態』 講師 : 愛知学院大学薬学部臨床薬物動態学講座 講師 浦野 公彦 先生 近年「ポリファーマシー」という言葉が用いられるようになり,多剤併用に伴う弊害が臨床現場で問題視されてい ます.多剤併用のもとでは,必ず薬物間相互作用が生じています.その中で有害事象が問題となる相互作用について は,適切に判断し,処方の変更を行わなければなりません.薬局では,多施設から処方された薬剤の監査のみならず, 食品やサプリメントとの相互作用に注意が必要です.相互作用には薬物動態的,薬力学的な相互作用があり,それら のメカニズムを理解することにより,適切な処方監査,疑義照会が可能となると考えます. 16-245
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