日本薬剤師研修センター 研修認定2単位 特定非営利活動法人 名古屋臨床薬剤師研究会 NCP 第34回 オープンセミナー 日 時: 2016年1月30日(土曜日) 場 所: 高見研修センター (スギヤマ薬品研修センター 2F) 〒464-0073 名古屋市千種区高見1-1-5 参加費: 3,000 円 15:00-18:15 TEL.052-762-1171 定員: 100 名 (学生:無 料) 臨床薬剤師として課題である、妊婦さんと母乳育児中の患者への薬学的知見に基づく服薬指導に関するセミナーです。 お二人の先生は薬剤師の視点についてもよくご理解頂いておられ、日常業務に役立てられる内容を勉強頂けることと思います。 是非この機会をお見逃しなくご参加下さい。 ~セミナー運営委員より ■講演1 15:00-16:30 『妊婦と胎児の生理、先天異常について ~薬剤師さんに知っていただきたいこと~』 講師 : 種村ウイメンズクリニック 院長 種村 光代 先生 妊娠中の投薬が問題となることが多いのは、第一に、妊娠と気づかずに投薬される場合である。これらの多くの場合は、医療従事者の ちょっとした注意で随分と予防できるケースが多い。 第二に想定されるケースは、妊娠中に何らかの疾患に罹患して投薬を考慮せざるを得ない場合である。他科を受診して薬を我慢してし まい症状を悪化させている症例に遭遇することも稀ではないので、医療従事者間の相談ネットワークの必要性も示唆される。 第三の可能性として、何らかの慢性疾患のために投薬を受けている女性が妊娠を希望する場合である。無事出産するためには母体の健 康があってこそで、継続的なカウンセリングやサポートが必要とされる。 われわれのもとに相談に訪れる、薬に悩む女性達は、これから万が一起きるかもしれない胎児への影響に苛まれ不安に陥っている。患 者さんが必要としているのは正確な薬剤情報だけではない。出産に向けて前向きになれるような診療支援を行うために知っておきたい、 妊娠と胎児の基礎知識についてお話しする。 ■講演2 16:45-18:15 『母乳と薬について』 講師 : 星ヶ丘マタニィティクリニック 小児科 瀬尾 智子 先生 母乳育児は子どもにとっても母親にとっても様々な利点があることが科学的に証明されている。授乳中の女性もしばしば薬を使用す ることがあるが、服薬が理由で授乳を中断・中止しなければならないことはほとんどない。母親が摂取した薬剤はほとんどが母乳中へ移 行するが、その量は微量であり、乳児に有害な作用を及ぼす可能性は低い。また、個々の薬剤の母乳への移行や乳児に対するリスクにつ いて、最近は情報検索が容易になってきている。医療専門家は、個別のケースに対して、科学的で最新の情報を収集し、母乳育児中の母 親が安心・納得して必要な治療を受けながら授乳できるように支援する必要がある。また、薬剤師は薬の専門家として、クライアントだ けでなく、医師に対しても適切な情報提供ができることが望まれる。 主催: NPO名古屋臨床薬剤師研究会 ココ 【アクセス】 今池駅より ・③番出口より徒歩にて約10分 東部医療センター前 【お申込み方法】 両セミナーともHP:http://www.nicpsmo.com/kenkyuukai.top.html の参加申込みフォームよりお申込み下さい。 定員に達しない場合にのみ、当日受付を致します。 【連絡先】 NPO名古屋臨床薬剤師研究会 事務局 名古屋市千種区千種二丁目22番8号417 ㈱名古屋臨床薬理研究所内 Tel 052-733-7601 Fax 052-846-2888 16-243
© Copyright 2024 ExpyDoc