新濃尾(二期)地区 新木津用水路春日井上田楽

現
場
新濃尾(二期)地区
代 理 人
新木津用水路春日井上田楽工区その2工事
レポート
本工事は名古屋都市圏の北東部にあたり、周辺に
は工場も多く、県下有数の内陸工業都市として発展
している地域です。
田畑の休閑期に用水の供給をストップして行う工
事であり、
既存のブロック張水路を取壊し、プレキャ
ストL形水路を設置します。また、水管理の合理化
により分水工を統合した副水路を設置します。
現在、主水路(プレキャストL形水路)の施工は
完了しており、付帯工・復旧工を残すところとなっ
ています。
周辺に工場が多いため付近の道路は非常に交通量が多く、そのため、用水路沿いは地域住民のよ
き憩いの散歩道となっていました。通行止めに際し、住民のご理解を得るのに苦労しましたが、工
事が進んでくると「こんなにきれいにするのかい」と声を掛けられ、現場冥利に尽きる思いがしま
した。
本工事施工箇所の水路に架かる『西行橋』に「昭和40年 3 月完成」と記されており、奇しくも私
の誕生と同じでした。次回の改修工事も行いたいと思います(100歳頃?)。
新濃尾用水では地域と共に水路の機能回復に取り組んでおり、その一環として工事に携わること
ができ、本年 3 月に工事完成しました。
監督職員からのエール
新木津用水路は、排水処理機能の改善及び水管理の合理化等を目的として用排水兼用水路
10.6kmを改修することとし、平成26年度事業計画変更で新たに取り入れられました。
この工事は、この路線着工の一番手として、みらい建設工業㈱が受注したものです。施工
場所は、名古屋市から12kmの都市近郊に位置しており、市街地を通る箇所も多くある中で
両サイドに田畑、工場が配置され、地域排水の流入もなく比較的良好な所です。
湛水被害防止として、地域住民からの強い要望があり特に注目されている工事で、水路勾
配が 1 /3000と緩やかなため、水路仕上げには最善の施工技術が求められました。このため、
安全・確実・綺麗な仕上を行うため、現場代理人岩崎氏は、監督職員と意思の疎通を図ると
ともに関係者及び地域住民への気配りをしていただき、無事故無災害に努め無事竣工の日を
迎えられました。
監督職員
(写真左)
東海農政局 新濃尾農地防災事業所
工事第二課長 鈴木 和成
現場代理人
(写真右)
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みらい建設工業株式会社
● 土地改良 293号 2016.4
岩崎 泰治