1 2016.春 Vol.18 TOPIC 目次 ✏TOPIC ➣低リスク株式運用ロードショ ー ✏ちょっと一息 ➣音楽の愉しみ方 ✏プロダクト情報 ➣国内バイアウトファンドに投 資するファンド・オブ・PE ファンズ投資 低リスク株式運用ロードショー 低リスク株式運用戦略の提携先である Martingale Asset Management L.P. (以下、マーチンゲール社といいます)から、 副会長のジョン・トーマス氏、運用担当者の プラブー・カビ氏の両氏が来日し、3月7日 から11日にかけてお客様や運用評価機関様 を訪問させて頂き、低リスク株式の有効な特 性を生かした運用戦略について、ご説明させ ていただきました。 ジョン・トーマス氏 プラブー・カビ氏 「低リスク株式のパフォーマンスが良いという話はいろいろな運用会社から聞くが、マーチ ンゲール社のようになぜ低リスク株式のパフォーマンスが相対的に高いか、その背景につい て突き詰めて検証し、その説明を聞いたのは初めてだ」といったうれしいお言葉をかけてくだ さるお客様もいらっしゃいました。運用会社冥利につきる、ありがたい瞬間でもございます。 以下、ミーティングの要旨をご紹介させて頂きます。 低リスク株式のパフォーマンスはなぜ良いのか? アナリストの業績予想が時間の経過と共にどのように変化するかを研究したのが下の図です。 (期間)1992年∼2013年 お問合せ先 T&Dアセットマネジメント(株) 03-6722-4801(代) http://www.tdasset.co.jp/ Russell1000をユニバースとしたリスクベースの分位分析 出所:マーチンゲール社 ・本資料は、T&Dアセットマネジメントが情報提供を目的として作成した資料であり、投資勧誘を目的としたものではありません。 ・本資料は、信頼できると判断される情報に基づいて作成されていますが、当社がその情報の正確性、 信頼性を保証するもの ではありません。 ・本資料のご利用に当たっては、3頁目の「ご留意事項」もご確認下さい。 T&Dアセットマネジメント株式会社 2 決算発表の6四半期前にアナリストは企業業績を7.9%多めに予測しています(中央のグレーの線)。特にリスクの高い企 業に関してアナリストは31.9%収益を過大に見積もるのに対して、リスクが低い企業に関してはアナリストは3.2%しか収益を 過大に予測していません。高リスク株式に関しては、実際の発表に向けて幻想的で魅力的に見えた業績予想がどんどん現 実的なものへ下方修正されていきます。高リスク株式が割安に見えるものの、時間の経過と共に割高になることが、リスクア ノマリーが存在する背景の一因になっています。このようなアナリストの行動は簡単には変わらないと考えますので、今後と も低リスク株式のパフォーマンスは有望であると考えます。 「低リスク米国株式ロングショート戦略」の特徴 マーチンゲール社と当社がご提供している、低リスク米国株式ロングショート戦略のポートフォリオをお示ししているのが下 の図となります(各銘柄の面積がポジションの大小を表しています)。 2015年12月31日現在 出所:マーチンゲール社 当戦略は、人間がバイアスを持って投資するが故に存在するリスクアノマリーを安定的かつ効率的に享受する事を目指し たロングショート戦略です。これに加え、ファンダメンタルモデルによる割安・割高の評価を組み合わせて運用しています。 一言で言えば低リスク(緑色)で割安と考える企業をロングし、高リスク(赤色)で割高と考える企業をショートします。多くの銘 柄に投資し、個別銘柄ベースでも分散を図っていますが、全てのセクターでポジションをとり、業種の分散も効かせている様 子が上の図からもお分かりいただけるかと思います。また、割安・割高といったバリュエーション評価を加味しているため、ロ ング(ショート)にも、赤(緑)色が見られます。 当戦略では、幅広い企業に投資することで意図せざるリスクを排除しながら、リスクアノマリーを獲得することを目指してい ます。 グローバル株式運用部長 中埜 真二 ちょっと一息 音楽の愉しみ方 BGMとしてクラシックをよく聴く。最近はハイレゾが普及し始めて、原音に近い音が聞けると言わ れるが、やはり生の音は格別だ。となるとコンサートに行くことになるが、プロのオケはそれなりのお値段で気軽に行ける 訳ではない。 毎年5月の連休に東京国際フォーラムで音楽の祭典『ラ・フォル・ジュルネ』が開催される。この音楽祭は手頃な値段で 多くの演奏家の様々な音楽を聴くチャンスで、びっくりするような世界的アーティストが出演する場合もあり、とても楽しみ にしている。 一方、アマチュアの演奏を聴くのも楽しい。オーケストラに属している運用部門のメンバーがいて、今年2つの演奏会 に行く機会があった。ひとつは年齢構成が幅広く、アマチュアとは言え円熟味のある演奏を、 もう一つは学生OB中心で現役学生も属している若々しいオケでエネルギッシュな音を響かせて いた。 演奏に個性があって面白いが、何より仲間と一緒に音を創り上げている彼らのひたむきな姿を 見るのはとても刺激的だ。ぜひまた行ってみようと思う。 執行役員 チーフ・インベストメント・オフィサー 運用統括部長 山中 清 ・本資料は、T&Dアセットマネジメントが情報提供を目的として作成した資料であり、投資勧誘を目的としたものではありません。 ・本資料は、信頼できると判断される情報に基づいて作成されていますが、当社がその情報の正確性、 信頼性を保証するもの ではありません。 ・本資料のご利用に当たっては、3頁目の「ご留意事項」もご確認下さい。 T&Dアセットマネジメント株式会社 3 プロダクト情報 国内バイアウトファンドに投資する ファンド・オブ・PEファンズ投資 世界経済危機以降減少していた国内バイアウトファンドの募集額も2013年以降回復の兆しを見せています。事業継 承者不足や企業のリストラクチャリング(本業では無い部門売却等)などからバイアウト案件への投資機会は今後も安定 して発生すると思われ、バイアウトファンドの投資機会も豊富に存在すると考えます。 当社がご提供するファンド・オブ・PEファンズ投資 (注1)の特徴は次の通りです。 運用の特徴 ・2年間の投資期間の間に、厳選した複数の国内バイアウトファンドに投資します。比較的早い時期に投資を完了し、 ポートフォリオを構築することを目指します。 ・事前に投資候補のファンドを7ファンド提示させて頂きます。この中から原則として5∼7ファンドに投資をします (注2) 。 ・複数ファンドのモニタリング、キャピタルコール、分配金受領などを一元化して行います。 運用会社 ・2002年から日本のPEファンドへの投資やモニタリング実績があるエー・アイ・キャピタル株式会社(以下、AICといいま す)が無限責任組合員として運用を担当します。AICはT&D保険グループの一員である大同生命が25%出資する会社 です。 ・AICは合計約29億ドルのPEファンドへ投資、合計約34億ドルのPEファンドのモニタリング等を行っており世界の260程 度のファンドをモニタリングしています。 当戦略はグループ保険会社が投資を行い4月末にファーストクローズを行う予定です。為替リスクもなく、少額で複数 の国内バイアウトファンドへの分散投資が可能なユニークな戦略であると考えています。また将来設定される予定の同 様のファンドに投資することで、日本のPEファンドへのヴィンテージ分散(投資タイミング/期間)も可能になると想定さ れます。 投資家 投資家 投資家 出資 出資 ファンド・オブ・PEファンズ 出資 運用 日本の複数のバイアウトファンド エー・アイ・キャピタル 投資 30∼60社の日本企業 注1:現在投資事業組合の契約書等を作成しているところであり、ここでご紹介する運用戦略と実際の運用戦略 は異なる場合があります。 注2:ファンド額の30%を上限に同等ファンドにコミットすることもあります。 投資顧問営業部長 高田 国典 【ご留意事項】 本資料は、T&Dアセットマネジメントが情報提供を目的として作成した参考資料であり、投資勧誘を目的としたものではありません。したがいまし て、個別銘柄に言及した場合でも、関連する銘柄の当社ファンドへの組入れを約束するものでも、売買を推奨するものでもありません。本資料 は、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。本資料は、当社が信頼性が高いと判断した情報等により作成したものですが、その正 確性・完全性を保証するものではありません。本資料中の数値・グラフ等の内容は、過去の状況であり、将来の市場環境等を示唆・保証するも のではありません。 ・本資料は、T&Dアセットマネジメントが情報提供を目的として作成した資料であり、投資勧誘を目的としたものではありません。 ・本資料は、信頼できると判断される情報に基づいて作成されていますが、当社がその情報の正確性、 信頼性を保証するもの ではありません。 ・本資料のご利用に当たっては、3頁目の「ご留意事項」もご確認下さい。 T&Dアセットマネジメント株式会社 4 リスク情報 (1)国内株式 発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、株価が変動して、投資元本を割込むことがあります。流動性の低 い銘柄においては、流動性の高い銘柄に比べて株価の変動率が大きく、売買に支障をきたす可能性があります。発行者が民事再生手続や破 産等になった場合、投資元本を大幅に下回り、全額を回収できなくなることがあります。 (2)外国株式 前述した国内株式に関するリスクに加えて、外国為替市場の変動により、投資元本を割込むことがあります。 発行者が主に外国で企業活動を行っており、外国の証券取引所(または店頭市場)に上場されていることから、各国における政治・経済・社 会情勢の変動等により、企業業績の悪化、株式の売買が制限される等、売買や受渡等が不能になる場合があります。また、通貨不安の発生によ り、大幅な為替変動が起こり、円への交換が制限される、あるいはできなくなる場合があります。そのほか外貨建株式の取扱いは、それぞれの外 国の売買制度や課税制度等に準じますが、これら制度等の変更が行われる場合があります。 (3)国内債券 債券の価格は金利の変動等により上下しますので、償還前に売却する場合には、投資元本を割込むことがあります。また発行者の経営・財務状 況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割込むことがあります。 (4)外貨建債券 前述した国内債券に関するリスクに加えて、外国為替市場の変動により投資元本を日本円で受取る場合、投資元本を割込むことがあります。外 国の政府や企業が発行者となる場合、国内債券と同様に信用リスクがあります。外国における政治・経済・社会情勢の変動等により、売買が制限 される等、売買や受渡等が不能になる場合があります。また通貨不安が発生して、大幅な為替変動が起こり、円への交換が制限される、あるいは できなくなる場合があります。そのほか外貨建債券の取扱いは、それぞれの外国の売買制度や課税制度等に準じますが、これら制度等の変更 が行われる場合があります。 (5)国内新株予約権付社債 国内新株予約権付社債の価格は、発行会社等の株式の価格変動や金利変動の影響、あるいは発行会社等の経営・財務状況の変化及びそれ らに関する外部評価の変化等により上下しますので、投資元本を割込むことがあります。流動性の低い銘柄においては、流動性の高い銘柄に比 べて価格の変動率が大きく、売買に支障をきたす可能性があります。 発行会社等が民事再生手続や破産、あるいは債務不履行等になった場合、利払いが行われなくなる・全額が償還されないことがあります。また、 投資元本を大幅に下回り、全額を回収できなくなることがあります。新株予約権の行使期間には制限があります。 (6)投資信託 組入れた有価証券の価格変動により基準価額が変化し、投資元本を割込むことがあります。また組入れた有価証券の発行者の経営・財務状況 の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により投資元本を割込むことがあります。外貨建の有価証券を組入れる場合には、これらのリスク に加え外国為替市場の変動により、投資元本を割込むことがあります。なおクローズド期間中は換金ができないよう設定されています。 (7)先物・オプション取引 対象とする原資産等の変動により価格が上下しますので、これにより差損が生じることがあります。またオプション取引の場合、オプションを行使 できる期間が限定されています。 お客様にご負担いただく費用等について 投資信託に係る費用等について 投資者が直接的に負担する費用: 購入時手数料・・・上限 4.32%(税込) 信託財産留保額・・・上限 2.75% ◆ 投資者が信託財産で間接的に負担する費用: 運用管理費用(信託報酬)・・・上限 年1.998%(税込) ◆ その他費用・手数料: 上記以外に保有期間に応じてご負担いただく費用があります。 投資信託証券を組み入れる場合には、間接的にご負担いただく費用として、当該投資信託の資産から支払われる運用報酬、投資資産の取引費用等が発生しま す。これらの間接的な費用のご負担額に関しましては、その時々の各投資信託証券の組入比率や取引内容等により金額が変動しますので、予めその料率、上限 額等を具体的に示すことができません。 ※ 当該手数料等の合計額については、投資者がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。 ※ 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、T&Dアセットマネジメ ントが運用するすべての投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、 それぞれの投資信託により異なります。詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)でご確認ください。 投資一任契約、投資顧問契約に係る報酬等について (1)投資一任契約、投資顧問契約に係る報酬額は、下記①または①と②の組合せにより、お客様との協議に基づいて決定させていただきます。 ①定額報酬型 お客様の契約資産額に、一定の料率を乗じて算出します。料率は2.0%(年率、税抜)を上限とし、契約資産額や運用手法、サービス内容等の事情 に鑑み、個別協議により報酬額を決定させていただきます。 ②成功報酬型 成功報酬の割合については、予め取り決めたベンチマーク等を超過した収益部分の20%(年率、税抜)を上限とし、お客様の契約資産額や運用手 法、サービス内容等の事情に鑑み、個別協議により決定させていただきます。 (2)その他証券取引に伴う手数料、有価証券売買時に売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、等。(その他の費用については、運用 状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。) (3)報酬額には消費税相当額が上乗せされます。 (4)その他契約資産において株式等を保有している場合には、配当金等に対して、源泉税等がかかります。 ※ 投資一任契約締結後、運用資産に投資信託受益証券等を組入れる場合には、当該投資信託受益証券等の購入・保持にかかる信託報酬・手数 料・管理費用・税金等はお客様のご負担となります。 ※ 上記で組入れた受益証券等に係る財産が他の投資信託受益権等に出資され、または拠出される場合にかかる費用については、投資対象が多 岐にわたり、条件等も異なること、また随時投資対象が変更されることから、購入・保持にかかる信託報酬・手数料・管理費用・税金等については、 予め明示できません。 商 号:T&Dアセットマネジメント株式会社 登録番号:金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第357号 加入協会:一般社団法人日本投資顧問業協会、 一般社団法人投資信託協会 ・本資料は、T&Dアセットマネジメントが情報提供を目的として作成した資料であり、投資勧誘を目的としたものではありません。 ・本資料は、信頼できると判断される情報に基づいて作成されていますが、当社がその情報の正確性、 信頼性を保証するもの ではありません。 ・本資料のご利用に当たっては、3頁目の「ご留意事項」もご確認下さい。 T&Dアセットマネジメント株式会社
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