改正案の主なポイント①

改正案の主なポイント①
<14条本文>
①開示対象として規定する情報項目を拡充
・標準管理規約の改正、購入予定者等におけるニーズ等を踏まえて充実(開示する事項を列記した別表第5を新
設)。
➁開示対象者に組合員を追加
・組合員自らが購入予定者に情報提供を行う場合等に対応できるよう、組合員への情報開示・提供規定を追加。
③開示費用の徴収規定を追加
・情報開示関係業務に要する費用を管理業者が開示の相手方から受領できる旨の規定を追加。
<14条関係コメント>
以下の内容について、新たに記述又は記述を充実
①情報開示の意義
・管理情報が購入予定者に提供されることは、購入予定者の利益保護に資するほか、マンション内のトラブルの
未然防止、組合運営の円滑化、資産価値の向上等の観点からも有意義である旨を追記。
②「共用部分における重大事故・事件」への対応
・別表第5に掲載する「共用部分における重大事故・事件」については、該当事項ごとに管理組合に開示の可否
を確認し、承認を得た上で開示するとの対応も考えられる旨を追記。
③プライバシー情報が含まれる場合の対応(売主滞納額は開示に特段の配慮は不要である旨を明示)
・個人情報保護法の趣旨を踏まえた対応が必要であることを明記。売主滞納額等、別表第5の項目は「共用部分
における事件事故」(特定の個人名等が含まれている場合)を除けば開示に特段の配慮は不要である旨を明記。
④購入予定者等へ開示する場合の修正
・規約等において購入予定者への提供・開示が規定されている場合には、これを踏まえた規定とする旨を追記。
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見直し案の主なポイント②
<14条関係コメント(続き)>
⑤総会議事録等の閲覧業務を受託する場合の修正
・宅建業者に対する総会議事録等の閲覧業務を受託している場合には、これを踏まえた規定とする旨を追記。
⑥開示に関する事後報告を行う場合について追加
・管理業者が提供・開示した件数、手数料等については、第9条3項の報告の一環として報告することもあり得る旨
を記述。
<別表第5>
①
管理費等の変更、大規模修繕の実施等に係る「予定有」「検討中」の定義を明確化(5(3)、6
③、7①及び②)
・管理費等の変更、専有部分使用規制の制定・変更、大規模修繕等の実施等に係る今後の予定に関する情報開示が
適切になされるよう、「予定有」「検討中」の用語の定義を明確化。
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