第1回 質疑内容要旨

マンション管理の基礎勉強会
第 1回 【 入門編:マンション管理とは 】
★★ 質疑応答(Q&A)の内容について ★★
回答 : 板橋区マンション管理士会 茂木
Q1 “専用部分” と “共用部分” と “共有部分” の用語について。自分のマンションでは、その部屋の居住者のみ
が使用している“専用”庭 のようなものも、共用部分と定義されている。これは、専有・専用部分ではない?
A
専用庭は、共用部分の一部であるうえ、専用使用権が設定されているもののため、共用部分とは区分けされて
いますが、大きく分けるなら、それは共用部分(である)なのです。
用語は区分所有法で定義され、且つ管理規約の中でも共用のものは「共有部分」の呼称を使用していなく、
「共用部分」と統一されています。
Q2 役員の“監事”は、理事会出席が任意となっている。これは義務化にできないのか?
A
直近(平成 28 年 3 月)のマンション標準管理規約の見直しで、義務化されています。
Q3 規約の一部改正の方法について
A
一部改正の都度、規約集の作成は費用等の問題により行う必要は無く、規約原本の保管をしておくこと。
その際は、規約の変更(旧規定→新規定)内容を記載した書面と併用して保管することの事例が多い。
製冊は改正状況をみて適宜纏めて対応することが良策。
Q4 役員の再任規定について
A
任期が2年とされている組合の役員改選について、再任選出の場合の任期は、新たな任期2年の就任と考えま
す。再任による任期未満の就任は就任規定と異なるもので、改選手続きには該当しないものとなります。
Q5 予算外の利用について、10万円までは理事会決議で可にする。と、総会決議を得たが問題ないか?
A
総会決議で承認されているなら、その行為は可となるが、総会決議に併せて規約の改正が必要となります。
万一、規約の改正内容が網羅されていない時は、将来に於いて立証力が弱くなるので、確認してください。
Q6 管理会社の委託契約に、将来的な問題(計画)まで委託出来ないか? ※積立金の計画準備・管理など
A
管理会社は営利企業として受託しています。そのため将来的な保守保全面の受託は、条件確定が困難である
点から引受けは消極的だと思います。
Q7 管理会社をリプレース(変更)したが、過去の組合文書の整理は委託契約の内容か?
A
一般的には、委託契約外となっていますので、管理会社の文書整理義務は存在しません。
過去の文書整理と保管は、組合運営の体質強化のためヒストリー(マンションの経歴)の確認書類として、組合
が所管し、必要であればいつでも紐解といて再確認できる環境造りが必要です。
特に過去の大規模修繕履歴等の記録は、区分所有者の他利害関係人の閲覧請求に対応できるものなので、
常日頃の整備を心掛ける必要があります。