特定非営利活動法人たいとう歴史都市研究会 ■面積・戸数=約60ha、約2400戸 を行っていくため、平成15年にNPO法人化した。 1.団体の概要 ・町会、谷中地区まちづくり協議会、谷中学校、谷根千 工房、NPOひとまちCDC、東京芸大等、地域の団体 と連携して活動。 ①団体の種別=NPO法人 ②団体全体の予算=年間約220万円(そのうち、まちなみ の植栽維持管理などに約100万円)。光熱費(20万円) 施設費(40万円)活動費(160万円) ③外部委託1なし ④共有地・共有施設 3)現在の活動状況 ・空き屋の持ち主に、谷中地区に住みたい若い世代を紹 介し、住居や店舗、工房等として活用し、家とまちな みに活気を与える。 共有地=なし r ・高齢者のみ等で管理に苦労する家に、家の手入れが好 共有施設=集会所/市田邸(座敷と縁側、庭の空間を味 きな人を集めて掃除や修繕、庭木勢定などを行い暮ら わえる集会、催しに活用)。カフェ+交流スペース/間間 しと景観を保つ。 間(町屋の土間と店の間、座敷空間を道に開いている) ・住民参加のまちなみ調査で、まちなみの作法の検討(初 ⑤管理規約 地区計画=なし 建築協定=開始時期平成12年(三崎坂地区) 緑化協定=開始時期平成17年(谷中霊園入ロ生け垣の 管理協定 まちづくり憲章=開始時期平成12年(谷中・上野桜木 音の道、三崎坂、上野桜木地区等)。 ・家やまちなみの見方や手入れの講習会・勉強会、家の 維持管理、修理の相談・協力、伝統的な家の維持管理 運営、活用など。 地区まちづくり憲章) 4)今後の活動方針 まちづくり協議会=開始時期平成15年(谷中地区まち ・初音の道、三崎坂、上野桜木のまちなみ調査の成果【町 づくり協議会。防災部会、交通部会、環境部会を設置、 並み作法】を地域で共有する。(都市計画道路の見直し 活動中) エリアにかかり、早急にまちなみルールづくりが必要) ・三崎坂建:築協定委員会への協力、初音の道や桜木地区 も含めた建築協定、環境協定、地区計画、景観形成地 2.維持管理活動の概要 皇嗣の可能性を検討。 1)まちなみ形成の時期 ・修理・活用、建築される建物をモデルに、まちなみに ・上野の山、寛永寺の北西に江戸時代に形成された寺町 あった外壁や植栽のあり方をまちの人たちと一緒に考 をベースに、明治大正、昭和、平成の各時代の建物が えてつくっていく。 まちなみを形成。特に下記のゾーンを重点地区とする。 ・エリア内の伝統的建物の維持管理、修理協力、新しい ①江戸の門前町の町割りをベースに戦前戦後の町家や 住宅が並ぶ初音の道地区、三崎坂地区 ②寛永寺子院跡に明治に形成された屋敷町が現代化し ている上野桜木地区 2)活動の開始時期と活動の経緯 ・谷中地区では地域グループや大学が、地域の生活文化 にあわせた家やまちなみの調査や提案、アドバイスな どを重ねてきた。 ・平成13年、空き屋になっていた明治の屋敷、市田邸を 借り受け、手入れし、住み込みながら維持管理、活用 する活動を始める。 ・同時に、木の住まいや路地、まちとつながりのある家 など、地域の生活文化にあった家とまちなみを支える ため、たいとう歴史都市研究会を結成。持続的な活動 28 P家とまちなみ54〈200ag> 建物も地域となじむように景観アドバイス。 ・家やまちなみのよさを知る見学会、手入れを学ぶ講習 会、耐震補強や防災など家の維持管理、強化を学ぶ勉 強盛等を毎月実施。 現況写真・維持管理活動1 臨 :農灘白鞘灘購棚寮無 ・伝統的建物を活かす西日制度等の研 D蕩 ド. ’ 咳全.髄に館う改鮪法麟 b 製響 夢助M寮 興 懸離潔 亀.門 コ環 陰 」 ・適切な設計煮、工務店等の稲置 ・歴史・文化資源をいかすまちづくり計画、提言つくり支援 ・耐震診断 レ 詔. ・濫熱蹴粧 帽遡蜥既 ・醗有者ヒアリング・アンケート調査 籍卿ぐ盤畿礁瓢. 讐轡謹に騰擢・ 4 近年蓉で建っていた昭和初期の住宅の 建具を保管レ、順次新しい建物噂再生.詑捻を継承. ・佳み力助君 ・・醗極直1外れて ・下踊炉はずれた 趣馴P」α鴎瓦 ・耐醸瞭醗 聴腿獅 毫藻、織黙墨押’ 伝航的ホ遥住宅切晃測朋蟄 旗廼暇場から争ぷ伝靴工滅と酵理械術 L 矯・、“ ーイ 隔、袖」闇 .ご酬ヤ 和30 でこ 1 の景観に寄与する り 蝋 造住宅分布調査 野葬酷漁 網藝術大州保存修復建造物研究室 5、狭い土耽も縦に緑をはねせる.谷中流ガーヂ rF 「「 ゴ 一國げ 詔 晒鯨 る木9住宅 ニング,道補K人に人気のぶビう欄.建轡え後も 2 初音の遅延曼仁ある出桁造の店 1 初音の濱地区の町家 ㌧ −J 罫湖、 F掛藤 懸 ㎝用γ’ 櫃秘ま続け母. 初膏の道沿い等、門前町家の町割の上に建つ町家は,間間を広く遵にひらき、家ヒ町をつなげ,町に活気を主む.穀1日 の建物で.家を町にひらく町並み作法を共有していく. a ﹁阿..塀 蔽、転 蟻鵡 上野桜木にあった暖治 の小住宅,建替え時に 所有考の希詔で門や建 具を譲D受ける.新1日 濫猷 十二 蟹i 鑛 嬰 建物の改艦建築仁}舌 用. 8上野桜木地区 7 谷中地区 卿甑}渥敷町をペースに明治大正戦後、現代の戸建住宅や 江戸の寺町をベースに.道油、に町家や看板建築.戟後の店や住竃.背鍛に寺が並鰯.町並みヒ聖の広さを守る マンションの混ざる住宅地.市田貼用の伝統木造を守りっつ、新旧建物の 建簗協定から,地区計圏の可能性を倹討中. ・ 三和.庭先の縁を守葛環境協定検討屯 現況写真・維持管理活動2 塾 伊コ 、TL ヤr”冒1 識物の維撫隠現・ 轡嚇一 活用迎営 ・儀統的竪物であじわうタ涼み會 ・まちの文1ヒ資産 総懸り見学会 惹 ・市田邸1明治の小騒敬1 翁・鰍欄 ・嬢物維持管理の題強風、携習会 ・間聞闇(大正の町竃} 繍融などなど,騨嘉 瓜罵 大掃除禽 馳.工序 メ撫綴 鴬 随 町歩皆の休園に開放 佳轟ながらの修覆 トタンのさび止め蔓 瞬漕の躍℃千供とお茶要 6,市田邸明治宋の小規模屋敷型住宅 当念が叢り受け,若い世代が住みながら維持讐壇を行う. 噸 “鶴 嬰 谷申の*のす畜い写真歴開擢 歪階の鹿敷や蔵を、文化的催しの場ヒして潜用.伝誠的 ホ造住宅の見方.構造補強の暫え方.点検隅田を学愚 勉強象を定期的に窄予う. 5,聞聞聞(さんけんま}大正の町家。 空癩の町寡を当会が借り臨け,震掃.峰理し、若い世代が住む.運に面レて 8陶)間口をもっこと畳,琶かし、みせの空乱をガフエやイベント、癸流スペース ヒして渚潤し.、靴まち静みに活気を取ゆ戻す. 3、1日田嶋邸見学会 三門から縁卿庵みる まち歩きの拠点ヒして、多くの人が訪れる.子参監人気。 文京区根津に所在する、 明治後期建築の屋敷.文 ・鵬噸 窒戟D .礁 京たてもの応擾蹴の共…岡 で、晃掌会、傑存活用提 / ’ 〆 f 、,ず 案を脅〒う・げんざいは、蔵 腱の一琶動みを残す、 塵rL 忌 l ■テ i § 7 7 「 掘 r ゴ潔“キ 蝦津の長屋 五諜 甲成鳩年秋、鯛査及び六掃除 平痴3年春、修理、大掃除 平成16年冬、2階下屋の錆止め塗りを住人で行う. 大正末建築の長屋.実測,破損調査を行い.所有者ヒ活用者の はしわたしを行う. (提出図書より一部を抜粋) 家とまちなみ54〈2006.9> 29
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