〝二〝 青葉美しが丘中部地区計画街づくりアセス委員会

青葉美しが丘中部地区計画街づくりアセス委員会
■面積・戸数1約47.2ha、約922戸
「時代への即応性」などの優れた特色を継続するため、平
1.団体の概要
成16年4月に「青葉美しが丘中部地区計画街づくりアセ
ス委員会」を組織しました。
②地区内の遊歩道ネットワークの位置づけを強化するた
①団体の種別=自治会の特別委員会
②団体全体の予算=年間約20万円(活動費)
③外部委託:なし
④共有地・共有施設=なし
め、整備済道路の道路法上の種別を変更し、これと合わ
せて地区計画においても地区施設として位置づけ、街づ
くりの重点ポイントを明確にしてきました。とくに、道
⑤管理規約
路法上の種別変更を行うためには、現在の一般道路の位
地区計画:開始時期平成15年11月5日決定
置づけをいったん廃道し、再度指定しなおすことが必要
建築協定=現在なし。昭和47年2月15日∼平成16年1
月25日まで3期32年間存続
とされ、沿道の約250名の地権者の合意を求めて活動し
てきました。
緑化協定.=なし
(3)アセス委員会としての活動の経緯
その他:「街並みガイドライン」(地区計画の目標の実
現を自主的にフォローするために定めた行動基準)
①「街並みガイドライン」の作成
地区計画の策定議論の中で、建築協定で築いた住環境
の維持・保全の良さを継承するためには、地区計画に盛
り込めない事項について自主的に対応することが必要で
2.維持管理活動の概要
す。このため、地区計画策定にあたって寄せられた意見
1)まちなみ形成の時期
や建築協定時代からの申し合せ(ルール)を体系的に整
当地区は、ディベロッパーによる宅地造成ではなく、
理し、「街並みガイドライン」としてまとめ、その運用方
東京急行電鉄㈱を一人業務代行施工者とする「元石川第
法なども整理してきました。
一土地区画整理事業」として昭和38∼44年に開発造成
されてきました。造成の進捗に伴い逐次分譲された区画
整理地では自由設計の家屋が次々と新築され、徐々に今
②広報活動の充実と体制整備の推進
ハウジングアンドコミュニティ財団の平成16年度事業
日の街並みが形成されてきました。全地域の街並みの装
調査対象地域に選考されました。
「実践的な取り組みに関する調査」事業の公募に応募し、
いがほぼ今日の外観を整えるようになったのは昭和50年
頃のことです。
3)現在の活動現状
この地区は、クルドサックや遊歩道ネットワークの大
法律上の権限がないアセス委員会ですが、組織強化に
がかりな導入、ゆとりある宅地割など、特徴的な街区を
向けた取り組みや住民との対話を通した、環境維持のた
有していますが、これは東急電鉄が開発計画で掲げた「
めの活動を行っています。
田園住宅都市」構想に基づくものでした。新たな入居者
①住環境変化等への対応
の多くはこの主旨に賛同した人々だったのです。
②自治会と協力して進めている公共施設の維持管理活動
③さまざまな活動の基本となるのは「コミュニティ」だ
2)維持管理活動の開始時期と活動の経緯
と考えています。2001・2004横浜(青葉)トリエンナ
(1)地区計画とともに歩む住民主体の街づくり方策の
ーレ屋外展示会場の提供に協力しました
実現へ…
当地区における住環境維持活動は、昭和44年1月発足
の「美しが丘個人住宅会」が第一歩となりました。以来、
この活動は今日に至るまで3期32年間に亘って継続され
た建築協定による住環境維持活動を経て、平成13年11
水沢㌦’㌧隔贈、、
月に公示された地区計画の導入に引き継がれています。
鴛蔑〔 導彰
(2).活動を支える仕組み
①地区計画の移行により、建築協定時代は住民間で行っ
てきた違反是正や事前建築審査の負担を行政に委ねるこ
とができるようになりました。一方で建築協定の「自主性」
24 P家とまち 〈200ag>
ド ワ ゴド
ヨ
1\∩鯉豊ド弓鋸
ロ美しが丘らしい風景…5つの街並み要素
…難い∼齢》鎖
《いえなみ》
国
5.一
tメ罫ザイン豊かな
健築腱によ幅書9継面齢鋤鰯威プ
∫閑静な街並み遍・
⑥
鐵
灘出
監 難1
涯碗罵..^
■街づくりの墓本は:コミュニティづくりから…地区の皆さんといっしょに活動してきたイベントの様子
、μ 曵、
ム1二1恥嘱 う
豫 署
吊.囎
鶴・麟 ㍉ 1等 塾
鎌譜溜1 ・一 ..
ノ 翫
生パ 」
冗
}
」 青葉トリエンナーレ
園圃
☆地区計画の標識→
(行政設置1箇所)
↑公園や遊歩道の石畳に設置された芸術作品を巡る灘エンテーリンゲを案施ました
1
重設置したときの様子
↑自治会館にて街の成り立ちや歴史を紹介する写真・絵画展を案施しました
層 、r舌聖 ごr月 マ。「、
軍 匠 ’量「
璽 島
(提出図書より一部を抜粋)
家とまちなみ54〈2006.9>
25