2016年4月19日 トルコの金融市場動向 Weekly Report 【2016年4月9日~2016年4月15日の推移】 【1】為替動向 先週のトルコ・リラ相場は対米ドルで小幅な下 落、対円で小幅な上昇となりました。次期中央 銀行総裁が、中央銀行内部からの昇格により 選出されたことを受けて、トルコ・リラが買われる 局面もありましたが、その後上昇幅を縮小し、1 週間を通して見ると対米ドルでは小幅な下落と なりました。また対円では、円安が進展したこと もあり、小幅な上昇となりました。 今週は20日(現地)に金融政策決定委員会が 予定されています。ブルームバーグ社の集計 によると、上限金利を0.50%ポイント引き下げる ことが見込まれています。市場では、外部要因 に加え、今後の金融政策をめぐる思惑に左右さ れやすいと考えられます。 【トルコ・リラ 為替推移】 (2016年3月18日~2016年4月15日) (円/トルコ・リラ) (トルコ・リラ/米ドル) 44.0 2.75 円/トルコ・リラ(左軸) 42.0 2.80 40.0 2.85 38.0 2.90 高 安 38.10 36.0 3/18 3/25 4/1 4/8 2.95 4/15 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【トルコ 金利推移】 【2】金利動向 トルコ・ リラ 2.85 トルコ・リラ/米ドル(右軸、上下反転) (2016年3月18日~2016年4月15日) (%) 先週のトルコ2年国債金利は大幅な低下となり ました。次期中央銀行総裁に、ムラト・チェティ ンカヤ副総裁が昇格することが発表されました。 市場の一部では、政治家サイドの要求を受けて、 外部から総裁が選定されることについて懸念が ありましたが、新総裁が内部から選出されたこと で、懸念が後退したことなどからトルコの2年国 債金利は大きく低下しました。 今週は金融政策決定委員会が開催されます。 今回の会合はチェティンカヤ新総裁にとって初 めての会合になり、会合の結果や声明文などを 通じて、今後の金融政策スタンスに注目が集ま ります。 12.0 2年国債 11.0 10.0 9.32 9.0 8.0 3/18 3/25 4/1 4/8 4/15 【3】主要経済指標 発表日 4/20 4/20 4/20 発表頻度 月次 月次 月次 期間 - 指標名 1週間物レポ金利 翌日物貸出金利 翌日物借入金利 データ - (参考)前回 7.50% 10.50% 7.25% (出所:ブルームバーグより大和投資信託作成) 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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