Ⅰ 豊かな自治の営み 新しい時代の「豊かな自治」を担う職員の育成をめざします。 「豊かな自治」とは、「自ら治める」という自治の原則に即して、地域の 問題に関しては、各自治体と住民が、自分たちで考え、判断・決定し、実行 し、その結果については自分たちで責任を引き受けることです。 この基本原則に基づいて、以下の状態を作り出すことが必要と考えます。 1 住民主導の総合的で、個性的な施策を展開することによって、 安全・安心で、人としての尊厳が守られるような地域社会が実現 されていくこと。 2 人々が、住んでいたい、住んでよかったと思える地域づくりの ために、さまざまな活動に自由に参加していること、またその機 会が保障されていること。 3 自助・共助・公助というように「補完性の原則」に基づいて、 自立と連帯の関係の積み上げ型に形成され、地域の総合的な力が 引き出されていること。 4 自治体が、世の中の動向を鋭敏に察知しつつ、外との多様なネ ットワークを形成しながら、自分たちの位置を見定め、めざすべ き方向を堅持していること。
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