科 目 名 ツーリズム・マネジメント 担 当 者 名 鬼澤 義信 開 講 期 後期 単 位 数 2単位 曜 日 時 限 木4 学 年 3年 【到達目標】 インターネットの普及によりサプライヤーは自ら旅行者と直接取引を容易にできるよ うになりました。また、航空会社は彼らにとって最大のコストである旅行会社への発券 手数料を廃止(ゼロコミッション)し、旅行会社は収入の基盤を失い、米国では多くの 旅行会社が廃業に追い込まれています。いわば、旅行業は生き残りをかけた構造改革を 迫られる厳しい状況にあります。この講座では、激変する旅行業を取り巻く環境と旅行 業のコアビジネスの要諦について理解することを目標とします。 【授業概要】 世界での旅行業のポジショニング、日本の旅行市場の現状、旅行業法の定める旅行業 、旅行会社の様々な業態、旅行の主要な市場と販売形態、OTA(Online Travel Agent)、 フィービジネスという新しいビジネスモデルであるBTM(Business Travel Management) など旅行業ビジネスの現状について知ります。さらに、旅行ビジネスの最重要商品であ るパッケージツアーについて、サービス商品としての特性、商品的意義、企画のポイン ト、企画部門の様々な仕事、商品としての構造的課題などを学びます。 【授業計画(90分授業)】 1回 オリエンテーション ・教科の概要 ・受講のルール 世界の旅行市場の現状 2回 旅行業法の定める旅行会社 3回 標準旅行業約款: 旅行業の種別と募集型企画旅行 4回 旅行業の様々な業態とホールセーラーの機能と役割 5回 旅行業の主要市場と販売形態 6回 格安航空券の経緯と現状 7回 メディア商品の登場と普及の要因 8回 OTAの仕組み 9回 パラダイムを変えたBTM 10回 パッケージツアーとサービス商品の特性 1 11回 周遊型パッケージツアーの商品的魅力づくり 12回 滞在型パッケージツアーの商品的魅力づくり 13回 パッケージツアーの企画の実際 14回 パッケージツアーのコモディティ性と将来 15回 旅行会社のビジネス領域の変化 【準備学習等(課題・予習・復習・調査等)】 教科書はありません。あらかじめプリントが配布されているときは読んで予習してください。また、過去の 授業で配布されたプリントはいつでも参照できるように毎回持参してください。 【評価方法・基準】 授業の終わりに提示したテーマについてミニッツペーパーを書いてもらいます。 ミニッツペーパーの内容50%、期末試験50%で総合的に評価します。 【テキスト・参考書】 教科書はありません。プリントと板書によります。 2
© Copyright 2024 ExpyDoc