別紙 訪問型子育て支援普及促進事業業務委託仕様書 1 目的 育児における不安感や負担感の軽減及び児童虐待の未然防止を図ることを目的に、ボ ランティア等が孤立しがちな子育て家庭を訪問し傾聴・協働を行う訪問型子育て支援の 普及を行う。また、妊娠・出産、乳児期の母親と接する子育て支援者の相談対応力を向 上するためのプログラム開発及び研修を行い、一人一人の母親のニーズに向かい合える 相談対応力のある地域づくりを目指す。 2 委託業務 (1)委託業務の内容 受託者は、次の業務を行う。 ①相談対応力の向上プログラムの開発 一人一人の母親と向き合い、個別のニーズを拾い上げ、多様な地域資源に結び付け る相談対応力を習得するプログラムを開発すること。(開発したプログラムの著作権 は埼玉県に帰属する。) ②開発したプログラムによる相談対応力向上研修の実施 以下ア、イの研修を行うこと。 ア 全体研修(1回以上):県内全域を対象とした事業周知のための研修会 イ 相談対応力向上研修(4か所以上):妊娠・出産、乳児期の母親と接する子育 て支援者を対象に開発したプログラムによる相談対応力を向上するための研修。 研修会の広報・内容・定員等については、県内各地域の子育て支援団体等が参加し やすいような配慮すること。 上記イの受講者に対し研修効果についての事後アンケートを行うなど、開発したプ ログラムの効果検証を行うこと。 ③訪問型子育て支援活動の立ち上げ支援 育児における不安感や負担感の軽減及び児童虐待の未然防止を図ることを目的に、 ボランティア等が子育て家庭を訪問し、「育児の悩みを聴く(傾聴)」「育児・家事 を一緒に行う(協働)」などの訪問型子育て支援活動を実施するため、活動を推進す るリーダーや訪問を行うボランティアの養成を行うなど、事業実施に向けた支援をす ること。 ④報告書の作成 委託事業の成果について報告書を作成し、紙媒体(100部)及び電子媒体(PDF形 式)で納品すること。(報告書の著作権は埼玉県に帰属する。) 3 留意事項 ① 業務を実施するにあたり、業務を統括する責任者を配置し、担当者等の人員配置 及び役割等を明確にすること。 ② 委託業務の実施にあたっては、提案内容に基づき県と調整を図りつつ進めること。 県は可能な範囲で受託者の事業実施に関する協力を行うものとする。 ③ 委託業務の進捗状況について、随時、県に報告を行うこと。なお、実施意向のあ る団体数が大幅に少ない等、事業の効果的な実施に支障が生じるような場合は、県 と協議を行い、早急に改善策を検討すること。 ④ 委託業務の全部又は一部を第三者に委託し、又は請け負わせてはならない。 ⑤ 委託業務に関して知り得た秘密を他に漏らし、又は委託業務以外の目的に使用し てはならない。委託期間が終了し、又は委託契約が解除された後においても同様と する。 ⑥ 委託業務を通じて取得した個人情報については、個人の権利利益を侵害すること のないよう適正に取り扱い、本業務の目的以外には使用しないこと。受託者は個人 情報の適切な管理のために、必要な措置を講じることとし、本業務に従事する者は、 埼玉県個人情報保護条例を遵守する旨の誓約書を提出すること。 ⑦ 委託業務完了後に委託契約額を確定した結果、受託者に本事業により発生した収 入があり、得られた収入から委託金額を上回る事業費を差し引いてもなお受託者に 収入がある場合、当該収入は埼玉県に返還するものとする。 ⑧ 受託者は、委託業務の遂行に当たり、自己の責めに帰する事由により県に損害を 与えた場合は、その損害を賠償しなければならない。 ⑨ 受託者は、委託業務の遂行に当たり、受託者の行為が原因で参加者その他の第三 者に損害が生じた場合には、その賠償の責めを負うものとする。 ⑩ 受託者が事業を実施する場合に必要とする財産は、原則としてリース又はレンタ ルにより対応するものとする。ただし、やむを得ず取得する場合は、取得価格又は 効用の増加価格が50万円未満のものとし、50万円以上の財産の取得は認めない。 ⑪ 事業により取得し、又は効用の増加した財産を処分することにより収入があった 場合には、その収入の全部又は一部を県に納付させることがある。 ⑫ 委託業務を完了した際は、原則として、実績に応じ、精算を行うこと。 ⑬ 受託者は本事業に係る経理を明確に区分し、帳簿・支出証拠書類等を整備しなけ ればならない。当該帳簿等は、本事業の完了の日の属する会計年度の翌会計年度か ら5年間保管しなければならない。 ⑭ 県が受託者を決定した後、委託契約に当たり、委託契約書及び仕様書に定める事 項及びその他の事項に疑義が生じた場合は、遅滞なく県と協議を行うものとする。
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