北広島市住み替え支援調査業務委託 1 仕様書 業務委託の名称 「北広島市住み替え支援調査業務」 2 業務委託の目的 本市では、本年 3 月に人口減少対策を目的とした「北広島市まち・ひと・しごと創生総 合戦略」を策定している。本戦略では、将来にわたって自立したまちづくりを進めていく ため、特に人口減少と少子高齢化が進む北広島団地地区の活性化に向けた取組が重要であ り、住み替え支援制度の創設等を施策に位置付けたところである。 北広島団地地区は、まちづくりの核となる住宅団地として造成され、これまでまちの発 展をけん引する地区として成長してきたが、近年は、市内で最も高齢化率が高く、人口減 少が進む地区となっている。北広島団地地区への新しい人の流れをつくり、再びまちの発 展をけん引する地区として成長させることが求められている。 本委託は、北広島団地地区をモデルとし、高齢者が利便性の高い地区に住み替え、住み 替え後の住宅又は空き家を若い世代が活用することにより、既存住宅の活用を図る「住み 替え支援」の構築に向けた基礎情報の整理、支援体制、住み替えの取組方策等について検 討するものである。 3 業務委託の期間 契約成立の日から平成 29 年 3 月 24 日まで (スケジュール) 平成 28 年 8 月 調査準備 平成 28 年 8 月~12 月 準備・実施・分析(中間報告有) 平成 28 年 9 月~12 月 協議会開催 平成 29 年 1 月~3 月 4 報告書 業務委託の内容 (1) 計画準備 各種調査、分析の実施工程、実施にあたっての人員配置等を確立する。 (2) 基礎調査 住み替え支援に関する基礎調査として、高齢者世帯及び若い世帯の住み替えに関する意 向など住み替え支援の検討に有用な調査方法、分析手法などについて提案を求めることと する。 ア 高齢者世帯の意向把握 北広島団地地区に居住する 65 歳以上の高齢者世帯に対し、住み替え意向(空き家を 所有している場合は、空き家の活用等を含む)の調査を実施する。回収率の上がる調 1 査方法を提案すること。 なお、アンケート発送先の抽出、宛名ラベルの作成、送付用の封筒(角 2)の準備 は発注者が行う。 対象等:一戸建て住宅に住む約 2,000 世帯、設問数約 20 問 イ 若い世帯の意向把握 札幌圏に住む 20 歳代、30 歳代の世帯(子育て世帯、夫婦世帯等)に対し、北広島 団地地区への住み替え意向に関する調査を実施する。回収率に上がる調査方法を提案 すること。 対象:回収サンプル数約 300 票以上、設問数約 20 問 (3) (仮称)北広島市住み替え支援協議会の運営支援 住まいに関するニーズに横断的に対応できる官民連携の支援組織(以下、「協議会」 という。 )を立ち上げ、協議会において、住み替え支援の仕組みを検討することとして いる。会議を効果的に進行するための有用な手法や、運営支援等について提案を求め ることとする。なお、会議におけるファシリテーションを担うファシリテーターは外 部招へいも可とする。 協議会構成:北広島市、金融機関、不動産事業者、建設業者、日本管理センター、 移住・住みかえ支援機構(JTI)、福祉・高齢者住宅事業者等を予定。 協議会への参画要請は北広島市が行う。 会 議:4 回程度 (4) 住み替え支援の取組方策の検討 (2)~(3)の結果を踏まえ、本市の特性に合った住み替え支援の仕組み、取り組み方策 を検討する。 (5) 打ち合わせ協議 打ち合せ協議は、業務着手時、成果品納入時及び中間打合せ時を含め 3 回以上行うこと とする。業務着手時及び成果品納入時には業務担当員が立会をすること。 5 委託業務の成果品 本市に納品する成果品は、次のとおりとする。 なお、業務の成果品の著作権は本市に帰属するものとし、業務完了後は本市の承諾を得 ずに、本業務によって得られた成果品をはじめとする各種資料は保持しないこととする。 10 部 ② 資料編 10 部 ③ 同上報告書、資料編のデータ(CD-R) 1枚 6 ① 調査報告書(A4 版 50 ページ程度) 業務の進め方 (1) 本委託業務は、本仕様書によるほか、関係法令等に準拠して実施するものとする。 (2) 受託者は、業務の実施に当たり業務実施計画書を提出し、本市業務担当員の承諾を受 2 けるものとする。 (3) 業務の実施に当たっては、逐次、本市と協議を行い、本市業務担当員の指示により業 務を進め、業務の結果については速やかに報告を行うこと。 (4) 業務の内容について機密を守り、本市の許可なく第三者に公表、転用又は貸与しては ならない。業務完了後も同様とする。 7 貸与資料等 (1) 受託者は、貸与された資料を破損・紛失しないよう十分注意して取り扱わなければな らない。 (2) 受託者は、貸与された資料を本市の許可なく複製してはならず、また、本業務以外に 使用してはならない。 (3) 受託者は、貸与された資料を本件業務完了後、速やかに本市に返却しなければならな い。また、写しをとっている場合は、写しも同様とする。 8 その他 委託業務内容等に疑義が生じた場合には、速やかに協議のうえ業務を行うものとする。 3
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