IS4 ディジタルシステムA 2016年4月14日 使用教室:創造教育棟2Fコンピュータ演習室(11-202) 担当: 熊谷(和),力武 教科書:配付資料など 参考書:「ACT-80ZⅡを用いたマイクロコンピュータ実習・基本的なプログラミングと割り込み」 鹿股昭雄,加藤靖,熊谷正純(日刊工業新聞社) など 1.授業を進める上で (1)授業概要とねらい 1チップマイクロコンピュータに内蔵された周辺機能や接続する周辺機器として, A/D,D/A変換器やDCモータ,ステッピングモータなどを用い,実習を通してそ れらに対する理解を深める.A/D,D/A変換器については,入力したデータをデ ィジタル領域で処理する手順について学習する.DCモータやステッピングモー タなどでは,動作原理,動作特性を理解し,モータの回転制御を学習する. マイクロコンピュータに内蔵された周辺機能や接続される周辺機器の制御,およ びデータ処理について理解する. (2)学習上の留意点 第3学年の「マイクロコンピュータ基礎」や「コンピュータシステム基礎」,「ディジ タル技術」などの知識が基礎となる.授業ではカメレオンAVRボードを使用する ので,AVRマイコンについての知識が必要である.授業内容はプログラミング実 習が主となるので,普段から予習復習する習慣を養うこと.授業形式はマイペー ス完全習得学習であるので,計画的に課題をこなすことが求められる. ○心がけること ①習うより慣れる ←手,足,頭を動かす,使う ②自分で考える ←他人の成果を見ても自分のものにはならない (3)到達目標 カメレオンAVRボードの構成を理解し,プログラミングができる.また,応用として, A/D,D/A変換の原理の理解と機能の利用,DCモータ,ステッピングモータなど の原理や構造,種類などの理解と制御などができる. (4)評価方法 課題達成状況の点検評価および課題レポートにより総合的に評価を行う. 2.マイペース完全習得学習 (1)グループワーク 仙台高専の学生は,対人基礎力,主体的行動,目標設定の能力が低い傾向に ある.それらを補うため,本授業ではグループワーク形式を採る. (2)学習スケジュール モデルスケジュールを参考に,各自で無理のない学習スケジュールを立案する. (3)設定課題 以下の基礎課題(必須)と応用課題(任意,成績加算)を設ける. ⅰ.基礎課題 ①3年次授業復習課題(I/O,タイマ関係) ②A/D・D/A変換 ③DCモータの制御 ④ステッピングモータの制御1 ⅱ.応用課題 ⑤ステッピングモータの制御2 ⑥RCサーボの制御1 ⑦RCサーボの制御2 (4)授業の流れ 授業の流れは以下の通り. ①グループを組む(2~3名) ※届け出制,途中変更可 ②グループ毎の学習スケジュールを立案 ③課題に取り組む(毎回,グループ代表者が進捗状況を報告) ④各自でレポート提出(書式任意,メール添付,感想も) (必要に応じて)修正スケジュール提出,グループ変更届け提出 ⑤③に戻る (5)授業関係Webサイト ・熊谷研究室 授業資料 http://hirose.sendai-nct.ac.jp/~ckuma/class/ ・BlackBoard https://bb.kosen-ac.jp/ ・仙台高専 ICT先端開発センター LMS http://lms.ict.sendai-nct.ac.jp/moodle/ 3.モデルスケジュール (1)モデルスケジュール 4/ 14 ガイダンス,授業概要,グループ結成,スケジュール立案 21 3年次授業復習課題(I/O,タイマ関係) 28 同上,レポート提出5/18 5/ 19 26 A/D・D/A変換 同上 6/ 2 9 16 23 30 同上,レポート提出6/8 DCモータの制御 同上 同上,レポート提出6/29 ステッピングモータの制御1 7/ 7 14 21 同上 同上,レポート提出7/20 RCサーボの制御1 8/ 4 9/ 27 同上 (予備日)同上,レポート提出9/27 (2)最終締め切り ⅰ.基礎課題 ①3年次授業復習課題(I/O,タイマ関係):5月27日 ②A/D・D/A変換:6月24日 ③DCモータの制御:7月15日 ④ステッピングモータの制御1:8月5日 ⅱ.応用課題 ⑤ステッピングモータの制御2:9月27日昼 ⑥RCサーボの制御1:9月27日昼 ⑦RCサーボの制御2:9月27日昼 ○Atmel Studio起動法 スタートメニュー → すべてのプログラム → Atmel → Atmel Studio 6.0 ○プログラム上の注意 ・ATmega64LはデフォルトでATmega103互換モードになっている.下位5ビットの入力 が動作しない場合は,Device Programmingから,「Fuses」タグ内のEXTENDED Fuseを 0xFD→0xFFに変えること.
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