参考資料 1 バラハタの特徴 南日本のサンゴ礁域に生息し、体長 80 にも

参考資料
1 バラハタの特徴
南日本のサンゴ礁域に生息し、体長 80 ㎝にもなるハタ科の魚。体色は赤
色または黒褐色で、尾鰭後縁は深く湾入し、上下両葉は延長する。シガテ
ラ毒を体内に蓄積することがあり、当該毒による食中毒事例が報告されて
いる。なお、平成元年から 22 年の間に、全国でシガテラ食中毒は 78 件の届
出があり、そのうちバラハタによるものは 16 件と最も多く報告されている。
2 バラハタの有毒部位
筋肉、内臓
3 シガテラ毒の症状
主症状は神経症状であるドライアイスセンセーション(温度感覚の異常)、
掻痒、四肢の痛みで、筋肉痛、関節痛、頭痛、めまい、脱力、排尿障害など
もある。また、消化器系症状(下痢、嘔吐、腹痛、悪心等)や循環器系症状
(不整脈、血圧低下、徐脈等)も呈することがある。神経症状は、軽症では 1
週間程度で治まるが、重症な場合では数ヶ月から 1 年以上継続することが
ある。死亡例は極めて稀である。
(厚生労働省 HP:自然毒のリスクプロファイル、食品安全委員会 HP より)