表示 - 大学コンソーシアムやまなし

科目名
ソーシャルデザイン入門
担当者
二戸 麻砂彦
開講期
前期
単位数
2単位
カテゴリ
履修年次
時間数
1
30時間
必修選択別
選択
授業形式
演習
地域実践科目
【科目の目的】
ソーシャルデザインとは、人間が持つ「創造」の力で、地域・日本・世界が抱える複雑な課題の解決に挑む活動
である。(地域みらい大学HPより引用)
デザインというと、日本では建築のデザイン、グラフィックのデザインなどを思い浮かべるが、造形作品の意匠
葉だけが、デザインではない。現在ではデザイン思考という言葉もあり、思考法や発想法など多義的に用いられる
。
本科目では、ソーシャルデザインについて具体的なプロジェクトの事例を提示し、体験しながら理解を深めると
ともに、その中で最も重要なことのひとつである、地域課題に「共感する」力とそのための手法を身につけること
を目指す。
それにより、新たなプロジェクトを生み出すために必要不可欠な想いなどを明らかにし、それを通じて私たち一
人ひとりが今後どのように地域課題と関わっていくべきかを考える。
【到達目標】
(知識・理解)
地域課題を自分事として共感することを通じて、プロジェクトの背景となる実践者の想いや価値観を理解する。
(思考・判断・表現/思考・技能・実践)
地域課題やその解決に向けた新たな問題定義のために必要となる地域へのインタビューやディスカッションの手
法、さらには多様なプレゼンテーションスキルを身につける。
(態度・志向性)
これまでの自己と社会との関わり方を振り返るとともに、望ましい社会との関わり方を模索する。
【授業内容】
基本的には3回を1日として、計5日間で行う。
第1回 イントロダクション 私たちは、社会とどのように関わっているのか?
第2回 他者への共感1 他者の話に共感する
第3回 他者への共感2 他者の話をストーリー化し伝える
第4回 地域課題への共感手法1 実践者インタビュー
第5回 地域課題への共感手法2 実践者インタビュー内容の整理・分析
第6回 地域課題への共感手法3 整理・分析結果に基づく問題定義の発表・共有
第7回 ケーススタディ1 ビデオ教材によるケーススタディ(富士川町)
第8回 ケーススタディ2 ビデオ教材によるケーススタディ(未定)
第9回 ケーススタディ3 ビデオ教材によるケーススタディ(未定)
第10回 課題の探索 地域課題を探し、取り組むべきテーマを設定する(チーム編成)
第11回 課題への共感 フィールドワークを通じて課題の理解・共感を深める
第12回 問題定義 課題への理解・共感を通じて、取り組むべき問題を定義する
第13回 発表準備 第10∼12回の内容をとりまとめ、発表準備をする
第14回 発表 発表・講評
第15回 振り返り・まとめ 授業全体の振り返りとまとめを行う
【教育方法】
本科目は、インタビューや及びグループディスカッションなどのアクティブラーニングの手法を用いて学生が主
体的に学ぶPBL(Project-Based-Learning)科目である。
【評価方法】
(知識・理解)
1.履修態度(グループワークへの主体的な関与など)40%
2.レポート30%
3.成果発表30%
(思考・判断・表現/思考・技能・実践)
1.履修態度(グループワークへの主体的な関与など)40%
2.レポート30%
3.成果発表30%
(態度・志向性)
1.履修態度(グループワークへの主体的な関与など)40%
2.レポート30%
3.成果発表30%
【必携図書】
筧 祐介『ソーシャルデザイン実践ガイド∼地域の課題を解決する7つのステップ』英治出版、2013
その他、授業で指示する。
【参考図書】
授業で指示する。
【履修上の注意】
各回の開講スケジュールは以下の通り。
第1∼3回 9月12日(月)
第4∼6回 9月13日(火)
第7∼9回 9月14日(水)
第10∼12回 9月15日(木)
第13∼15回 9月16日(金)
本科目は、特定非営利活動法人大学コンソーシアムやまなしの単位互換科目として他大学に開放する予定である。
【学生へのメッセージ】
本科目は、平成28年度からスタートする、県内11大学及び県外1大学の連携による「やまなし未来創造教育プロ
グラム」の地域教養科目として開講します。本教育プログラムに関心のある学生は是非履修してください。
「やまなし未来創造教育プログラム」の詳細については、以下のサイトを参照。
http://www.coc-plus.yamanashi.ac.jp/programs/13/