市場調査部レポート - マネースクウェア・ジャパン

2016 年 4 月 15 日(金)発行 No.096
市場調査部レポート
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ウィークリー・アウトルック
ワシントンG20後の注目点は?
【概観】 ワシントンG20後の注目点は?
今週(4/8-14)は、円が米ドルやユーロを除くその他の通貨に対して軟化しました。円の全面高だった先
週の流れが逆行した形です。日本の当局から「急激な円高」をけん制する発言が相次いだこと、週末にワシ
ントン G20(財務相・中央銀行総裁会議)を控えて、様子見のムードが広がったことが背景だったようです。
主要通貨の対円騰落率(4/8-4/14)
南アランド
豪ドル
カナダドル
NZドル
英ポンド
トルコリラ
米ドル
ユーロ
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
(%)
出所:Bloomberg より作成
水準訂正のための為替介入は困難!?
12 日、麻生財務大臣は閣議後の会見で為替相場について、「一方的な偏った投機的な動きがあれば、
必要な措置を取る」と語り、為替介入の可能性に言及しました。そして、「必要な措置は G20(財務大臣・中
央銀行総裁会議)の合意に沿って行える」と付け加えました。
2 月 27 日に閉幕した上海 G20 の声明では、「通貨の競争的な切り下げを回避する」と謳われています。
一方で、「為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与え得るこ
とを再確認する」ともしており、これが麻生発言の背景にあります。
「過度の変動や無秩序な動き」を抑えるための為替介入は可能という認識でしょう。ただ、現行程度の
「円高」の水準を訂正するための介入は困難とみられます。12 日に発表された IMF の世界経済見通しに付
随するドル円の購買力平価(PPP)は 2016 年で 103.32 円です。したがって、介入の条件の一つである「経
済ファンダメンタルズから正当化できない円高」と判断するのは難しそうです。
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ワシントン G20 で力点が置かれるのは?
上海 G20 の声明では、「(成長、投資及び金融安定の強化の)目標を達成するため、我々は全ての政策
手段‐金融、財政及び構造政策‐を個別にまた総合的に用いる」とも宣言されました。
15 日に閉幕するワシントン G20 で、前回の声明に盛り込まれた、(1)全ての政策手段を利用、(2)競争
的な通貨切り下げを回避、(3)過度な変動や無秩序な動き(に対応)、のいずれに力点が置かれるでしょう
か。(1)であれば、景気対策や金融緩和強化の期待の高まり(ユーロや円の売り材料)、(2)であれば、仕
掛け的な円買いの動き、(3)であれば、ドル円は動きづらい展開、などがみられるかもしれません。
来週は、TCMB(トルコ中銀)と ECB の金融政策会合が開かれます。TCMB が金融政策正常化の一環と
して、一部の政策関連金利を引き下げる可能性はありますが、それを除けばいずれも現状維持となりそうで
す。ただ、G20 のお墨付きをもらったうえでの「サプライズの緩和」に注意が必要かもしれません。
<チーフエコノミスト 西田明弘>
【米ドル】 米景気は冴えないながら、賃金圧力は増大!?
3 月の小売売上高は前月比-0.3%、自動車とガソリンを除いて同+0.1%と、いずれも市場予想より弱め
でした。前年比でみれば、昨年終盤から今年初めにかけて伸びが高まった後にややペースダウンした格好
です。「悪化」とは言えないまでも「冴えない」状況です。
米小売売上高
(前年比%)
10.0
5.0
0.0
-5.0
総合
自動車・部品を除く
-10.0
自動車・部品、ガソリンを除く
-15.0
2008年
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
出所:Bloombergより作成
3 月の CPI(消費者物価)は前年比+0.9%と前月の+1.0%から鈍化、食料とエネルギーを除く CPI コアも
前年比+2.3%と前月の+2.2%から鈍化しました。ただ、いずれも上昇トレンドの中での一服と見えなくもあり
ません。FRB が重視している PCE(個人消費支出)コアは 2 月時点で前年比+1.7%と、目標の 2%に届か
ない状況が続いています。ただ、こちらも昨年半ばごろからジリジリと加速しているようにみえます。
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13 日に公表されたベージュブック(地区連銀経済報告)によれば、「景気は拡大を続けたが、そのペース
は地区によりマチマチ」とのことでした。「個人消費は緩やかに増加」と総括されたものの、「ガソリン価格の低
下や労働市場の改善が消費押し上げに貢献していない」と指摘する地区がありました。
一方で、低迷が続く製造業に関しては、「ほとんどの地区で拡大した。2 地区だけが縮小を報告した」とさ
れており、やや明るさが出てきたのかもしれません。
ベージュブックで注目されたのは、多くの地区で人手不足が指摘されたことです。そして、それは小売業、
製造業、建設業、IT など多岐にわたっていました。その結果、1 地区を除いて賃金の上昇が報告されており、
いくつかの地区では「賃金上昇率が加速する兆候がある」とされました。
FOMC の参加者、とりわけ地区連銀総裁の間では、ディスインフレ(物価上昇率の鈍化)よりもインフレ(物
価上昇率の加速)に対する懸念が強まっているように見受けられます。インフレにつながりかねない賃金上
昇率の加速が、雇用統計その他で確認されれば、追加利上げの機運が高まるかもしれません。<西田>
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【ユーロ】 4 月理事会では政策据え置きの公算大
ECB の政策金利発表を 21 日に控え、ECB 高官やユーロ圏諸国の関係者からの発言が増えています。
メルケル独首相は「ECB はインフレを目標水準に引き上げる責務を負っている」と述べ、ECB の金融緩和
政策に対する相次ぐ批判に反論しました。ただ、ショイブレ独財務相が通信社のインタビューで「ECB の低金
利政策がドイツの銀行や年金生活者に大きな問題を引き起こしている」と答えるなど、独政府内でも意見が
分かれているようです。
コンスタンシオ ECB 副総裁は「マイナス金利を政策手段として使うことには「明確な限界」がある」と述べる
とともに、マイナス金利は「ユーロ圏全体で見ればプラス」と評価。マイナス金利導入の効果を見極める姿勢
を示しました。
市場の想定を超える大規模な金融緩和策を決定した翌月でもあり、4 月の ECB 理事会では追加緩和が
見送られる公算が大きいと推測されます。<シニアアナリスト 山岸永幸>
【ポンド】 EU 離脱派が増加も、絶対的多数を占めるに至らず
14 日の MPC(英金融政策委員会)では、金融政策の据え置きが決定されました。市場の予想通りでした。
同日公開された議事録では「Brexit(ブレクジット、英の EU 離脱問題)」への懸念が改めて示されました。
12 日に発表された ICM(調査会社)による世論調査では、EU 離脱支持が 45%、残留支持が 42%と離脱
支持が 3 ポイント上回っていることが分かりました。6 日に発表された前回調査では、残留派が離脱派を 1
ポイント上回っていました。
ただ 12%が未定と回答していることから、「一方が絶対的な多数を占めるまでに至っていない」(ICM 関係
者)とされ、Brexit を巡る不透明感は依然残り、ポンドの重石となりそうです。<山岸>
【カナダドル】 カナダ中銀は金利据え置きを決定
13 日の会合で、BOC(カナダ中銀)は政策金利据え置きを決定しました。据え置きは 6 会合連続です。
BOC は前回に続き、「インフレ動向をめぐるリスクは概ね均衡」「金融政策は適切」と述べました。
BOC は「世界的な経済成長は1月時点の予想より軟調になる」との見方を示し、ここもとのカナダドルの上
昇が輸出の阻害要因になると指摘したことから、中銀がカナダドル安を目指していると市場では捉えられ、
同日の米国市場では一時カナダドルが軟調となりました。ただ、ポロズ BOC 総裁は、そうした見方を否定して
います。<山岸>
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【豪ドル】 豪労働市場の改善継続を確認、豪ドルの下支え材料に
14 日に発表された豪州の 3 月雇用統計は、失業率が 5.7%と 2 月の 5.8%から改善し、2013 年 9 月
以来の低水準。雇用者数が前月比 2.61 万人増と、昨年 11 月(7.27 万人増)以来の強い伸びになりまし
た。それぞれ市場予想の 5.9%、1.70 万人増に比べて良好な結果となりました。
ただ、2 月の雇用者数は 300 人増から 700 人減へと下方修正されました。また、3 月の内訳をみると、
パートタイム就業者が 3.49 万人増加した一方、フルタイム就業者が 0.88 万人減少しました。
RBA(豪中銀)は政策金利の 2.00%据え置きを続けていますが、その背景に「労働市場の改善」がありま
す。4 月 5 日の会合時の声明では、「今後、新たな情報に基づいて、インフレの先行きや昨年明確になった
労働市場の改善が続いているかどうか判断することになる」とし、インフレの動向や国内の労働市場を注視
する姿勢が示されました。
今回の雇用統計では、失業率が改善し、雇用者数はフルタイム就業者が減少したものの昨年 11 月以来
の強い伸びとなりました。労働市場の改善が続いていることが改めて示されたことで、RBA が直ちに追加利
下げに動く可能性は低いとみられます。政策金利は当面、2.00%に据え置かれそうです。
RBNZ(NZ 中銀)が近い将来に利下げに踏み切るとの見方が根強くあるなか、RBA が政策金利を当面据
え置くとみられることは、豪ドルの下支え材料となりそうです。<アナリスト 八代和也>
【NZ ドル】 18 日の CPI に注目、金融政策への影響大か
来週は、18 日に NZ の 1-3 月期 CPI(消費者物価指数)が発表され、19 日に乳製品電子オークション
(GDT)が開催されます。この結果が、4 月 28 日の会合での RBNZ(NZ 中銀)の政策判断に影響を与える可
能性があるため、注目です。
RBNZ はインフレ目標を採用していることから、CPI が特に重要と言えるかもしれません。市場予想は前年
比+0.4%となっており、昨年 10-12 月期の+0.1%から若干加速するものの、依然として RBNZ の目標の下
限である+1%を下回るとみられています。
RBNZ は前回 3 月 10 日の政策会合で 0.25%の利下げに踏み切りました。その時の声明では、「将来の
平均インフレ率が目標レンジの中央近辺で安定するのを確実にするため、追加の政策緩和(=利下げ)が
必要になる可能性がある」と指摘、追加利下げを示唆しました。
同じく 3 月に公表した金融政策報告では、1-3 月期の CPI は前年比+0.4%となり、その後 10-12 月期に
目標レンジ内に戻り、2018 年 1-3 月期に 2%に達するとの見通しが示されました。
市場の金融政策見通しを反映する OIS(翌日物金利スワップ)では、RBNZ が 4 月 28 日の会合で政策金
利を 2.25%に据え置く確率が 53.8%、0.25%の利下げを決定する確率が 46.2%織り込まれており、「据え
置き」と「0.25%利下げ」で見方が分かれています(14 日時点)。
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CPI の結果を受けて、市場の RBNZ の金融政策見通しが変化する可能性があります。CPI が RBNZ の 3
月時点の見通しである前年比+0.4%を下回れば、4 月の利下げ観測が一段と高まるかもしれません。その
場合、NZ ドルは上値が重くなりそうです。<八代>
【トルコリラ】 20 日に政策金利発表、翌日物貸出金利を引き下げか
トルコ政府は 11 日、19 日に任期満了となる TCMB(トルコ中銀)のバシュチュ総裁の後任にチェティンカ
ヤ副総裁を起用することを決定しました。
これにより、TCMB 総裁人事の不透明感が解消されるほか、副総裁が内部昇格することで金融政策の継
続性が維持されるとみられます。
チェティンカヤ副総裁は、新総裁として 20 日の政策会合に臨みます。TCMB は前回 3 月 24 日の政策
会合で、世界の金融市場のボラティリティ低下を理由に、3 つの政策金利を最終的に一本化する「単純化」
措置を開始。主要政策金利である 1 週間物レポ金利を 7.50%、翌日物借入金利を 7.25%に据え置く一
方、翌日物貸出金利を 10.75%から 0.25%引き下げ、10.50%とすることを決定しました。
金融市場が比較的落ち着いていることや、国内の CPI 上昇率の鈍化を背景に、TCMB は 20 日の会合で
単純化措置を一段と進める可能性があります。前回と同様に翌日物貸出金利を引き下げるかもしれません。
市場では、主要政策金利と翌日物借入金利を据え置き、翌日物貸出金利を 0.50%引き下げるとの見方
が有力です。そのため、翌日物貸出金利が引き下げられたとしても、幅が 0.50%以下ならば、トルコリラ売り
に反応しにくいかもしれません。<八代>
出所:Bloomberg より作成
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来週の主要経済指標・イベント
4月18日 7:45 【NZ】消費者物価指数 前年比(1-3月期)
当社予想 市場予想
0.4%
0.4%
前回値
0.1%
CPI上昇率はRBNZのインフレ目標(+1~3%)を大きく下回っている。RBNZは3月の金融政
策報告で、1-3月期のCPIは前年比+0.4%になるとの見通しを示した。+0.4%を下回れ
ば、RBNZは28日の会合で、追加利下げに動く可能性が高まりそう。
4月20日 20:00 【トルコ】トルコ中銀政策金利
【トルコ】翌日物貸出金利
【トルコ】翌日物借入金利
7.50%
10.00%
7.25%
7.50%
10.00%
7.25%
7.50%
10.50%
7.25%
3月のCPIは2月から大幅に上昇率が鈍化し、TCMBは単純化措置を進めやすくなったと
みられる。3月と同様に、主要政策金利と翌日物借入金利を据え置く一方、翌日物貸出
金利を引き下げか。
4月21日 20:45 【EU】ECB政策金利発表
21:30 【EU】ドラギECB総裁会見
0.00%
0.00%
0.00%
コンスタンシオECB副総裁は「マイナス金利政策には限界」と述べており、今回の追加利
下げの可能性は低いか。
21:30 【米】フィラデルフィア連銀景気指数(4月)
9.0
8.0
12.4
最新のベージュブックは、同地区の製造業活動がマイナスの領域から(2月下旬以降に)
力強く反発と報告。4月もその流れを引き継げるか。
市場予想はBloomberg、4月15日10:00現在。発表日時は日本時間。
2016年9月までの金融政策の市場予想
政策金利% 利下げ 現状維持 利上げ
米国
0.25-0.50
0%
63%
37%
英国
0.50
35%
65%
0%
NZ
2.25
77%
23%
0%
カナダ
0.50
19%
78%
3%
ユーロ圏
0 100%
0%
0%
豪州
2.00
46%
54%
0%
OIS(翌日物金利スワップ)を用いた確率。4月14日時点
出所:Bloombergより作成
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<執筆者>
西田 明弘(にしだ あきひろ)
市場調査部 チーフエコノミスト マクロ経済・マーケット全般
1984 年、日興リサーチセンターに入社。米ブルッキングス研究所客員研究員などを
経て、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券入社。チーフエコノミスト、シニア債券ストラテ
ジストとして高い評価を得る。2012 年 9 月、マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。市
場調査部チーフアナリストに就任。現在、M2J の WEB サイトで「市場調査部レポート」、
「市場調査部エクスプレス」、「今月の特集」など多数のレポートを配信する他、TV・雑
誌など様々なメディアに出演し、活躍中。
山岸 永幸(やまぎし ながゆき)
市場調査部 シニアアナリスト ユーロ、ポンド、カナダドル担当
1986 年、ユニバーサル証券(現、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券)入社後、株式ス
トラテジスト、アナリスト、チャーチスト、先物トレーダーなど株式業務全般に携わる。
1987 年に出向先の大和証券で「一目均衡表」に出会って以降、28 年間にわたり、均
衡表と実践的な活用法を探究。2012 年春マネースクウェア・ジャパンに入社。セミナ
ー講師として多数の顧客にノウハウを伝えるとともに、多数のレポートを配信。また、
様々なメディアに出演し、活躍中。
八代 和也(やしろ かずや)
市場調査部 アナリスト 豪ドル、NZドル、トルコリラ、南アランド担当
2001 年、ひまわり証券入社後、コールセンター、為替関連の市況ニュースの配信、レ
ポートの執筆など FX 業務に携わる。2011 年 12 月、マネースクウェア・ジャパンに入
社。市場調査部に所属し、豪ドルや NZ ドルといったオセアニア通貨にフォーカスした
「オセアニア・レポート」を執筆している。FX に携わり 13 年。
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