15—1:入院患者の転倒発生率・損傷発生率 定義 データ 解説

15―1:入院患者の転倒発生率・損傷発生率 定義
レベル別転倒件数 転倒により損傷した件数(レベル3a以上) 転倒発生率 = 損傷発生率 = 在院延べ患者数 在院延べ患者数
※ 件数は1患者ではなく転倒が起こった数。
※ 単位 : (パーミル) 1000分の1を1とする単位。
データ
在院延患者数
平成25年度
75,919
平成26年度
72,540
2.00‰ 1.60‰ 1.40‰ 【転倒】
レベル
1
転倒件数
平成25年度
発生率
5
0.07
2
81
1.07
損傷発生率
発生率
損傷発生率
3a
3b
1
5
0.01
0.07
4以上
0.01
6
0.08
125
1.72
1
0.01
1
0.01
0
0.00
(レベル3a以上)
1.22‰ 1.20‰ 合計
1.00‰ 発生率
1.22
0.80‰ 損傷発生率
0.09
0.60‰ 1
(レベル3a以上)
転倒件数
平成26年度
1.83‰ 1.80‰ 93
133
0.40‰ 1.83
0.20‰ 0.03
0.00‰ 0.09‰ 平成25年度
レベル
重症度
レベル0
なし
転倒・転落はなかったが、仮に転倒・転落したとすれば何らかの被害が生じたであろうと予測される
患者状態
レベル1
なし
転倒・転落したが、結果的には患者に変化が見られなかった
レベル2
軽度
転倒・転落により、観察の強化や検査の必要性が生じた
レベル3a
中軽度
新たな治療や処置が必要となった(打撲、擦過傷、内出血等が見られる。レントゲン検査、CT検査の実施。)
レベル3b
中軽度
転倒・転落により、新たな治療や処置が必要となった(例:切傷があり縫合処置を行った。手術となった。)
レベル4
重度
転倒・転落により、生命に影響を及ぼす後遺症が残った、および後遺症の残る可能性が生じた
レベル5
死亡
転倒・転落による損傷の結果、患者が死亡した
解説
・転倒発生率 入院による環境の変化や薬、病気などが原因となり、予期せぬ転倒やベッドから転落する危険が高くなります。 ・損傷発生率 転倒・転落件数のうち損傷レベル3a(データの表を参照)以上の転倒・転落件数の割合です。 0.03‰ 平成26年度