安全 - 東京労災病院

【安全】
36-1.褥瘡有病率
H24年度
分母
330
褥瘡保有
率(%)
14.3
4.34
分子
H25年度
分母
H26年度
褥瘡保有
率(%)
10.9
3.40
分子
321
分母
337
褥瘡保有
率(%)
19.5
5.79
分子
●定義… 入院患者における褥瘡を保有する患者の割合
●解説… 安全で質の高い医療の提供に関して、病院での褥瘡予防の取組みについて褥瘡の
発生状況から評価する。褥瘡は、患者のQOLの低下により、在院日数の長期化や医
療費の増大につながる。褥瘡対策は、医療の重大な項目のひとつに取り上げられ診
療報酬にも反映されている。発生率が低い場合には、患者のQOL向上に積極的に取
り組むとともに、効率的な医療を提供していると評価できる。
算式
【分子】 調査日に褥瘡を保有する患者数(1月当たり)
【分母】 調査日の入院患者数(1月当たり)
36-2.褥瘡推定発生率
H24年度
分母
330
褥瘡推定
発生率
(%)
8.0
2.42
分子
H25年度
分母
褥瘡推定
発生率
(%)
7.1
2.20
分子
321
H26年度
分母
449
褥瘡推定
発生率
(%)
13.8
3.07
分子
●定義… 入院患者における褥瘡の発生割合
●解説… 安全で質の高い医療の提供に関して、病院での褥瘡予防の取組みについて褥瘡の
発生状況から評価する。褥瘡は、患者のQOLの低下により、在院日数の長期化や医
療費の増大につながる。褥瘡対策は、医療の重大な項目のひとつに取り上げられ診
療報酬にも反映されている。発生率が低い場合には、患者のQOL向上に積極的に取
り組むとともに、効率的な医療を提供していると評価できる。
算式
【分子】 調査日に褥瘡を保有する患者数-入院時すでに褥瘡保有が入院時に記
録されていた患者数(1月当たり)
【分母】 調査日の入院患者数(1月当たり)
37.入院患者の転棟・転落発生率
H24年度
分母
123,618
発生率
分子
(‰)
246
2.0
H25年度
分母
125,866
発生率
分子
(‰)
340
2.7
H26年度
発生率
(‰)
122,210
312
2.6
※‰=1000分の1
分母
分子
●定義… 入院患者の転棟・転落発生割合
●解説… 安全で質の高い医療の提供に関して、医療安全対策への取組みについて入院患者
の転棟・転落発生状況から評価する。インシデント・アクシデント事例の中で転倒・転
落件数が最も多く、各病院では医療安全対策の取組みとして転倒・転落のリスクをア
セスメントして予防策を立案・実行している。転倒・転落発生率が低い場合には、転
倒・転落予防に積極的に取組み、またその効果が表れていると評価できる。
算式
【分子】 入院中患者に発生した転倒・転落件数
【分母】 入院患者延数
東京労災病院臨床評価指標
38.MRSA感染率
H24年度
分母
11,045
感染率
分子
(%)
38
0.3
H25年度
感染率
分子
(%)
42
0.5
分母
8,570
H26年度
分母
分子
8,544
感染率
(%)
32
0.4
●定義… 入院患者のMRSA発症割合
●解説… 安全で質の高い医療の提供に関して、院内感染防止対策の取組みについて、入院に
おけるMRSA患者の発生状況により評価する。MRSAは、免疫力の低下した重症患
者、手術患者、未熟児、新生児、高齢者に感染すると重篤化する危険がある。入院患
者のMRSAサーベイランスを実施し、感染率の評価をすることは院内感染対策の指標
として重要である。各病院では院内感染防止対策の取組みとして、感染対策医療チー
ムを設置し、感染症発生状況の把握、抗菌薬の適正使用の定期監査等を行ってい
る。発生率が低い場合には、院内感染防止対策に積極的に取り組み、またその効果
が表れていると評価できる。
算式
【分子】 院内MRSA発症患者数
【分母】 入院患者実数
39.高齢(65歳以上)入院患者の入院中の骨折率
H24年度
分母
4,415
骨折率
分子
(%)
9
0.2
H25年度
分母
4,554
骨折率
分子
(%)
21
0.5
H26年度
分母
4,586
分子
骨折率
(%)
4
0.1
●定義… 高齢(65歳以上)入院患者の入院中における骨折割合
●解説… 安全で質の高い医療の提供に関して、高齢入院患者に対する医療安全対策の取組
みについて高齢入院患者の転倒・転落による骨折の発生状況から評価する。高齢者
の入院増加に伴い、高齢者の転倒・転落件数の増加が危惧されており、高齢者が転
倒した場合には骨折する頻度が高く、特に予防対策を強化する必要がある。発生率
が低い場合には、転倒・転落予防に積極的に取り組み、またその効果が表れていると
評価できる。
算式
【分子】 分母対象患者のうち入院中に骨折した患者数
【分母】 3日以上入院した65歳以上の退院患者数
40.針刺し事故発生件数
H26年度
分母
400
分子
発生件数
(件)
25
6.3
●定義… 針刺し事故発生件数
●解説… 感染対策に関して、針刺し事故件数の状況から評価する。注射針や静脈留置針など
を扱う医療施設の職員が、患者の血液などに触れた針を自身の身体に誤って刺して
しまう「針刺し事故」は、肝炎、HIV、梅毒等の患者の血液が付着した針が刺さった場
合には感染の危険性がある。発生件数が低い場合には、予防対策に積極的に取り組
み、またその効果が表れていると評価できる。
算式
【分子】 針刺し事故発生件数
【分母】 稼働病床数
東京労災病院臨床評価指標