保育所発!子ども元気スリムプラン事業 実施報告書 平成28年3月 青森県健康福祉部 はじめに 青森県の平均寿命は着実に延伸しているものの、厚生労働省の都道府県別生命表によると、 男女とも全国最下位が続いています。 本県が短命県である要因としては、喫煙、飲酒、運動不足のほか、肥満が挙げられますが、 肥満は大人だけではなく、子どもにとっても問題となっています。 文部科学省が実施している学校保健統計調査によると、本県の肥満傾向児童の出現率は、 全国平均を上回る状況が続いており、幼児期からの肥満予防対策が大変重要となっています。 そのため、県では平成26年度から「保育所発!子ども元気スリムプラン事業」を実施し、 保育所における運動や食育等を通じて幼児期から適切な生活習慣を身に付けることにより、 子どもの肥満を予防するとともに、将来の生活習慣病の予防、健康寿命の延伸に寄与するこ とを目的に取り組んでまいりました。 今般、これまでの事業の取組や成果について普及を図るため、「保育所発!子ども元気ス リムプラン事業実施報告書」を作成しました。本報告書では、実際の保育所での取組の事例 も掲載していますので、参考にしていただくとともに、積極的な活用をお願いします。 最後に、「保育所発!子ども元気スリムプラン事業」の実施と本報告書の作成に御協力い ただいた委員の方々をはじめ、関係者の皆様に感謝申し上げます。 平成28年3月 青森県健康福祉部長 一戸 和成 目次 <総論> 1 本事業の背景及び目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2 本事業の内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 <肥満予防対策実施編> 1 肥満予防保育プログラムの実施結果 (1)保育所入所児童の基本的生活習慣に関するアンケート調査結果・・・・・・・ 8 (2)肥満予防保育プログラムの実践 2 ①歩数計を用いた身体活動を中心とした教育・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 ②味覚・よく噛む教育を通じた過食の予防・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 ③野菜を美味しく食べて、食事バランスを良くする教育・・・・・・・・・・・ 47 個別支援計画の実施結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63 <事業の評価、今後の課題編> 1 本事業の評価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70 2 今後の課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70 <資料編> 1 肥満傾向児の出現率の調査結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 72 (1)身長・体重成長曲線成長ツールについて (2)調査結果 2 検討委員会構成員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 146 3 報告書作成協力者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 146
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