平成27年度 消費者行政の首長表明

消費者行政の推進について
日を追うごとに情報技術が発達することに伴い、消費者を取り巻く
環境も常に変化しています。
振り込め詐欺や悪質商法をはじめとした、消費生活に関する諸問題
も、こうした技術発展を悪用するかのように、益々巧妙化することに
よって後を絶ちません。
そのような中、本年4月1日より「電力の自由化」もスタートする
など、国民一人一人が消費者として自立し、自身のライフスタイルに
あった商品やサービスを選択していく力が、今まで以上に問われるよ
うになりました。
このような状況を踏まえ、当市では消費生活相談員を配置し、消費
者の皆様からの相談に対応することや、消費者問題に関する啓発活動
の実施を通じ、自立した消費者の育成支援を実施しております。
また、近隣村との連携協定を締結することによる広域的な相談業務
体制の確保など、多様化する相談業務への対応に向けたスキルアップ
にも取り組んでおります。
今後も当市では、これらの体制を継続することが必要不可欠である
と考え、活動を通じて消費者被害の防止、延いては皆様の安全・安心
な暮らしの実現に繋がるよう取り組みを行って参ります。
平成28年3月
五條市長 太田 好紀