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平成28年度 第1号
近江八幡市庁舎整備基本設計・実施設計業務委託
特
近江八幡市
記 仕 様 書
総合政策部
市庁舎整備推進室
Ⅰ.業務概要
1.業務名称等
委託番号
平成28年度
第1号
委託名称
近江八幡市庁舎整備基本設計・実施設計業務委託
履行場所
滋賀県近江八幡市桜宮町236
履行期限
契約締結日から平成29年12月28日まで(最長)
現市庁舎敷地
2.設計与条件
(1) 敷地の条件
a.敷地の面積
約12,500㎡
b.用途地域
都市計画区域 内
商業地域
建ぺい率 80% 容積率 400%
c.防火地域等
指定なし (法第22条 区域内)
d.都市計画施設
都市計画道路 3.4.1(36)
近江八幡市行政拠点地区地区計画
e.文化財関係
埋蔵文化財包蔵地
f.周辺道路
北側(市道 黒橋八木線)
内
外
幅員 約36m
南側(市道 区整東11 条線) 幅員 約12m
g.整備状況
上水道供給区域内、公共下水道供用区域内
h.既存建物概要
本庁舎:RC造4階建
延床面積 4,729 ㎡
西別館:RC造2階建
延床面積
851 ㎡
第二西別館:RC造・鉄骨造 2 階建
362 ㎡
福祉事務所:軽量鉄骨ブレース造 2 階建 622 ㎡
その他付属施設
i.想定工事費
近江八幡市庁舎整備等基本計画に示すとおり
j.想定工期
近江八幡市庁舎整備等基本計画に示すとおり
(2) 設計与条件の資料
・近江八幡市庁舎整備等基本計画(以下「基本計画」という。)(平成28年2月)
。
・受注者に地質調査報告書(平成25年3月)及び現況平面図(平成26年6月)を貸与する。
・受注者に既存建物の竣工図、設計図(製本)があるものについては貸与する。
(3)業務の内容
本業務は、
「基本計画」に基づくことを基本に、積極的な企画提案をもって業務を行うこと。なお、
以下に掲げる特徴的な事項について十分理解し、業務を行うこと。
1)官庁街エリアの整備方針等について
・官庁街エリアの整備方針、導入機能、土地利用計画の各ゾーンとの連携を踏まえ、官庁街エリア
全体の活性化が図れるよう、新庁舎を設計すること。
2)新庁舎の建設位置について
・新庁舎の建設にあたっては、現本庁舎の機能を継続しながら建設を行い、新庁舎完成、移転後
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に現本庁舎を解体する。(仕様書添付資料(2)「現庁舎敷地配置図」参照)
3)にぎわい・交流機能について
・にぎわい・交流機能として、
「文化交流・創造機能」
「多目的交流機能」
「来庁者利便機能」
「子ど
も支援機能」「来街者受入れ機能」の導入により、市民サービスや来庁頻度が向上する機能や施
設を提案し、設計に反映すること。
・子ども支援機能とは、福祉部門と学校教育部門との密接な連携を図り、従来の行政組織の枠にと
どまらない、子育てに関するトータルサポートが構築できる施設を想定する。
4)車庫等附帯施設の規模について
・駐車台数については、約378台(来庁者用270台、公用車84台、議員用24台)をめざすべき駐
車台数として設定しており、駐車場の形態・配置については、周辺の道路環境を考慮した良好
な動線を確保し、新庁舎への動線に配慮した提案とすること。また、駐車場は文化会館や交流
広場などの利用者にも配慮し計画すること。
5)庁舎配置計画について
・工事の際の施工方法、施工手順等について周囲に影響を与えないように、十分検討すること。
・工事期間中の現庁舎で継続する市民サービスが低下しないよう、移動円滑化に配慮した計画と
すること。
・解体設計の対象は、現本庁舎敷地内のすべての建物、構造物等とする。なお、その際に撤去す
るインフラ設備については、盛替えを行い庁舎機能の維持が図れるよう設計すること。
6)オフィス環境整備計画について
・オフィス環境計画の範囲は、本庁舎、別館、西別館、第2西別館、福祉事務所、南別館、ひま
わり館、保健センター、土地開発公社、防災センター(危機管理課)の現庁舎機能を新庁舎に
集約することを想定している。
7)環境計画について
・官庁街は「都市の低炭素化の促進に関する法律」に基づき策定された「近江八幡市低炭素まち
づくり計画」において「集約地域」に指定されている為、同計画の趣旨を踏まえた低炭素建物と
し、環境負荷低減について、世界的標準を視野に入れ、環境への負荷を最大限抑制できる機能を
提案すること。
・本市の風土、地理的条件の他、建築史、文化など近江八幡ならではの環境計画を提案すること。
・環境計画の項目について、その効果を検証するとともに、挙げられていない手法についても効
果が見込めるものについて、検討し、提案すること。
・設備方式の選定におけるイニシャル・ランニングコストおよび性能等の検討書(比較表)を作
成し提出すること。
8)防災計画について
・新庁舎の耐震性能を確保するとともに、「近江八幡市地域防災計画」に基づき、災害対策本部
機能として必要となる防災機能を備えると共に、ライフラインの多重化や、災害時における執
務機能継続が図れるよう設計すること。
・支援機能として近隣住民等の災害時の避難所として利用できるスペースと性能を確保できるよ
う設計すること。なお、避難者数としては、1,500人程度を想定している。
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・雨水や地下水の利活用の検討に必要となる諸調査も本設計業務の範囲とする。なお、現本庁舎
敷地内に既存の井戸はないため留意すること。
9)排水施設計画について
・一級河川三明川の整備については、庁舎前広場や市道黒橋八木線、文化会館などに囲まれている
ため、周辺と調和した計画とすること。
・一級河川三明川の整備について、河川管理者等関係機関との調整や手続きに必要となる資料作成
に協力すること。
・一級河川三明川の水位・水量に関するデータ及び水路形状のわかる資料は市で所有していないた
め留意すること。
10)既存庁舎及び諸施設解体に係る支障物移転について(「基本計画」P.51~52)
・仮設庁舎の建設は想定していない。
・移転する部署の配置については市の案に基づき検討し、配置やローテーション及び移転先で必要
となる工事等を含めて設計すること。
・新庁舎の建設に伴い、諸施設の解体を伴う場合には、閉庁日での移転や、市民への周知期間も考
慮して、工程管理すること。
11)ランニングコストについて
・地元産資材、リサイクル製品およびグリーン商品等の積極的な活用を検討すること。また、ラン
ニングコストの軽減と施設の長寿命化を計り、シンプルで汎用性のある製品を使用し、メンテナ
ンス性を損なうことのないように設計すること。
12)その他
・ランドスケープの視点によるデザインとすること。
・新庁舎は、公共交通の結節拠点(乗り継ぎ拠点)となるため、市民バスや路線バスの停留場の設
置等を考慮し、設計すること。
・基本設計で新庁舎の概要が取りまとめられた時期に、市民説明会の開催等により新庁舎の概要の
周知を行い、市民からの意見聴取を行う。また、基本設計(案)が取りまとめられた段階でパブ
リックコメントを実施するのに必要な資料作成に協力すること。
・各種手続き業務に要する手数料は、すべて受託者において負担するものとする(計画通知の手続
きや、認証・評定取得業務に係る手数料含む)。
・早期着工、早期完了をめざし、実現可能な工期短縮できる提案をすること。
・早期工事着工を踏まえて各種申請等を作成し、工事着手までに必要な申請等手続きを完了させる
こと。
・発注者、受注者が綿密な連携を図り業務を進めるために、工程会議は週 1 回を基本として適宜行
うこと。
・議会説明や市民周知は、監督職員と十分協議し、その時期を逸することなく、工程管理を行うこ
と。
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