健康保険組合の財政シミュレーションサービス業務

組合の財務リスク分析を支援
健康保険組合向け財政シミュレーションのご案内
アクチュアリーが長年培ってきた
年金数理の手法を使用して将来
の財政シミュレーションを行うこと
により、健康保険組合の財務リス
クを把握し、健康保険組合・企業
のリスクマネジメントをサポートし
ます。
近年、多くの健康保険組合の財政状況は悪化しています。健康保険組合連合会が発表した「平成
25年度健保組合予算早期集計結果」によりますと、平成25年度は、健康保険組合全体で4,573億
円の赤字となる見込みで、6年連続で3千億円超の赤字となっています。
現在、多くの健康保険組合で保険料率が引き上げられておりますが、今後も高齢者医療に対する
負担増や、組合員の高齢化による財政悪化が予測されます。これは日本の医療制度全体が抱え
る問題であり、必ずしも個々の健康保険組合における自助努力のみで解決できるものではありま
せん。
しかしながら、保険料率の引き上げは母体企業にとって、費用の増加に繋がります。思わぬタイミン
グで大きな保険料率の引き上げが必要になった場合、企業財務への影響は非常に大きなものとな
ります。
このような状況においては、あらかじめ将来の財政を分析し、コントロールしながら運営することが
重要となります。
私たちは、健康保険組合の将来シミュレーションを通じて、健康保険組合の運営および企業のリス
クマネジメントをサポートします。
将来の財政を考える上で重要な三つのポイント
高齢化の進展
一般的に、年齢とともに一人あたりの医療費は高くなります。将来の
従業員の推移を予測するとともに、各年齢での医療費を分析し、今
後の高齢化でどの程度、医療費が伸びるのか予測する必要があり
ます。
被扶養率の変動
被扶養率の変化は、財政に大きな影響を与えます。被扶養率は一般
的には40代が最も高くなりますが、従業員の性質によって大きく異な
ります。将来の従業員の推移予測を踏まえて予測する必要がありま
す。
高齢者医療への
負担増
後期高齢者支援金は支出の大きな部分を占めるもので、今後も伸び
が予測されます。日本全体の将来の推計人口と、従業員の推移予
測を照らし合わせることで、合理的な伸びの予測をすることが可能に
なります。
新日本有限責任監査法人
提供するサービス内容
将来の不確実性に対するスペシャリストであるアクチュアリーが、リスクマネジメントの視点から、健康保険組合の財政シミュレー
ションを行い、どの程度の保険料の増加がおこりうるのか合理的に分析します。また、必要に応じて、健康保険組合形態の変更
に対する財務分析も提供します。
現状分析
•
一人当たり年齢別医療給付費の分析、一般的なデータとの比較
•
従業員特性の違いによる傾向分析
•
現在の財政状況の問題点の確認
財政シミュレーション
•
アクチュアリーが長年培ってきた年金数理の手法に基づくシミュレーション
•
現状分析の結果、一般的な情報・指標等に基づき、最適な計算前提を分析
•
母体企業の就労状況に合わせた、人員推移の予測
•
複数のシナリオ・計算前提で、10年程度の財政収支を各項目別にシミュレーション
•
高齢者医療制度の合理的な予測
健康保険組合形態の変更に対する財務分析
•
統合・分割、協会けんぽへの移行、総合型健康保険組合への加入、自社組合の立ち上げ等に対する財務に与える影響分析
財政シミュレーションの流れ
計画/データ収集
プロセス
現状分析
計算前提の分析
• 進め方・スケジュールを確認
• 受領データの分析
• 被保険者・扶養者データを収集
• 計算前提を提案
• 医療費の実績を収集
• 採用可否・追加の前提を確認
Contacts
シミュレーション
ご報告
• データ・計算前提に基づき計算 • レポートにまとめご報告
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EY | Assurance | Tax | Transactions | Advisory
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