2016年4月第1週号 (2016年4月4日発行) ■ 主要指標の動き ■ 指標 世 界 日 本 3ヵ月 騰落率(%) 6ヵ月 1年 0.3 ▲ 7.0 新興国株価 注2 1,712.88 0.5 ▲ 3.1 日経平均株価 16,164.16 ▲ 4.9 ▲ 15.1 ▲ 6.8 中 ▲ 2.7 ▲ 19.4 ▲ 2.9 南 ▲ 8.8 ▲ 15.1 ▲ 15.1 米 TOPIX (東証株価指数) 1,301.40 ▲ 4.7 ▲ 15.9 ▲ 9.8 ▲ 14.9 ▲ 15.9 JPX日経インデックス400 11,738.40 ▲ 4.9 ▲ 15.9 日経ジャスダック平均 2,422.73 ▲ 1.6 ▲ 8.5 ▲ 9.1 ▲ 15.5 ▲ 15.9 東 ▲ 1.8 ▲ 1.3 ▲ 8.5 欧 991.24 2.7 11.7 28.1 13.5 11.7 NYダウ 工業株30種 17,792.75 1.6 2.1 9.3 0.5 2.1 S&P 500種 2,072.78 1.8 1.4 7.7 0.6 1.4 ナスダック総合 4,914.54 3.0 ▲ 1.9 6.2 0.7 ▲ 1.9 333.15 ▲ 0.6 ▲ 8.9 6,146.05 0.6 ▲ 1.5 317.05 ▲ 0.6 ▲ 8.1 ▲ 1.6 ▲ 16.5 ▲ 8.1 ドイツ DAX 9,794.64 ▲ 0.6 ▲ 8.8 3.0 ▲ 18.4 ▲ 8.8 中国 上海総合 3,009.53 1.0 ▲ 15.0 中国 上海A株 3,149.47 1.0 ▲ 15.0 英国 FTSE100 欧 州 ユーロ圏 ユーロ・ストックス ▲ 1.9 指標 15年末比 7,488.61 欧州 ストックス・ヨーロッパ600 ア ジ ア ・ オ セ ア ニ ア 週間 先進国(除く日本)株価 注1 東証マザーズ 米 国 先週末 2016年4月1日時点(1週間前=3月25日、3ヵ月前=1月1日、6ヵ月前=2015年10月1日、1年前=4月1日) なお、休場の場合は、直前の営業日のデータを使用 ▲ 9.2 ▲ 3.8 ▲ 16.4 1.2 ▲ 9.7 そ の 他 20,498.92 0.8 ▲ 6.5 8,842.86 1.6 ▲ 8.5 ▲ 6.0 ▲ 29.5 ▲ 8.5 香港 ハンセン中国レッドチップ 3,700.15 0.6 ▲ 8.7 ▲ 5.2 ▲ 21.6 ▲ 8.7 台湾 加権 8,657.55 ▲ 0.5 3.8 4.4 ▲ 8.9 3.8 韓国 KOSPI 1,973.57 ▲ 0.5 0.6 ▲ 0.3 ▲ 2.7 0.6 シンガポール ST 2,818.49 ▲ 1.0 ▲ 2.2 0.6 ▲ 18.2 ▲ 2.2 マレーシア FBM KLCI 1,710.55 0.4 1.1 4.7 ▲ 6.3 1.1 タイ SET 1,400.72 0.4 8.7 4.1 ▲ 8.2 インドネシア ジャカルタ総合 4,843.19 0.3 5.4 フィリピン 総合 7,245.13 ▲ 1.6 4.2 5.1 ▲ 9.4 558.43 ▲ 2.4 ▲ 3.6 ▲ 0.9 3.6 インド SENSEX 25,269.64 ▲ 0.3 ▲ 3.4 豪州 S&P/ASX200 4,999.39 ▲ 1.7 ▲ 5.6 * 騰落率(%) 6ヵ月 1年 15年末比 cryhp 1.8 16.6 11.6 ▲ 3.4 メキシコ ボルサ 46,062.92 0.9 7.2 7.9 4.2 アルゼンチン メルバル 13,179.84 5.4 12.9 37.3 19.0 861.96 ▲ 0.0 13.9 10.3 ▲ 5.3 13.9 14.1 11.7 5.4 北 7.2 米 12.9 ロシア MICEX 1,856.77 ▲ 0.5 5.4 48,506.46 1.5 4.4 米ドル トルコ イスタンブール100 82,359.44 1.2 14.8 南アフリカ FTSE/JSEアフリカ全株 エジプト EGX30 51,584.13 7,524.99 ▲ 1.4 ▲ 0.3 1.8 7.4 2.1 ▲ 1.3 2.9 ▲ 17.3 1.8 7.4 365.32 0.2 5.4 6.5 7.2 5.4 450.62 1.1 ▲ 1.6 ▲ 3.2 ▲ 3.1 747.59 ▲ 0.3 ▲ 1.5 0.0 日本国債10年物 ▲ 0.059 0.034 -0.324 日本国債20年物 0.407 0.004 日本国債30年物 騰落率(%) 週間 3ヵ月 6ヵ月 1年 111.68 ▲ 1.2 ▲ 7.2 ▲ 6.9 ▲ 6.7 ▲ 7.0 カナダ・ドル 85.71 0.6 ▲ 1.4 ▲ 5.2 ▲ 9.7 ▲ 1.4 ユーロ 127.11 0.7 ▲ 2.7 ▲ 5.3 ▲ 1.4 ▲ 2.7 英ポンド 158.85 15年末比 ▲ 0.6 ▲ 10.6 ▲ 12.5 ▲ 10.5 ▲ 10.3 スイス・フラン 116.61 0.8 ▲ 2.9 ▲ 5.0 ▲ 5.8 ▲ 3.0 13.73 0.8 ▲ 3.5 ▲ 4.1 ▲ 0.7 ▲ 3.5 アイスランド・クローネ 0.907 0.9 ▲ 2.0 ▲ 3.8 3.6 ▲ 1.9 ノルウェー・クローネ 13.43 0.7 ▲ 1.3 ▲ 5.5 ▲ 9.9 ▲ 1.3 デンマーク・クローネ 17.08 0.8 ▲ 2.5 ▲ 5.1 ▲ 1.0 ▲ 2.4 中国人民元 17.23 ▲ 0.7 ▲ 7.1 ▲ 8.7 ▲ 10.8 ▲ 7.0 ▲ 1.6 香港ドル 14.40 ▲ 1.2 ▲ 7.2 ▲ 6.9 ▲ 6.7 ▲ 7.2 ▲ 1.7 ▲ 1.3 台湾ドル 3.46 ▲ 0.5 ▲ 5.4 ▲ 5.4 ▲ 9.8 ▲ 5.6 -0.384 -0.447 -0.324 韓国ウォン(100ウォン当たり) 9.73 0.6 ▲ 5.0 ▲ 4.4 ▲ 10.8 ▲ 4.8 -0.597 -0.698 -0.710 -0.597 シンガポール・ドル 82.76 0.5 ▲ 3.0 ▲ 1.3 ▲ 2.4 0.414 -0.093 -0.859 -0.961 -0.944 -0.859 マレーシア・リンギ 28.68 2.2 2.5 6.0 ▲ 12.1 2.6 米国債10年物 1.771 -0.130 -0.499 -0.267 -0.087 -0.499 タイ・バーツ 3.17 ▲ 1.1 ▲ 5.2 ▲ 3.5 ▲ 14.0 ▲ 5.0 0.850 ▲ 0.5 ▲ 2.1 4.4 ▲ 7.9 ▲ 2.1 2.43 ▲ 0.5 ▲ 5.6 ▲ 5.5 ▲ 9.9 ▲ 5.5 0.501 ▲ 1.2 ▲ 6.4 ▲ 6.1 ▲ 10.1 ▲ 6.4 インド・ルピー 1.69 ▲ 0.6 ▲ 7.3 ▲ 7.8 ▲ 12.5 ▲ 7.3 オーストラリア・ドル 85.79 1.1 ▲ 2.1 1.8 ▲ 5.7 ▲ 2.1 ニュージーランド・ドル 77.09 0.7 ▲ 6.5 0.5 ▲ 13.6 ▲ 6.1 ブラジル・レアル 31.42 2.2 3.4 5.0 ▲ 17.0 3.5 メキシコ・ペソ 6.44 ▲ 0.1 ▲ 7.6 ▲ 9.1 ▲ 18.5 ▲ 7.9 10.5 1.4 4.4 欧 州 14.8 ドイツ国債10年物 0.134 -0.046 -0.495 -0.402 -0.033 -0.495 イタリア国債10年物 1.220 -0.082 -0.376 -0.462 -0.059 -0.376 スペイン国債10年物 1.439 -0.085 -0.332 -0.379 0.232 -0.332 3,343.98 ▲ 1.4 7.3 11.2 4.6 7.3 434.20 2.4 ▲ 0.5 4.7 ▲ 3.0 ▲ 0.5 247.76 38.67 36.79 3.5 ▲ 4.4 ▲ 6.8 ニューヨーク金先物 1,223.50 0.0 CRB指数 168.03 ▲ 2.4 ▲ 3.6 鉄鉱石(鉄分62%、青島受渡) 54.80 ▲ 2.8 ▲ 3.6 ▲ 10.6 ▲ 3.2 S&P MLP指数 3,622.68 0.4 ▲ 2.2 ▲ 14.7 ▲ 5.6 S&P BDC指数 180.98 2.7 13.8 ▲ 11.4 先週末 スウェーデン・クローナ ▲ 2.2 ▲ 10.2 東証REIT(配当込み) S&PグローバルREIT指数 (ヘッジなし・円ベース) 新興国REIT指数 注6 北海ブレント先物 WTI先物 商 8.7 品 5.4 な 4.2 ど 為替(対円) 16.6 ポーランド ワルシャワWIG ▲ 8.9 債 先進国(除く日本)国債 注4 券 ▲ 1.5 新興国債券 注5 香港 ハンセン 3ヵ月 50,561.53 日本国債 注3 香港 ハンセン中国企業株(H株) 週間 ブラジル ボベスパ ロシア RTS(米ドル建て) ▲ 1.4 ▲ 21.0 ▲ 15.0 利 回 ▲ 1.5 ▲ 21.1 ▲ 15.0 り ▲ 1.7 ▲ 18.3 ▲ 6.5 ベトナム VN 先週末 5.9 ▲ 0.7 ▲ 14.1 3.7 ▲ 18.9 ▲ 32.3 ▲ 0.7 ▲ 17.8 ▲ 26.6 15.4 9.9 1.3 ▲ 4.6 ▲ 12.7 ▲ 22.3 25.8 ▲ 2.2 10.6 6.1 3.7 ▲ 0.7 中 南 ▲ 4.6 米 25.8 15.4 ▲ 9.0 ▲ 18.4 ▲ 39.0 ▲ 9.0 ▲ 3.0 5.3 5.3 6.3 ア ジ ア ・ オ セ ア ニ ア インドネシア・ルピア(100ルピア当たり) フィリピン・ペソ ベトナム・ドン(100ドン当たり) ▲ 5.8 アルゼンチン・ペソ 7.55 ▲ 3.5 ▲ 18.9 ▲ 40.7 ▲ 44.4 ▲ 18.8 コロンビア・ペソ(100ペソ当たり) 3.67 ▲ 0.2 ▲ 3.0 ▲ 6.2 ▲ 21.0 ▲ 2.9 チリ・ペソ(100ペソ当たり) 16.64 0.2 ▲ 1.9 ▲ 3.4 ▲ 14.2 ▲ 1.9 ペルー・ヌエボ・ソル 33.38 ▲ 0.4 ▲ 5.3 ▲ 10.1 ▲ 13.7 ▲ 5.2 ロシア・ルーブル 1.65 ▲ 0.2 ▲ 1.2 ▲ 9.5 ▲ 20.6 ポーランド・ズロチ 29.92 ▲ 2.1 ▲ 5.3 ▲ 5.8 0.2 ▲ 2.3 注1 先進国(除く日本)株価指数 : MSCI-KOKUSAIインデックス(米ドル・ベース) 「利回り」変化のデータは、騰落率(%)ではなく、騰落幅 東 ハンガリー・フォリント(100フォリント当たり) 40.55 0.7 ▲ 2.3 ▲ 5.5 ▲ 6.0 ▲ 1.8 ただし、騰落率については、日興アセットマネジメントが円換算して算出 欧 28.47 0.6 ▲ 1.6 ▲ 6.4 ▲ 2.4 ▲ 1.5 注2 新興国株価指数 : MSCIエマージング・マーケット・インデックス(米ドル・ベース) ルーマニア・レイ ※ 右表の為替レートは、原則としてニューヨーク ただし、騰落率については、日興アセットマネジメントが円換算して算出 39.54 0.6 ▲ 4.0 ▲ 0.2 ▲ 14.2 ▲ 4.1 トルコ・リラ の17時時点のものであり、弊社投資信託の そ 注3 日本国債指数 : シティ日本国債インデックス(円ベース) 7.60 3.9 ▲ 2.2 ▲ 11.7 ▲ 23.8 ▲ 2.3 基準価額の算定に用いられるものと大きく 南アフリカ・ランド の 注4 先進国(除く日本)国債指数 : シティ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース) 異なることがあります。 他 12.58 ▲ 1.4 ▲ 18.1 ▲ 17.9 ▲ 19.9 ▲ 18.1 エジプト・ポンド 注5 新興国債券指数 : JPモルガン・エマージング・マーケッツ・ボンド・インデックス・プラス(ヘッジなし・米ドル・ベース) (騰落率がプラスの場合は各通貨高、マイナス▲の場合は円高) ただし、騰落率については、日興アセットマネジメントが円換算して算出 各指数に関する著作権・知的財産権その他一切の権利は、当該指数の算出元または公表元に帰属します。 注6 新興国REIT指数 : S&Pエマージング・リート・トータルリターン(米ドル・ベース) データは過去のものであり、将来の運用成果などを約束するものではありません。 ただし、騰落率については、日興アセットマネジメントが円換算して算出 * ■当資料は、日興アセットマネジメントが世界の経済、金融・資本市場についてお伝えすることなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘 資料ではありません。また、当資料に掲載する見解は、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。■投資信託は、値動きのある資産 (外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託 の申込み・保有・換金時には、 費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。 1.0 1/2 ■ 先週の主な出来事■ (株式市場での反応を○、△、×の順で評価) 日付 市場の 国・地域 反応 指標など(コメント) 30日 (水) △ 日本 鉱工業生産は予想を上回る落ち込み 2月の鉱工業生産指数速報値は前月比▲6.2%だった。 消費者物価指数は2ヵ月連続の低下 3月の消費者物価指数速報値は前年同月比▲0.1%と、2ヵ月連続の低下と なったが、落ち込み幅は前月より0.1ポイント縮小した。 大企業・製造業、非製造業とも、業況判断は予想を上回る悪化 3月調査の日銀短観で、大企業の業況判断指数は製造業で前回調査比▲6 ポイントの6、非製造業で▲3ポイントの22と、ともに予想を上回る悪化となった。 また、3ヵ月後の先行きについては、それぞれ、3、17と、ともに一段の悪化見 通しとなった。今回から発表された、大企業・全産業の2016年度設備投資計 画(土地投資額を含む)は前年度比▲0.9%だった。予想を上回る景況感の悪 化や、円高への警戒感などから株価は大きく下落した。 製造業PMI(購買担当者指数)は8ヵ月ぶりに50台を回復 中国物流購買連合会が発表した3月のPMIは、製造業で前月比+1.2ポイントの 50.2と、2015年7月以来の50台回復となった。非製造業では+1.1ポイントの 53.8だった。両PMIは50が好不況の境目。格付会社S&Pが前日に、構造改 革が予想より遅れる可能性を理由に、AA-としている中国の格付の見通しを 「弱含み」に引き下げたことが重荷となり、株価は軟調に推移したが、当局に よる買い支えとみられる動きなどから終盤に値を戻し、小幅高で引けた。 原油生産量の凍結はイランなどの主要産油国の参加が前提 2月に原油生産量の凍結で合意した4ヵ国の一つ、サウジアラビアの副皇太子 は、イランを含む主要産油国が追随する場合にのみ、生産量を凍結すると述べ た。これを受け、欧米で原油先物価格が前日比約4%下落し、エネルギー関連株 が売られ、欧州株式相場が下落した。また、ドイツ国債の利回りが低下した。 雇用者数は20万人を超える伸び、製造業景況指数は50台回復 3月の失業率は、職探しを再開した人の増加などを背景に前月比+0.1ポイント の5.0%となったが、非農業部門雇用者数が+21.5万人となったほか、平均時 給は+0.3%と上昇に転じた。また、3月のISM(供給管理協会)製造業景況指数 は前月比+2.3ポイントの51.8と、好不況の境目の50を7ヵ月ぶりに上回った。米 株式相場は、原油安を受けて下落する場面もあったが、上昇に転じて引け た。なお、ドルは一時、買われたが、買いが一巡すると、米利上げのペースは 緩やかとの観測などを背景に下落した。円相場が111円台に上昇した。 31日 △ ユーロ圏 10-12月期のGDP成長率は上方修正 (木) 3月 10-12月期のGDP確定値は前期比年率+1.4%と、改定値の伸びを0.4ポイント 25日 △ 米国 上回った。グッド・フライデーの祝日で株式・債券・商品は休場だったが、ドルが買 (金) われ、円相場は1ドル=113円台に下落した。28日には、円安を好感して日本 の株式相場が上昇した。 × 日本 工業部門企業利益が増加に転じる 27日 1-2月の工業部門企業利益は前年同期比+4.8%と、2015年12月までの7ヵ △ 中国 (日) 月連続減少から増加に転じた。28日の中国株式相場は、上昇する場面も あったが、金融株などへの利益確定売りが膨らみ、反落して引けた。 消費の伸びは小幅にとどまる 2月の個人所得は前月比+0.2%と、予想(+0.1%)を上回ったが、個人消費支出 (PCE)は3ヵ月連続で+0.1%にとどまった。また、食品・エネルギーを除くコアPCE価 ○ 中国 28日 △ 米国 格指数は前年同月比+1.7%と、予想(+1.8%)を下回った。FRB(連邦準備制度 (月) 理事会)は利上げを急がないとの見方が台頭し、米国債利回りが低下したほ 4月 か、ドルが円以外の対主要通貨で売られた。米株式相場は、FRB議長の講 演や雇用統計の発表を控え、小動きとなった。なお、原油先物価格が続落し 1日 (金) たことを背景に、エネルギー関連株が売られた。 失業率は3ヵ月ぶりに上昇 × 世界 △ 日本 2月の失業率は前月比+0.1ポイントの3.3%と、3ヵ月ぶりの上昇、有効求人倍 率は、1991年12月以来の高水準となった前月と同じ1.28倍だった。 クウェートとサウジが共同管理する油田の操業再開が決定 クウェートは、同国とサウジアラビアが共同管理する中立地帯の油田の操業再開決 定を発表した。原油先物価格が続落したほか、インフレ見通しの低下やECB(欧 × 世界 州中央銀行)の債券買入れ額の4月からの拡大などを背景にユーロ圏の国債 利回りが低下し、独10年債では0.13%台となった。また、欧州で資源関連株 ○ 米国 が売られたほか、米株式相場が売り先行となった。 29日 利上げを慎重に進める考えを強調 (火) FRBのイエレン議長は講演で、物価上昇の持続力に疑問を呈し、海外経済がリ スク要因となっていることなどを考慮して、追加利上げを慎重に進めると述べ た。緩和的な金融政策が続くとの見方が改めて強まり、米主要株価指数が ■ 今週の主な注目点 ■ (高:注目度大、中:注目度中、低:ご参考) 揃って年初来高値を更新した。また、国債利回りが低下し、10年債で1.80% 日付 注目度 指標など(コメント) ○ 米国 台となったほか、ドルが売られ、円相場は112円台に上昇した。なお、3月の 4月 3月のISM非製造業景況指数 消費者信頼感指数は前月比+2.2ポイントの96.2と、予想(94.0)を上回った。1月 5日 中 米国 2月は前月比▲0.1ポイントの53.4と、4ヵ月連続の低下だった。同指数は50が好 のS&P/ケース・シラー住宅価格指数は20都市ベースで前年同月比+5.75%だった。 (火) 不況の境目。3月は54.1への改善が予想されている。 30日には、円高を背景に日本では株価が下落し、日経平均株価は1万7,000 上記のほか、米国では、FRBが3月のFOMC(連邦公開市場委員会)の議事録要旨を6日に公表するほか、 円割れとなったが、他のアジアや欧州の株式相場は上昇したほか、米株式相 イエレン議長が7日に歴代議長との討論会に参加する。また、地区連銀総裁が相次いで講演する。 場も続伸した。 (信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成) ■当資料は、日興アセットマネジメントが世界の経済、金融・資本市場についてお伝えすることなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘 資料ではありません。また、当資料に掲載する見解は、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。■投資信託は、値動きのある資産 (外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託 の申込み・保有・換金時には、 費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。 2/2
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