坊川林道2号橋 近代木橋における自動車橋のさきがけ 5

5
近代木橋における自動車橋のさきがけ
橋の名称
坊川林道2号橋
竣工年月
ぼうかわりんどうにごうきょう
1987/10
用途
所在地
秋田県鷹巣町
車道橋:林道橋
上部工
桁橋
下部工
重力式橋台
基礎工
直接基礎
橋長(mm)
6,000
最大スパン(mm)
5,600
有効幅員(mm)
4,000
舗装種類
アスファルト舗装
橋梁形式に特有な寸法
525mm
桁高
その他
支承形式
固定、可動、合成ゴム
設計荷重(主)
TL-14
設計荷重(従)
雪:100kgf/m2
設計示方書
道路橋示方書、AASHTO
参考図書
木橋の選択 理由・期待された効果
国産材の利活用
周辺環境 自然
森林、周辺はスギ人工林
社会
伐採された木材の搬出道路
法規制
構造 デザインコンセプト
検討された形式
特徴・留意点
集成材ラミナは樹齢70年生の秋田杉より製材
耐久性向上策
部材へのCCA加圧注入処理、部材木口面,床板と接触する桁上面へのタール塗布
架設 工法
トラッククレーン(4.8~4.9t吊り)架設
選択理由
桁材が軽量のため
全体工期
1987年8月6日~10月31日
架設後 利用状況 1987年~1995年までは、スギ伐採に伴う運材(年平均190台)車両の通行。現在においても、造
林事業の通勤及び山菜採取等の車両が通行している。
点検補修
アスファルト舗装表面に亀裂が発生したため、1997年に舗装の改良工事を実施
1997年9月~10月
管理要員
広報 パンフレット・報道
実験報告書、論文など
架設報告については、1986年第23回林道研究発表会で、点検補修については、1997年第33
回林道研究発表会で報告
坊川林道2号橋
部材・部品の仕様
木製部材・部品
総使用材積(m3)
構造材・部材名
種類と等級
集成材・スギ
防腐処理
CCA加圧注入処理
断面寸法(mm)
200×525
使用材積(m3)
3.2
床組・部材名
種類と等級
防腐処理
断面寸法(mm)
使用材積(m3)
床板
種類と等級
集成材・スギ
防腐処理
CCA加圧注入処理
厚さ(mm)
125
使用材積(m3)
3.3
種類と等級
集成材・スギ
防腐処理
CCA加圧注入処理
桁
床板
高欄部材
笠木
金物 部品
使用材積(m3)
0.5
使用鋼材重量(kg) 66kg
接合金物・部品名
等辺山形鋼
不等辺山形鋼
金物・材質
防錆処理
アルミメッキ
アルミメッキ
場所 地図
施主(発注者) 東北森林管理局
設計者
秋田大学教授 薄木征三
施工者
東北森林管理局
総工費(万円) 1987年施工時 763万円(上部工400万円、下部工363万円) 1997年施工時 200万円