瀬戸内国際芸術祭 2016

瀬戸内国際芸術祭 2016
実施計画
2015 年 1 月 15 日
瀬戸内国際芸術祭実行委員会
目次
第一章
開催趣旨
1.テーマ
2.位置づけ
3.コンセプト
第二章
開催概要
1.名称・開催期間・会場等
2.事業構成
3.推進体制
第三章
7‐18
19
19
20‐21
……………
……………
……………
……………
……………
22
22‐23
24
24‐25
25
……………
……………
……………
……………
26
26
26
27
交通
1.海上交通
2.島内交通
3.高松港・宇野港周辺対策
4.中西讃の島々への四国本土側アクセス
第六章
……………
……………
……………
……………
広報・誘客活動
1.方針
2.ビジュアル戦略
3.広報活動
4.広報ツール
5.誘客活動
第五章
…………… 4‐5
…………… 5
…………… 6
事業内容
1.アートプロジェクト
2.イベント
3.関連研究事業
4.連携事業
第四章
…………… 1‐2
…………… 2
…………… 3
ツーリストへの対応
1.案内所における情報提供
…………… 28‐29
2.多様なコミュニケーションツールによる情報提供
………… 29
3.モデルコースの設定
…………… 30
4.宿泊対策
…………… 30
5.外国人ツーリスト支援
…………… 30
第七章
販売
1.チケット
2.芸術祭関連商品
第八章
…………… 31
…………… 31
サポーター
1.ボランティアサポーター「こえび隊」の育成・強化
………
2.「こえび隊」の活動方針
……………
3.地元でのサポーターづくり
……………
4.サポーターづくりのスケジュール
……………
第九章
寄付・協賛等
1.寄付獲得の取組み
2.協賛獲得の取組み
3.企業、団体等との協調
第十章
32
32
32
33
スケジュール
…………… 34
…………… 35
…………… 36
…………… 37
第 一章
1.テーマ
「海の復権」
「島のおじいさん、おばあさんの笑顔を見たい。」-そのためには、人が訪れる“観光”
が島の人々の“感幸”でなければならず、この芸術祭が島の将来の展望につながって欲しい。
ということが、このプロジェクトで当初から掲げてきた目的=『海の復権』です。
開催趣旨
世界のグローバル化・効率化・均質化の流れの中で、島々の人口減少、高齢化の進行、地
域の活力の低下が顕著となり、島の固有性は失われつつあります。私たちは、美しい自然と
人間が交錯し交響してきた瀬戸内の島々に活力を取り戻し、瀬戸内が地球上のすべての地
域の『希望の海』となることを目指し、瀬戸内国際芸術祭(以下「芸術祭」と表記します。)
を開催していきます。
2010 年から始まった芸術祭は、2013 年の第 2 回芸術祭では春・夏・秋の3シーズンに分
けて開催したことによりほぼ1年間が会期となり、また芸術祭会期以外の通年の活性化も
含めて、毎年続く事業になりました。第 2 回芸術祭で会場は 12 島と拡大し、
「あるものを活
かし新しい価値を生みだす」という当初からの方針のもと、現代アートの作家や建築家と、
そこに暮らす人々との協働により更に地域の資源が生き返りました。また、それぞれの島が
持つ特色の違いを浮き彫りにすることは空間を巡る旅であるだけではなく、この列島が辿
ってきた時間を巡る旅になりました。遥か三万年以前、海上の道を経てイヴ(ホモサピエン
ス)の子孫たちは東は太平洋という未触の海しかないという極東の島にやってきたこと、こ
の列島は岬を繋ぐことで素早い文化の伝達ができたこと、それ故漁と農と家づくりが一体
となってここに住む人たちの基本となったことを教えてくれました。
そして有史以来この瀬戸内海が日本列島のコブクロであり、この海を舞台に灘波津から
の近畿中央文化ができたこと、源平、室町、戦国時代へとつながる資源の争奪の場であった
こと、北前船の母港として列島全体を活性化したこと、朝鮮通信使による大切な大陸文化の
継続した蓄積の通路であったことも知るのでした。しかしこの静かで豊かな交流の海は近
代以降、政治的には隔離され、分断され、工業開発や海砂利採取等による海のやせ細り、地
球環境上の衰退を余儀なくされ、これがグローバル化されつつある効率化の中で、島に人が
住まなくなる、という事態にまで至ったのです。これらは 2 度の芸術祭を通して益々明ら
かになってきました。
以上を踏まえて第 3 回の芸術祭では、会場と会期は第 2 回芸術祭を踏襲した上で、
1. 島それぞれの特色を見つめその主体性をより発揮できるような制作、パフォーマン
ス、ワークショップ等を組めるように進めます。
2. 日本列島・瀬戸内海とアジアの島嶼文化のつながりを確認します。
3. こえび隊や来場者との関わりを深め、都市と地域の交換、助け合いによるコミュニケ
ーションを大切にする社会への一歩を進めプロジェクトを推進します。
4.
“ローカルとグローバル”
“具体と観念”との差異という 21 世紀的課題が、多くの人の
移動と体験と地域生活の継続の中で、鍛えられていくことを願い、プロジェクトを推進
します。
1
昨年は瀬戸内海が国立公園として指定されて 80 年。日本三景は全て海に神社・仏閣が、添
景としてあった景観でした。芸術祭は今再び、美術によって瀬戸内の景観を知る試みともい
えます。
日本列島の人の移動、文明の発祥からはじまり、海に囲まれどこからでもアプローチでき
ること、海と山がつながること、そして農・工・商が混在した原初の人びとの存在を教えて
くれる瀬戸内の島巡りを通し、この先地球上に人が生きること、展望を持つことを第 3 回芸
術祭でも考えていきます。そのための特に大きな要素として以下の 3 つを掲げます。
◆他地域との「連携」
県内や瀬戸内の他地域との連携を図り、一人でも多くの人々が関わり芸術祭の開催効
果を波及させます。
◆「食」プロジェクトの強化
日常をベースとしたそれぞれの場に固有な食文化に注目し、旅の醍醐味としての食を
大いに楽しんでもらいます。
◆「国際化」の促進
世界の文明と密接なつながりを築き、地球規模の交流へとつなげます。
2.位置づけ
私たちは、「瀬戸内国際芸術祭」を 3 年ごとに開催するとともに、芸術祭開催年以外におい
ても 1 年を通じた発信・誘客のための活動に取り組み、その活動全体を「ART SETOUCHI」と
呼びます。
「ART SETOUCHI」では、島々の活力を取り戻すきっかけとして芸術祭を開催するととも
に、芸術祭の中間年においても、それぞれの島で培われる縁を大切にし、継続的に活動するこ
とで、恒常的に島の活力を高めます。
1 年目
瀬戸内国際芸術祭
開催年
2
2 年目
3 年目
4 年目
瀬戸内国際芸術祭
開催年
5 年目
3.コンセプト
1)アート・建築-地域の特徴の発見
固有の場所で展開されるアートや建築は、その場所へ人を惹きつける力を持ちます。
瀬戸内の持つ美しい景観と自然の中でアートは、人間が自然に関わるための「技術」
となり、そこに流れてきた時間、文化、歴史を活かします。
2)民俗-地域と時間
それぞれの地域・島で育まれてきた固有の民俗、農業や漁業、お祭り、農村歌舞伎
や女文楽、また丁場や産業遺産等、瀬戸内の島々に継承される多様な生活・芸術を活
かします。
3)生活-住民(島のお年寄りたち)の元気
島々で営まれてきた生活、歴史に焦点を当て、島外の人々の参加を得たイベントを
きっかけに、地域再生の機会を探ります。
4)交流-日本全国・世界各国の人々が関わる
世代・地域・ジャンルを超えた人々が集い、地域の人々と協働し、作品を創り上げ
ます。海外の、とりわけアジアの地域との協働プロジェクトに取り組み、多くの誘客
を目指します。
また、
“こえび隊”として登録した人々が、より深く地域づくりに参加することを促
します。地域の再生は、そこに住む人だけでは難しく、世界は具体的な顔が見える協
働により元気になると考えるからです。
5)世界の叡智-この地を掘り下げ、世界とつながる場所に
地元の大学などとも連携しながら、芸術祭を通し、地域で活動し、美術や建築、音
楽、パフォーミングアーツ、科学、文学、思想、哲学、映画、スポーツ、国際交流等、
様々な分野が集い、作業し歓談する場をつくります。これがやがて地域固有の文化に
光をあて、地域再興の灯台となるように動きます。
6)未来-次代を担う若者や子どもたちへ
次代を担う若者や子どもたちが、芸術祭を作るプロセスを共有し、世代・地域を越
えて集まる人々と協働します。世界の第一線で活躍するアーティストたちの作品は五
感を通して子どもたちに伝わります。新しい事象に出会う感動と、身体感覚に刻まれ
た豊かな体験は、瀬戸内の未来を拓く大きな原動力となります。
7)縁をつくる-通年活動
芸術祭の開催により、それぞれの島に新しい縁ができました。さらに島間の交流を
活発化し、そこから新しい島と瀬戸内海再生の機会を生んでいきます。
3
第 二章
1.名称・開催期間・会場等
名称
瀬戸内国際芸術祭2016
Setouchi Triennale 2016
開催概 要
開催期間
春:3月20日(日・春分の日)~ 4月17日(日)
夏:7月18日(月・海の日) ~ 9月4日(日)
秋:10月8日(土)
~ 11月6日(日)
※ 会期総計:108日間
29日間
49日間
30日間
会場
直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、
沙弥島(春会期)
、本島(秋会期)
、高見島(秋会期)、粟島(秋会期)、伊吹島(秋会期)
、
高松港周辺、宇野港周辺
岡山県
犬島
小豆島
豊島
宇野
直島
本島
男木島
女木島
沙弥島
粟島
伊吹島
4
高見島
高松
香川県
大島
主催
瀬戸内国際芸術祭実行委員会
会長
名誉会長
副会長
:浜田恵造 (香川県知事)
:真鍋武紀 (前香川県知事)
:竹﨑克彦 (香川県商工会議所連合会会長)
:大西秀人 (高松市長)
総合プロデューサー :福武總一郎((公財)福武財団理事長)
総合ディレクター
:北川フラム(アートディレクター)
顧問
:梅原利之 (四国旅客鉄道(株)相談役)
構成団体 :香川県、高松市、丸亀市、坂出市、観音寺市、三豊市、土庄町、小豆島
町、直島町、多度津町、玉野市、(公財)福武財団、(公財)福武教育文化振
興財団、香川県市長会、香川県町村会、四国経済産業局、四国地方整備
局、四国運輸局、国立療養所大島青松園、四国経済連合会、香川県商工
会議所連合会、香川県商工会連合会、(一社)香川経済同友会、香川県農業
協同組合、香川県漁業協同組合連合会、(株)百十四銀行、(株)香川銀行、
香川大学、四国学院大学、徳島文理大学、高松大学、香川県文化協会、(公
財)四国民家博物館、(公社)香川県観光協会、(一社)日本旅行業協会中四国
支部香川地区委員会、(公財)高松観光コンベンション・ビューロー、香川
県ホテル旅館生活衛生同業組合、四国旅客鉄道(株)、高松琴平電気鉄道(株)、
香川県旅客船協会、(一社)香川県バス協会、香川県タクシー協同組合、(公
財)香川県老人クラブ連合会、香川県婦人団体連絡協議会、(公社)日本青年
会議所四国地区香川ブロック協議会、香川県青年団体協議会、さぬき瀬
戸塾
〔オブザーバー〕岡山市、岡山県商工会議所連合会、岡山大学
2.事業構成
1)アートプロジェクト・イベント
それぞれの会場で、自然、民俗的資源、島の生活や歴史等を活かしたアートプロジ
ェクトを展開する。展開場所・数等については、芸術祭 2010・2013 作品、既存の資
産等とのバランス、鑑賞ルート等を考慮する。芸術祭での独自イベントの他、開催
地の既存の祭等と連携を図りアートイベントやパフォーマンスを実施する。
2) 連携事業
芸術祭の開催効果を会場エリアだけでなく、県内や瀬戸内の他地域にも波及させ
ることができるよう、周辺の美術館や博物館で芸術祭に連携する独自企画を開催す
るほか、県内や瀬戸内地域で開催されるアートイベント等との連携を図り、一人で
も多くの県民等が関われる芸術祭とする。
5
3.推進体制
1)実行委員会
実行委員会
総合デ ィレクター
総合プ ロデ ューサー
総
会
会則に関する事項、事業計画及び事業報告に関する事項、予算及び
決算に関する事項、その他実行委員会の事業に関する重要な事項を
議決する。
本部会議
総会から委任された事項等を議決する。
幹事会
瀬戸内国際芸術祭の運営を円滑に推進するための業務を行う。
事務局
2)実施体制
・アーティスト、島民、ボランティアサポーター、実行委員会が同調し呼応し合い、
ともにより豊かで楽しい芸術祭になるよう協働する。
・芸術祭2013の来場者数(107万人)を踏まえ、会場運営や混雑緩和などの各種対
策を講じる。
・あわせて、事故・災害発生時等の危機管理体制を整備する。
6
第 三章
1.アートプロジェクト
現代美術が均質的な空間、計量可能な価値によって測られることが多い中、独自の集落
形態をとる一つひとつの島において、地形や土壌、気象、歴史がモチーフになってきた瀬
戸内国際芸術祭の作品は、地域文化の独自性が何ものにも代え難い出発点であることを人
々に教えてくれた。
事業内容
芸術祭2016においても、引き続き地域の資源を明らかにし、「あるものを活かし新
しい価値を生みだす」アートプロジェクト・イベントを展開するとともに、活動を継続し
てきた各プロジェクトはさらに発展性のある展開を図る。また、各島における地域の特色
を露わにする個々のプロジェクトを骨格に将来を見据えた作品展開を検討する。単なる観
光行事、美術展、イベントとは全く異なる芸術祭として21世紀的課題に取り組む上で、
芸術祭2016では特に以下の2点に力を入れる。
食プロジェクト
芸術祭2010では豊島の島キッチンが地元の食の
提供のモデルをつくり、芸術祭2013は EAT&ART
TARO が島スープで文化的意味を持った土地独特の食
材を用い「食」が最も地域の生活を表すものだという
ことを改めて知らせてくれた。
「食」という生活文化の基本が芸術祭にますます入
り込むよう、
「食」に関するプロジェクトを積極的に実
施する。
国際的なプロジェクト
芸術祭2010のセンスアート・スタジオ(香港)
は多彩な人材と学生たちを小豆島へ集結させ、芸術祭
2013 では、高松港で活気に満ちた架空の島「ベン
ガル島」がバングラデシュのものづくりの興奮や現地
の文化の楽しさを伝え、小豆島の「福武ハウス」は、
“アジア・アート・プラットフォーム”としてアジア
の美術組織との協働を継続している。
アジアとのつながりが瀬戸内国際芸術祭の大きなテ
ーマになりつつあることを踏まえ、国際化、特に海つ
ながりのアジア諸国との文化的交流を深め、地球規模
の交流を図る。
7
1)各会場の計画
直島(全会期)
本村港
本村
ANDO MUSEUM
宮ノ浦
宮浦港
積浦
李禹煥美術館
地中美術館
ベネッセハウスミュージアム
展開方針
ハード整備からソフトプログラム開発へ
世界的な発信力を持つ資源を活かしながら、島全体のソフトプログラム開発に着
手する。
直島パヴィリオン
藤本壮介設計の建築作品「直島パヴ
作品展開
[直島町] ィリオン」を宮浦港周辺に展開する。
ベネッセハウスミュージアム
ベネッセハウスミュージアムにお
[ベネッセホールディングス] いて、
「国吉康雄」展を行う。
宮浦ギャラリー六区において、先端
宮浦ギャラリー六区
[実行委員会・福武財団] をいく企画展を開催する。公募作品も
視野に入れる。
①地域を巻き込みながらサイトスペ
イ ベ ン ト 島内各所でのイベント展開
[実行委員会・直島町・福武財団]
シフィックなイベントを実施す
展開
る。
②直島女文楽の公演を実施する。
③2015 年完成予定の直島町民会館を
含めた島内の環境建築鑑賞ツアー
の開発等を行う。
主な既存作品・継続展開プロジェクト
8
地中美術館
李禹煥美術館
ANDO
MUSEUM
ベネッセハウスミ
ュージアム
宮浦ギャラリー六
区
直島女文楽の公演
直島銭湯「I ♥湯」 家プロジェクト
豊島(全会期)
唐櫃港
家浦港
豊島美術館
唐櫃岡
家浦
唐櫃浜
島キッチン
甲生
展開方針
豊かな資源を活かしたプログラムの展開と深化
豊かなリソース(資源、産業、暮らし等)を活かし、アートプログラムを更
に展開し深化させていく。
①壇山に潜在する様々な資産が一目
作品展開 壇山の活用
[土庄町・福武財団]
でわかり、その魅力や楽しみ方が
伝わるような情報誌的なマップを
制作し、壇山の活用方策を検討す
る。
②島キッチンから壇山への導線上
に大型オブジェの制作を計画す
る。(石上純也)
針工場ギャラリープロジェ
家浦地区の旧針工場を使ったコ
クト
ンテンポラリーなギャラリーを開
[福武財団] 設する。
インスタレーション作品の
①甲生地区の民家を使い、現代アー
展開
トと先端工学が融合した作品を制
[実行委員会・福武財団・
作する。(スプツニ子!)
ベネッセホールディングス] ②第 55 回ヴェネチア・ビエンナー
レにおいて第 10 回ベネッセ賞を
受賞したアーティスト(アンリ・サ
ラ)が音と映像の作品を制作する。
③新規アートプロジェクトに取り組
み、地域を巻き込みながらサイト
スペシフィックな作品を展開する。
④公募作品も視野に入れる。
島キッチン等を活用したイベン
イ ベ ン ト 島キッチン等の活用
[実行委員会] トを実施し、ソフトプログラムの展
展開
開を図る。
主な既存作品・継続展開プロジェクト
9
豊島美術館
豊島横尾館
ストーム・ハウス
心臓音のアーカイブ
トムナフーリ
島キッチン
空の粒子/唐櫃
あなたが愛するもの
は、あなたを泣かせも
する
女木島(全会期)
鬼ケ島大洞窟
女木島海水浴場
鬼の館
女木港
展開方針
長期的視野に基づく作品展開
既存作品を軸に、一般観光客を巻き込むための仕掛けや動線を形成する。
①港から小学校周辺までの動線
作品展開 重点エリア
②小学校周辺から洞窟や海水浴場
までの動線
インスタレーション作品の
①新規アートプロジェクトに取り組
展開
み、地域を巻き込みながらサイト
[実行委員会]
スペシフィックな作品を展開する。
②公募作品も視野に入れる。
「MEGI HOUSE」を活用し、愛知
イ ベ ン ト 「MEGI HOUSE」の活用
[実行委員会] 県立芸術大学がソフトプログラムの
展開
展開を図る。
主な既存作品・継続展開プロジェクト
10
カモメの駐車場
20 世紀の回想
均衡
不在の存在
女根/めこん
MEGI HOUSE
段々の風
オニノコ瓦プロジ
ェクト
男木島(全会期)
男木交流館
男木港
展開方針
長期的視野に基づく作品展開
小中学校の再開と共に注目され活気づく中、既存作品を活かし継続プログラ
ムを進化させるとともに、恒常的な活動展開へと引き継ぐ。
インスタレーション作品の
①個々の既存作品やプロジェクトを
作品展開
展開
軸にした動線や配置計画を立て、
[実行委員会・高松市]
新規アートプロジェクトに取り組
み、地域を巻き込みながらサイト
スペシフィックな作品を展開す
る。
参加予定作家
松本秋則、大岩オスカール
②公募作品も視野に入れる。
「男木島の魂」を有効活用するイ
イ ベ ン ト 男木交流館「男木島の魂」等
の活用
ベント等ソフトプログラムの展開を
展開
[実行委員会] 図る。
主な既存作品・継続展開プロジェクト
11
路地壁画プロジェ
クト wallalley
SEA VINE
記憶のボトル
漆の家
歩く方舟
男木島の魂
オンバ・ファクトリー
川島猛&ドリームフレン
ズギャラリー
男気プロジェクト
小豆島(全会期)
福田
福田港
肥土山・中山
土庄
土庄港
醤の郷・坂手港
池田港
三都半島
草壁港
坂手港
展開方針
エリアごとの特徴的な作品展開とアジア地域文化交流
土庄港周辺、肥土山・中山地区、三都半島、醤の郷・坂手港、福田地区など
を小豆島の軸とし、それぞれ特徴的なアートプロジェクトを実施する。また、
「福武ハウス」を中心にアジアにおける地域文化のコミュニティを通した交流
を図る。
①土庄港周辺
エリアでの展開
作品・
細い路地が入り組んだまちの特
イ ベ ン ト [実行委員会・土庄町・小豆島
徴を活かした作品展開を図る。
町・福武財団]
展開
②肥土山・中山地区
ワン・ウェンチー作品や農村歌舞
伎舞台を活用したイベント等の展
開を検討する。
③三都半島
エリアの核となる新しいアートプ
ロジェクトに取り組む。
④醤の郷・坂手港
継続プログラムを進化させる。
⑤福田地区
「福武ハウス」において、台湾な
どアジアの作家によるグループ展
を開催する。
⑥草壁港、池田港
動線の拠点となる場所に作品展
開を図る。
主な既存作品・継続展開プロジェクト
12
迷路のまち
太陽の贈り物
肥土山・中山
福武ハウス
うみのうつわ
花寿波島の秘密
つぎつぎきんつ
ぎ
大島(全会期)
大島青松園
展開方針
島の将来展望をつくる
大島青松園の住民と来島者のかかわりの中で、美術を通し地域と豊かな環境
を構築するため行ってきた、やさしい美術プロジェクトや田島征三の活動を活
かし、島の在り方を考えた展開を継続する。また、島及び島民の歴史などの美
術博物館的展示に向けた準備に取り掛かる。
主な既存作品・継続展開プロジェクト
「つながりの家」カフェ・シヨル/資料展示室/海のこだま
犬島(全会期)
青空水族館
犬島港
犬島精錬所美術館
展開方針
ハード整備からソフトプログラム展開へ
魅力的な既存の作品群(ハード)を活かすプログラム(ソフト)展開を図る。
特に演劇・パフォーマンスの拠点としての展開に力を入れる。また、家プロジェク
トでは5つのギャラリーでそれぞれ新作を展開する。
主な既存作品・継続展開プロジェクト
犬島精錬所美術館
13
シーサイド犬島ギャラリー
中の谷東屋
犬島「家プロジェクト」 維新派
沙弥島(春会期)
瀬戸大橋
展開方針
島の核となるプロジェクトの展開
新しいアートプロジェクトに取り組み、島の核
を作り魅力アップを図る。神戸芸術工科大学の活
動も継続展開する。
主な既存作品・継続展開プロジェクト
階層・地層・層
沙弥島・西ノ浜の
家
八人九脚
本島(秋会期)
展開方針
島の核となるプロジェクトの展開
地域資産を活かした新しいアートプロジェク
トに取り組み、島の核を作るとともに、既存作
品を組み合わせることで魅力アップを図る。
本島港
主な既存作品・継続展開プロジェクト
Vertrek「出航」
14
シーボルトガーデン
漆喰・鏝絵かんば
んプロジェクト
善根湯×版築プロ
ジェクト
高見島(秋会期)
展開方針
島の核となるプロジェクトの展開
京都精華大学のアートプロジェクトを中心に、
新しい側面を加え島の核を作り、それを軸とした
作品展開を図る。
高見港
主な既存作品・継続展開プロジェクト
うつりかわりの家
除中菊の家
海のテラス
京都精華大学
(参考 2013 作品)
粟島(秋会期)
展開方針
長期的視野に基づく核形成と展開
日比野克彦の「瀬戸内海底探査船美術
館プロジェクト」を基軸に、瀬戸内海の歴
史や魅力を見せるアートプロジェクトを
展開する。
主な既存作品・継続展開プロジェクト
瀬戸内海底探査船
美術館プロジェクト
15
須田港待合所プロジ
ェクト
粟島港
海洋記念館
伊吹島(秋会期)
展開方針
長期的視野に基づく核形成と展開
みかんぐみのアートプロジェクトを中心
に、新しい側面を加え進化させ、島の核を
作り、それを軸とした作品展開を図る。
真浦港
主な既存作品・継続展開プロジェクト
トイレの家
みかんぐみ
旧伊吹小学校
沈まぬ船
高松港周辺(全会期)
展開方針
マザーポートとしての役割と演出
各島への玄関口としてのみならず、アジア各国から人々が集う港としての賑
わいを演出する。また、屋島や玉藻公園など高松の資産を活かしたプログラム
やアートイベントを展開する。
瀬戸内アジア村
芸術祭2016が取り組む国際
作品・
[実行委員会] 的プロジェクトの核として、夏会期
イベント
にアジア各国からのものづくりや
展開
パフォーマンス、食が集結するアジ
ア村を展開する。
参考:
高松港・アート工房
(2013)
主な既存作品
Liminal Air
–core-
16
I’m here
ここにいるよ。
待つ人/内海さん
宇野港周辺(全会期)
展開方針
連絡船の町
連絡船のアーカイブをつくり、宇高連絡船を始めとする世界各地の海運の歴
史を明らかにすることで、瀬戸内海や宇野港が担ってきた役割を再確認し、
「連
絡船の町」として宇野港を特徴づけていく。
宇野港「連絡船の町」プロ
①官民連携した長期的活動として海
作品・
ジェクト
運・海上交通に関することや宇野
イベント
[実行委員会・玉野市]
港・宇高連絡船の役割などについ
展開
て調査研究を重ねる。
②日本を中心に世界各地から連絡船
に関する歴史的価値の高い写真を
中心に数多く収集し、優秀なもの
を展示するフォトコンテストを開
催する。
③連絡船にまつわるイベントを展開
する。
参考:宇野港・連絡船の町プロジェクト(2014)
主な既存作品
宇野のチヌ
17
舟底の記憶
PARADISE
街中写真プロジェクト
2) アーティスト
アーティストは、招待または公募によって芸術祭に参加する。
・招待:サイトスペシフィックな作品制作や、コミュニケーションをテーマとす
る作品展開などに定評・実績のあるアーティスト、新進気鋭のアーティ
ストを招待する。
・公募:島々の魅力を発見し、地域資源を活かしたアートプロジェクトを広く国
内外から公募する。新しい才能の発掘・育成の場とするとともに、事前
広報の場としても活用する。
瀬戸内国際芸術祭2016 作品公募概要
公募案内
2014 年 10 月 30 日(金)~
応募受付期間
2015 年 2 月 24 日(火)~3 月 10 日(火)
募集内容
サイトスペシフィックなアートプロジェクト
・アート作品
・イベント・パフォーマンス
・食プロジェクト
・その他自由提案
現地見学会
作品応募予定者のうち、希望者に対して現地見学会を開
催する。
第 1 回:2014 年 12 月 6 日(土)、7 日(日)
第 2 回:2015 年 1 月 17 日(土)、18 日(日)
3) アーティストの選考
アーティストの選考は、作品設置場所等の諸条件、地域の素材や住民との関わり
などを考慮し、総合ディレクターが行う。なお選考にあたり、総合ディレクターが
作家の能力や実績、活動等についてできるだけ幅広い情報を収集し、円滑かつ効率
的に選考を行うための体制を整え、また選考の公平性の確保を図ることにより、瀬
戸内国際芸術祭の魅力の向上に資するため、「瀬戸内国際芸術祭2016アーティ
スト選考アドバイザリーボード」を設置する。
瀬戸内国際芸術祭2016 アーティスト選考アドバイザリーボード委員
18
池
田
修
BankART1929 代表
植
松 由 佳
国立国際美術館主任研究員
椹
木 野 衣
多摩美術大学教授
保
科 豊 巳
東京藝術大学美術学部長
2.イベント
1)プレイベント(会期前イベント)
① キックオフイベントの開催
2015 年 5~6 月に高松でキックオフイベントを開催し、芸術祭2016のメ
インビジュアルやポスター、参加アーティストの第 1 次発表等を行い、開催機
運の醸成を図る。
② 企画発表会の開催
2015 年 10~12 月に東京、大阪で企画発表会を開催し、核となる作品やイベ
ント、参加アーティストの追加発表等を行う。
③ 開幕直前展の開催
2016 年 2 月~3 月に東京において、プロモーションのための開幕直前展を開
催し、開幕に向けての盛り上げを図る。
2) 開幕後のイベント
① 開会イベント
芸術祭の開幕にあたり、構成団体、アーティスト、地域の方々、サポーター、
協賛企業等が一堂に会する記念式典等を実施する。
② 瀬戸内国際シンポジウム
近代化と合理化によって生じた都市と地域の格差、貧富の差、地方切り捨
て、マスコミによる世論の迎合的操作等の中で、″頑張っている地域や個人″
や″何ものにも代え難い地域文化の独自性″を改めて見直し 21 世紀的課題に
取り組んでいくために、①アート ②アジア ③食 ④多種多様なプラットフ
ォームを切り口とした国際シンポジウムを開催する。(会場候補:小豆島の福
武ハウス)
3.関連研究事業
1)瀬戸内全誌
瀬戸内国際芸術祭などの活動の起動力ともなる「瀬戸内全誌」編纂に向けた準備
に取り掛かる。細分化した学問では捉えきれない歴史・民俗・風俗・地理・自然科
学等、芸術祭のダイナミズムな取り組みを学術的に追求し、瀬戸内海とは何かを文
明論的歴史的に問うとともに、東京一極集中の社会に疑問を投げかけ、未来の地域
の在り方を議論する材料として提供する。
19
4.連携事業
芸術祭の開催効果を会場エリアだけでなく、県内や瀬戸内の他地域にも波及させるこ
とができるよう、周辺の美術館や博物館で芸術祭に連携する独自企画を開催するほか、
県内や瀬戸内地域で開催されるアートイベント等との連携を図り、一人でも多くの県民
等が関われる芸術祭とする。
1)パートナーシップ事業
県内の市町や団体等が実施する建築・アートを主体としたイベント等で芸術祭と
連携することで相乗効果が期待できるものを「パートナーシップ事業」と位置づけ、
公式ウェブサイト等の広報面での連携や、芸術祭の来場者に各アートイベントを巡
ってもらえるような仕組みを設けることにより、芸術祭の会場はもとより、県内全
域の活性化を促進する。
2)美術館等連携事業
周辺の美術館等が芸術祭に連携する独自企画等を実施し、芸術祭の中で積極的に
PRすることにより、瀬戸内の文化を広域的に幅広く発信する。
① 連携展覧会の実施
地域の主要美術館において、芸術祭会期中に企画展を開催するとともに、開
館時間の延長等を働きかける。
<実施美術館>
・香川県立ミュージアム
・香川県立東山魁夷せとうち美術館
・高松市美術館
・丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
・金刀比羅宮
・四国民家博物館(四国村)
など
② 連携割引等の実施
芸術祭パスポートの提示による割引料金での入館や、プレゼント提供等を行
う優待施設を広く募集する。
③ 広報の連携
各美術施設の情報を芸術祭のパンフレットや公式ウェブサイトなどで紹介す
るとともに、各美術館で芸術祭のPRなどを実施する。
3)学校、大学等との連携
次代を担う若者や子どもたちが、アートや芸術祭にかかわり合う活動を促し、参
加アーティストによるワークショップや特別授業の開催、子どもたちの制作への参
加、芸術祭をモチーフにした課外活動などについて、地元の小中高等学校や特別支
援学校、大学等と積極的に連携を図る。
20
4)瀬戸内の他地域との連携
① UBE ビエンナーレとの連携
国内で最も歴史のある彫刻展であり、日本最大級の野外彫刻の国際コンクー
ルである「UBE ビエンナーレ(現代日本彫刻展)」(山口県宇部市)と、ビ
エンナーレ大賞受賞作家の芸術祭への招待や相互の広報を実施することによ
り、連携を図っていく。
② その他の地域との連携
瀬戸内の他地域での大型アートイベントや美術館等の事業とも広報等により
連携を図り、相乗効果を目指す。
21
第 四章
芸術祭に関する情報を多様な層にタイムリーに提供するため、下記の方針のもとターゲ
ットに応じた広報・誘客活動を行う。
1.方針
広報 ・誘客活動
1)パブリシティを重視した効果的な広報
費用対効果の高いパブリシティを活用し、プレスリリースや記者会見などを通し
て、ニュース性の高い情報をタイムリーに提供する。
2)プロセスに焦点を合わせた情報発信
作品公募、作品制作など、芸術祭開催に向けての各プロセスや、
「ART SETOUCHI」
の通年活動を広報機会として捉え活用する。
3)ターゲットに応じた戦略的な広報・誘客活動の展開
文化芸術関係者向け、あるいは、一般観光客向けなど、ターゲットに応じた戦略
的な広報活動を展開し、多様な層からの誘客を図る。
4)広報・誘客活動の迅速かつ的確な実施
国内外メディアによる現地取材への対応、公式ウェブサイトからの情報発信、広
報ツールの作成などの広報・誘客活動を迅速かつ的確に実施する。
2.ビジュアル戦略
芸術祭2010・2013のコミュニケーションデザインを担当した原研哉が、通年活動 ART
SETOUCHI と芸術祭2016のコミュニケーションデザインを一貫して構想し展開する。
「島々を行き交う船」
2016年は、島々を行き交う「船」をモチーフにキービジュアルを構想します。
この地特有の、島々を巡りアートを訪ね歩く楽しさは、
「船」によって象徴されます。
船のデッキで全身に感じる潮風の心地よさを想起させるような、爽快な「船のビジ
ュアル」です。船を撮影するアングルや方法に新たな手法を取り入れてみたいと計
画しています。
22
①
通年展開となった ART SETOUCHI のビジュアルは、瀬戸内国際芸術祭2013の
「はためく旗」をベースに継続します。基本は、春開催で用いた白い旗です。これま
で使用してこなかった旗の写真を新たに用います。
②
瀬戸内国際芸術祭2016の予告ポスターは、はためく旗と船の写真が半々に
入ったものになります。風と空気と光は、旗から船へと託されます。
③
開幕直前からの公式ポスターは、「島々を巡る船」の単独ビジュアルになります。
春/夏/秋の開催シーズンに合わせて、異なるビジュアルを想定しています。俯瞰、
近影、遠ざかっていく姿など、多彩な船の情景で、それぞれのシーズンを描きます。
23
3.広報活動
1)地域(地元)向け活動
地元説明会や島々での芸術祭関連イベントを開催し、芸術祭2016の告知と更な
るサポーターの獲得を図る。
2)メディア向け活動
タイムリーなプレスリリースをはじめ、プレスツアーや企画発表会、SNSモニタ
ーツアー等を開催し、多様なメディアによる情報発信を促す。
3)旅行エージェント向け活動
旅行エージェントを対象とした説明会の開催や商談会での働きかけを行うととも
に、香川県や香川県観光協会、四国ツーリズム創造機構等が実施するプロモーション
活動と積極的に連携し、旅行エージェントとの情報共有を図りながら、芸術祭を組み
込んだ旅行商品の造成を促す。
4)一般向け活動
公式ウェブサイトやフェイスブック・ツイッターなどのコミュニケーションツール
のほか、ポスター・チラシなどの様々な広報ツールやメディアを活用し、多様な層へ
の情報発信と誘客を図る。また、国内で開催される芸術祭(「大地の芸術祭 越後妻有
アートトリエンナーレ 2015」など)で、積極的に PR 活動を行う。
5)海外向け活動
欧米や東アジアを中心に企画発表会等の PR 活動を実施するとともに、香川県や香
川県観光協会、四国ツーリズム創造機構等が実施する海外プロモーション活動と積極
的に連携し、海外からの誘客を図る。また、2015 年にイタリア・ミラノで開催される
「ミラノ国際博覧会(ミラノ万博)」において、芸術祭の映像やパンフレット・パネ
ルを活用して PR を行う。
4.広報ツール
1)公式ウェブサイト等の運営
作品やイベントなど芸術祭2016に関する最新情報を公式ウェブサイトに掲載
するほか、ツィッターなどのコミュニケーションツールを活用したプロモーションを
行う。広報活動の先端を担い、刻々と変化する状況をリアルタイムに発信し、常に人々
の興味を引く役割を担うものとする。また、サポーターの自主的運営による瀬戸内こ
えびネットワークのサイトや実行委員会の構成団体、作家などのサイトとも連携しな
がら、幅広い広報を展開し、機運の醸成を図る。
24
2)ポスター、チラシ、広告など
芸術祭2016のポスター、チラシを作成する。首都圏や関西圏、中四国等での掲
出・配布のほか、空港、駅、港などの交通拠点や旅行会社、宿泊施設に加え、周辺の
美術館や博物館、連携するアートイベント等へ効果的に配布、掲出することで、芸術
祭のイメージを広く発信する。
3)公式ガイドブック
芸術祭のアート作品情報や交通アクセス等の関連情報を掲載し、会場を巡る際の道
案内とするほか、芸術祭にとどまらず、広く瀬戸内の魅力を伝える書籍にして、出版
社から発行し、全国で流通させる。
5.誘客活動
1)地元観光資源や観光プロモーションとの連携
老舗観光地や、地元で開催される各種観光プロモーションなどと積極的に連携し、
前回以上により多様な層からの来場を促す。また、桜や紅葉などの季節毎の地元の観
光資源と組み合わせて香川の見所を情報発信し、会期中において繰り返しの来場を促
す。
2)旅行商品の造成促進
旅行業者を対象とした説明会の開催や商談会等での働きかけなど、旅行エージェン
トとの情報共有を図りながら、芸術祭を組み込んだ旅行商品の造成を促す。アートフ
ァン、一般観光客などターゲットに応じた旅行商品とともに、着地型旅行商品の造成
を図る。
3)旅行誘致
県人会、同窓会、各種団体など、まとまった来場者が期待できる組織には、直接、
旅行誘致を働きかける。また、県内で開催される企業、団体の各種大会やコンベンシ
ョンなどと連携し、効果的な誘客を図る。
25
第 五章
2016 年の芸術祭会場となる島々などにおいては、交通混雑が見込まれることから、前回
開催時の来場者の状況も踏まえ、海上交通及び島内交通に関する対策を講じ、地元への負担
を極力低減させながら、来場者の交通手段の確保に努める。旅客船、鉄道、バス、タクシー
などの交通事業者との連携を図りながら、各会場へのスムーズな輸送の実現に向けて対策
を検討する。
交通
1.海上交通
芸術祭会期中、会場への既存航路の増便や臨時航路の開設を働きかけ、海上交通網の充
実を図り、各島への周遊性を高める。
さらに、来場者の利便性や満足度の向上と乗船窓口付近での混雑緩和を図るため、来場
者が利用しやすい共通乗船券の導入に向けて、航路事業者等とともに調整を進めていく。
2.島内交通
直島、豊島、女木島、小豆島、本島、伊吹島において、地元市町等と連携しながら、
島内バスの充実を図る。また、各島におけるレンタサイクルの整備等を働きかけ、島内
の交通の充実を図る。
小豆島においてはレンタカー等の情報提供に努め、自動車による島内周遊の利便性の
向上を図る。
3.高松港・宇野港周辺対策
地元はもとより、県外から高速道路や本四連絡橋利用によるマイカーでの来場の利便
性の向上と、誘客促進のために、来場者向けの駐車場を確保するとともに団体バスの乗
降場等を整備する。
26
4.中西讃の島々への四国本土側アクセス
JR四国との連携や、地元市町等と連携しながら各島への港周辺での駐車場確保に努
めるとともに、JR各駅から港までの交通アクセスの拡充を図り、中西讃地域への誘客
に努める。
各島の公共交通等の現状と対策方針
島名
平成 26 年 12 月 1 日現在
既存定期航路等
(一部曜日・季節限定、予約制等含む)
航路名
フェリー 旅客船
便数
便数
13
直島(宮浦)-宇野
直島(本村)-宇野
直島
豊島
5
直島(宮浦)-高松
-
直島(宮浦)-犬島
-
豊島(家浦)-直島(本村)-高松
-
0-1.5 【町営バス】
【島内バス】
豊島(家浦)-高松
-
3-4.5
・バス路線の充実を
6
-
15
土庄-新岡山
13
-
池田-高松
8
-
草壁-高松
5
-
8路線63便
【町営バス】1路線1便
3
-
2.5
4
高松-大島
高松(庵治)-大島
-
3
犬島-岡山(宝伝)
-
7‐8
犬島-豊島(家浦)-直島(宮浦)
-
0-2
犬島-直島(宮浦)
-
0-1
【市営バス美術館線】坂出駅前-東山魁夷美術館 5便
4
-
本島-児島
-
1.5 1路線5便(島内循環)
4
4
-
-
-
8
粟島-上新田-志々島-宮の下
-
3
その他 高松-宇野
-
2.5 【市営バス】
粟島-須田
伊吹島 伊吹-観音寺
-
-
【予約制乗合タクシー】坂出駅前-沙弥方面 3便
高見島 高見-多度津
27
-
5
5
本島-丸亀
する。
図る。
【鬼ヶ島大洞窟行きバス】
1路線6便
16 【小豆島オリーブバス】
7-10
本島-牛島-丸亀
2路線11便(島内循環)
4
-
大部-岡山(日生)
・新たな航路を検討
0-1
6-12
坂手-高松東
粟島
0-2 1路線13便
3.5
坂手-神戸(三宮)
本島
0-1.5 直島場内シャトルバス】
土庄-高松
福田-姫路
沙弥島
5 1路線23便(島内循環) ・輸送力が弱い既存
航路の増便を図る。
1-4 【ベネッセアートサイト
直島(宮浦)-豊島(家浦)-犬島
男木島 高松-女木-男木
犬島
【海上交通】
-
女木島 高松-女木
大島
3-4 【町営バス】
交通対策方針
直島(本村)-豊島(家浦)
土庄-豊島(唐櫃)-豊島(家浦)-宇野
小豆島
島内バス
-
-
4 【市営バス】1路線3便
14
-
-
第 六章
来場者が会場となる島々を効率的に巡れるように、海上交通、島内交通と連携しながら、
モデルコースを設定する。併せて、来場者が各会場をストレスなく快適に周遊することがで
きるような環境整備を行う。
1.案内所における情報提供
ツーリ スト への対応
会場となる島々や高松港、宇野港等に案内所を設置する。各案内所では、作品展示場
所やイベントの案内、交通機関や作品施設での混雑情報など、芸術祭に関する各種情報
を提供するほか、作品鑑賞パスポート等の販売も行い、来場者の利便性の向上のための
マルチステーションとして、おもてなしの心をもってきめ細かなサービスを提供する。
また、芸術祭の作品、施設などに関するバリアフリー情報の提供を行う。
案内所区分
所
在
総合インフォ
高松港
利
用
施
設
高松港旅客ターミナルビル
機
・芸術祭に関する総合案内
メーションセ
作品やイベント、宿泊、交通
ンター
等の芸術祭の関する総合的
な案内を行う。
・チケット、ガイドブック、グッ
ズ等の販売
・外国人からの問い合わせ対応
・県内観光地の案内
インフォメー
宇野港
宇野港周辺施設
・芸術祭に関する総合案内
ションセンタ
宇野港又は直島を中心に、芸
ー
術祭全般の作品やイベント、
直島
宮浦港
海の駅なおしま
宿泊、交通等の案内を行う。
・チケット、ガイドブック、グッ
ズ等の販売
28
能
案内所区分
所
在
島の案内所
直島(本村港)
本村ラウンジ&アーカイブ
直島(琴弾地)
地中美術館チケットセンター
イベント、宿
豊島(家浦港)
豊島交流センター
泊、交通等の
豊島(唐櫃港)
唐櫃漁港周辺施設
案内
女木島
鬼ヶ島おにの館
男木島
男木交流館
小豆島(土庄港)
土庄港周辺施設
小豆島(池田港)
池田港ターミナルビル
小豆島(草壁港)
草壁港ターミナルビル
小豆島(坂手港)
利
用
施
設
機
能
・島内の作品や
・チケット、ガ
イドブック
等の販売
坂手港 ei
(旧 JA 香川県坂手出張所)
小豆島(福田港)
福田港ターミナルビル
小豆島
土庄町アクティブ大鐸
(作品設置場所周辺施設)
(旧大鐸小学校)
大島
大島青松園・眉山亭
犬島
犬島港周辺施設
沙弥島
沙弥周辺施設
本島
本島港周辺施設
高見島
高見港待合所
粟島
粟島開発総合センター
伊吹島
伊吹漁港周辺施設
港、駅等の
中西讃エリアについては、島の案内所の他に、丸亀港、多度津港、須田港、観音
案内所
寺港等必要箇所に案内所を設置し、周辺の観光情報等を提供することで、来場者
の利便性向上を図る。
2.多様なコミュニケーションツールによる情報提供
ガイドブックをはじめ、公式ウェブサイト、スマートフォンアプリケーションなど多
様なコミュニケーションツールを活用して、芸術祭に関する各種情報を効果的に提供す
る。また、アート作品情報、交通機関等の混雑情報及び運行状況など、来場者が必要と
する情報を迅速かつ機動的に提供するとともに、
「かがわ Wi-Fi」と連携するなど、イン
ターネット環境の充実を図る。
29
3.モデルコースの設定
島々に点在する作品を効率よく見学できるように、日程別、テーマ別、季節別にモデ
ルコースを設定する。旅行エージェントと連携し、アートファン向け、あるいは、一般
観光客向けなど、ターゲットに応じたモデルコースを提案する。
中西讃の島については、その会期に関わらず、島々の季節ごとの魅力に触れることが
できる横断的なツアーの造成を働きかける。
各会場では、こえび隊等がアート作品や島固有の歴史、民俗等について説明するガイ
ドツアーを実施する。
4.宿泊対策
1)来場者の宿泊
①
情報提供等の充実
関係観光協会やホテル旅館等宿泊事業者の団体等を通じて、各宿泊事業者に
芸術祭に関する情報提供を積極的に行うとともに、宿泊事業者を対象とした説
明会を開催し、きめ細やかな受け入れ態勢の充実を図る。
公式ウェブサイトや各案内所において、来場者に対して宿泊情報を提供する。
② 割引協力施設等
作品鑑賞パスポートの提示による宿泊料割引等について、ホテル旅館等宿泊
事業者に対して協力依頼を行う。
③ 農林漁家民宿
島の日常の暮らしを体感でき、農業や漁業体験等を通して、島民との交流も
できる農林漁家民宿に関する情報を、公式ウェブサイトやガイドブック等によ
り積極的に発信する。
2)アーティスト、サポーターの滞在・宿泊
民宿や空き施設等の活用を図るとともに、拠点となる滞在・宿泊施設の確保を図
る。
5.外国人ツーリスト支援
海外からも多くの来場が見込まれることから、外国語版のチラシやガイドマップ、案
内サインを整備するとともに、公式ウェブサイトにおいて外国語による情報提供を行う
など、言葉の壁を感じることなく、芸術祭を楽しんでもらえるように取り組む。また、
外国語の通訳を総合インフォメーションセンター等に配置し、外国人からの問合せに対
応する。
30
第七章
来場者の利便性、満足度向上のため、チケット制度の構築や関連商品の開発を進める。
1.チケット
芸術祭の全作品と関連施設が鑑賞できる作品鑑賞パスポートを販売する。併せて、パ
スポートを持たない来場者が、作品を個別に鑑賞するためのチケットとして個別鑑賞券
を販売する。
販売
1)作品鑑賞パスポートの制作
来場者が作品鑑賞料金を施設、作品ごとに支払うことの煩雑さを解消するため、
芸術祭2016会期中有効の作品鑑賞パスポートの制作を行う。
利用者にとって分かりやすく、春・夏・秋の全ての会期中利用できるよう、3シ
ーズン共通パスポートの一種類とする。
また、パスポートの管理及び販売体制の充実を図るため、チケットセンターを設
置する。
【作品鑑賞パスポートの概要】
3シーズン共通作品鑑賞パスポート(春・夏・秋の全会期有効)
※2015 年内の販売開始予定
2)観光・宿泊施設等との連携
パスポート提示による県内観光施設や宿泊施設等における割引を行うなど、連携
を図る。
3)その他
香川県及び岡山県の高校生(特別支援学校の高等部生徒を含む。)には、各学校を
通じて、作品鑑賞パスポートの無料引換券を配布する。また、中学生以下の子ども
たちが芸術祭の作品を楽しく巡ることができるように、子ども向けのスタンプラリ
ー用の台紙をオフィシャルグッズとして製作する。この台紙については、香川県及
び岡山県の小中学校の児童生徒(特別支援学校の小学部、中学部の児童生徒を含む。
)
には、無料で配布する。
2.芸術祭関連商品
来場者のニーズに対応するとともに、芸術祭に因んだロゴグッズや県産品リデザイン
商品を開発、製作し、総合インフォメーションセンター(高松港)やインフォメーショ
ンセンター(直島・宇野港)等で販売を行う。
1)オフィシャルグッズ
芸術祭を巡るための必須アイテムやロゴを用いたグッズとする。
(例)パスポートケース、缶バッジ、Tシャツ、子ども用スタンプラリー券など
2)県産品リデザインプロジェクト
芸術祭2013同様、瀬戸内の名産品に、アーティストやデザイナーによる新し
いデザインを施し、瀬戸内の県産品リデザインプロジェクト「Roooots」として商品
化し、新たな客層への販路開拓を図る。
31
第 八章
芸術祭2016の様々な活動を支えるサポーターとして、ボランティアサポーター「こえ
び隊」や住民、行政機関、民間企業等が、作品の制作支援や開催期間中の運営など芸術祭の
幅広い分野において、協働で取り組むとともに、サポーター組織の強化を図る。
1.ボランティアサポーター「こえび隊」の育成・強化
サポ ーター
芸術祭2010の際に組織されたボランティアサポーター「こえび隊」が、引き続き
芸術祭2016を支えていく。こえび隊の事務局機能を担う「NPO法人瀬戸内こえび
ネットワーク」が中心となり、各種メディアで広く「こえび隊」への参加を呼び掛け、
既に活動しているこえび隊に対しては、継続的な活動の中で、情報の共有や活動経験に
応じた役割を担ってもらうことなどにより、「こえび隊」の更なる育成・強化を目指す。
2.「こえび隊」の活動方針
こえび隊が、島や地域に深く根ざした活動を行うことで、芸術祭開催年やそれ以外の
期間においても継続的な活動を行う。
地域・年齢・立場・ジャンルを超えた人たちが集まり活動できるつながりを作り出し、
さらに登録のみの人、活動に参加している人、積極的に参加している人、それぞれに合
った活動内容を提供し、全体として向上できる目標をもつ。島の活動だけではなく、勉
強会やミーティングを行うことにより、芸術祭の趣旨、こえび活動の趣旨をより多くの
人が共有し、考えていく場を作り出す。
3.地元でのサポーターづくり
地域での勉強会を各所で開催し、新たにサポーターとなる人たちを募る。
また、子どもたちや保護者、教育関係者、高齢者を対象とした説明会や講演会も実施
し、芸術祭への理解を深めてもらうとともに、サポーターづくりにつなげていく。
さらに、県内外の大学等を訪問し、ボランティアへの参加を働きかけるほか、地元で
活躍しているボランティアサポーターとの連携を深めていく。
32
4.サポーターづくりのスケジュール
時
期
サポーター
サポーター
サポーター
活動
会議
募集・登録
2015 年1月
説明会
4月
1回/2月程度
作品制作
サポート
2016 年 1 月
3月
芸術祭
運営サポート
11 月
33
第九章
瀬戸内国際芸術祭にできるだけ多くの個人、企業、団体等にかかわりを持ってもらうと
ともに、芸術祭の安定的な運営のための財源等を確保するため、個人や企業等から幅広く
応援を求める取組みを強化する。
1.寄付獲得の取組み
寄付 ・協賛等
瀬戸内国際芸術祭の趣旨に賛同する多くの個人等からの寄付を募集する。ウェブサイ
トやチラシ等による勧誘のほか、企業・団体等を通じた働きかけ、ふるさと納税制度の
積極的な活用に加え、新たに、クラウドファンディングの仕組みを導入し、県内外の幅
広い層からの寄付獲得を図る。
芸術祭を支援いただける個人の方
直
クラウドファンディング
現金
寄付
現金
寄付
クラウド
現金寄付の
ファンディング
特設サイト
額に応じた
特典を提供
送金
接
現金
寄付
寄
企業メセナ
PayPal
協議会
送金
ふるさと納税
現金
寄付
領収書
直接振込
送金
付
現金寄付の
額に応じた
特典を提供
領収書
直接振込
クレジット
領収書
瀬戸内国際芸術祭実行委員会
現金寄付の
額に応じた
特典を提供
送金
香川県
県からの支援
(特典)
2千円以上:ウェブサイトや図録に氏名掲載(本人希望の場合)
5千円以上:オリジナルグッズの提供
1万円以上:パスポートの提供
5万円以上:イベント等への招待
*クラウドファンディング、ふるさと納税については別途設定
34
2.協賛獲得の取組み
・一般スポンサー協賛
瀬戸内国際芸術祭の趣旨に賛同する多くの企業等に対し、現金、現物提供等による協
賛を働きかける。
・瀬戸内国際芸術祭パートナー
瀬戸内国際芸術祭の趣旨に賛同し自社のCSRに位置付けるなど、瀬戸内国際芸術
祭の運営を継続的に支援する意向を有し、相当額の協賛を行う企業等に対しては、
「瀬
戸内国際芸術祭パートナー」と称し、相互の協力関係を構築する。
芸術祭を支援いただける協賛企業
現金寄付
現金
寄付
現物協賛
特典
現金
領収書
企業メセナ協議会
寄付
領収書
直接振込
現金寄付や
現物
協賛
現物協賛の
額に応じた
特典を提供
送金
領収書
送金
領収書
瀬戸内国際芸術祭実行委員会
(特典)
・瀬戸内国際芸術祭2016に協賛している旨の協賛団体呼称権の使用
・瀬戸内国際芸術祭2016のロゴタイプ、ロゴマークの使用(自社の商品等に使
用する場合を除く)
・瀬戸内国際芸術祭2016の広報用写真の使用(芸術祭の PR に使用する場合に
限ります。なお、著作権保護のため、許可が必要になります。)
・社名ロゴの掲載、掲示
区
分
25万円未満
25万円以上
50万円未満
50万円以上
100万円未満
100万円以上
500万円未満
500万円以上
・その他
35
ウェブページ
協賛ボード、図録
ガイドブック
ポスター
チラシ
社名
―
―
社名
社名
社名
社名ロゴ
(小サイズ)
社名ロゴ
(中サイズ)
社名ロゴ
(大サイズ)
社名ロゴ
(小サイズ)
社名ロゴ
(中サイズ)
社名ロゴ
(大サイズ)
社名
社名
社名
3.企業、団体等との協調
瀬戸内国際芸術祭の運営、作品制作、ツーリスト対応、ボランティア活動、誘客、P
Rなど幅広い分野で、様々な企業・団体との協調を図る。
36
第十章
27年1月
1
全体
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
28年1月
2月
3月
4月
芸術祭2016
春
詳細計画策定
■
実施計画策定
■
6月
7月
8月
芸術祭2016
夏
芸術祭開幕
■開会式
公募アーティストの募集
2
アートプロジェ
クト・イベント
地元調整
アートサイト運営
作品制作
会場イベント展開
招聘アーティスト、作品プランの検討
参加作家発表①
スケジ ュール
キックオフイベント
■
香川
3
企画発表会
■
東京
■ メインビジュアル、ロゴ、ポスターの発表
広報・誘客
活動
連携イベント展開
■ 参加作家発表②
企画発表会
■
大阪
直前広報展
東京
海外プロモーション
プレスツアー、メディア向け情報発信、取材対応
越後妻有「大地の芸術祭」でのPR
ART SETOUCHI春でのPR
ART SETOUCHI夏でのPR
ART SETOUCHI秋でのPR
公式ガイドブック発売
■
内覧会
■
海上交通調整
4
交通
島内交通調整
モデルコース設定
案内所準備
5
案内所設置
ガイドマップ製作
ツーリストへ
の対策
旅行エージェントへの情報提供
旅行エージェントへの情報提供
旅行エージェントへの情報提供
サイン整備
こえび隊募集活動
6
募集説明会等
サポーター
作品制作支援
■
作品鑑賞パスポート詳細発表
7
販売
チケットセンター準備
企業等に対する協賛要請・個人寄付等の募集
8
寄付・協賛等
■ 企業メセナ協議会への認定申請
運営支援
パスポート
実券(前売券)販売開始
■
■
作品鑑賞パスポート販売発表
チケットセンター開設
リデザイン県産品
リデザイン県産品
リデザイン県産品
参加業者公募
デザイン公募
デザイン決定
グッズ
■
販売開始
9月
10月
11月
芸術祭2016
秋
芸術祭閉幕
閉会式■
審査
■
37
5月